真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2010年05月01日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


今日の画像は、住まいの近くにある藤棚の「うつくしき姿」を撮影したものだ。

この野田藤は、その螺旋の蔓の巻き方が、朝顔などの一般的な蔓科の植物とは「逆」というところが印象的である。(ちなみに、同じ「藤」でも「山藤」の巻き方とも逆となる。)

その蔓の巻き方に、「右巻き」と「左巻き」という表現があるのだが、日本式と西洋式ではその巻き方の解釈が逆となるために混乱が生じているようだ。

例えば、植物の蔓の巻き方を見る際に、その「蔓巻き螺旋」を下から上に向かって(植物の成長の根元から先端の方向に)見るか、あるいは上から下に向かって見るかで、つまりそれを観察する視点の位置によって左右が「逆」になってしまうところが、混乱の原因ともいえよう。


そこで、たまたま本日のネット検索で知り得た情報によれば、一般的に蔓科植物は北半球では右方向に巻き、南半球では左方向に巻き付くのが「自然の法則」だということである。

より具体的には、地球の北半球で成長する蔓科植物の蔓は、その成長の根元部側から見て、時計方向(右巻き方向)に巻回しながら成長する。一方、地球の南半球で成長する蔓科植物の蔓は、その成長の根元部側から見て、反時計方向(左巻き方向)に巻回しながら成長する。

興味深いことにこのような相違は、地球の自転による遠心力に起因すると考えられているそうだ。


以上のことから、日本式の蔓巻き解釈において「左巻き」とされる「野田藤」は、蔓科植物は「右巻き」が主流の北半球においては特異な種であって、もしかするとその原産地は南半球かもしれない・・・などと想像を逞しくした今日この頃である。




2005年 7月11日・「ラセンを考える」
2006年 1月22日・「右ラセンの神秘」
2006年 5月14日・「注連縄のラセン」

2007年 4月14日・「葛藤の意味合いから」
2007年12月10日・「和合とラセン上昇」
2007年12月19日・「右回転は反重力」
2008年 4月27日・「右回転の上昇へ」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年05月01日 19時44分55秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

サイド自由欄

《 立体工作のご案内 》「綿棒」で立体を作ってみよう!
http://plaza.rakuten.co.jp/opektal/diary/201209180000/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆【YouTube】『スケルトン立体』を作って楽しもう!
No.1…《綿棒工作》の「準備編」(以下のURL)
https://www.youtube.com/watch?v=uAtddr1KZWU&t=216s
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎【Facebook】(以下のURL)
https://www.facebook.com/yuichi.yamamoto.10485
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*livedoorブログ(造形作品の紹介など)
http://blog.livedoor.jp/tyctm237/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎連絡先
tyctm237★yahoo.co.jp
(ご連絡の際は★を@に)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: