真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年02月10日
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その全体としての形態は、5角形と6角形の二種類の面構成からなる「準正32面体」で、一般的には「サッカーボール」として馴染み深い形である。

一体全体・・・その内部構造はどうなっているのだろう・・・ということで、設計図のないままに何度も模索を繰り返し、まさしく手探りで辿り着くことのできた、私にとっては思い出に残る傑作である。

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次のこの銀色の作品で、この度の新春の美術展に出展した最後の作品紹介となるが、これは『玉響(たまゆら)』(陰)と題した造形で、全体としては大きな「正20面体」の軸線構成となっているが、上述の金色の作品と同じ系統の造形表現ということができる。

同じ系統とはつまり、全部で12頂角を備えた「銀色の作品」の、5本で構成される各頂角を全て取り除けば、「金色の作品」と同じ形状となるからだ。

また、この陰陽2つの造形の一番内側にある形は同じ「正20面体」なのだが、その内側から外側に向かって組み上げる構成法がそれぞれ違うことから、全体としてこの2つは全く別の異なる形状に見えてしまうところも興味深いところである。

その区別を「粗密」という言葉で例えるとするなら、『玉響(陰)』の銀色の作品が〔粗〕にして、『玉響(陽)』の金色の作品が〔密〕ということができよう。


ギャラリーに訪れた人々のなかには、この「陰」と「陽」の双方の作品に直接触れながら、それぞれの造形との「ひびきあい」の精妙な違いを明確に感じ取られた方も数名おられて、その種々様々で感受性豊かな捉え方に、すぐ側で解説しつつ観ていた私も・・・ひとりひとり「十人十色」のとらえかたがあるものだ・・・と、深い感銘を受けた次第である。





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最終更新日  2017年10月08日 01時52分59秒


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