真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2021年08月18日
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私の出生地であり、現在も生活の場の名称である現・山口市の市内にある「小郡(おごおり)」という地区名。この地区の中心部に、今回の個展会場である「山口市小郡文化資料館」は存在する。

2005年までは山口県吉敷郡の「小郡町」だったが、同年10月1日に山口市との新設合併によって同市の区域となり、地区名も山口市小郡となって久しいのだが、もちろん未だ「小郡」という地名に強い愛着を持っている。

そこである時期、「小郡」という地名の由来について徹底的に調べたのだが、どんなに古い資料等を参照しても判然とせず、
時に、以下に紹介する書籍との遭遇があり・・・「小郡(おごおり)」という地名は、天体の「南十字星」に由来する・・・との見識を得たのであった。

※関連記事・・・​ 「南十字星」と「小郡」の関係、そして・・・

※関連記事・・・​ 〔小郡⇔南十字星〕の伝承より

さて今回の冒頭画像は、展示会場の南方の壁に、”南天の星々”を代表し「南十字星」(赤系の立体群)と「うみへび座」(上方の緑系の立体群)を演出したものである。



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​ ​☆ 星の伝説と「小郡」という地名の由来​​
山口市内の「小郡(おごおり)」という地名の由来を、古くは当地から見て ​​ ​​​南天の夜空に輝いていた「 南十字星 」とする見方があります。
これに関して、古代氏族の物部氏から続く代々「暦法」を生業とした家系の 真鍋氏による著作 『 儺の國の星 』真鍋大覚 著(福岡・那珂川町 発行)によると 山口県のここ「小郡」という地名は、南天に輝く「南十字星」を古くは「日向星 (かふりのほし)」と呼んだことに由来するという伝承が記されていました。
そして、なぜ 「南十字星」を「かふり」と呼んだかについては、古代の女性が 頭上に布を置き、これに荷物をのせて運ぶ習慣があったことを挙げています。
加えて…古代人は 偉大なる火山群の噴煙を南方の空の下に望み見て、「南十字星」 の上の三角形と並べていたのかもしれない…との記述があったことから、県央部 「小郡」から見てほぼ真南に位置する「由布岳( 標高1,584m) 」と、この 「豊後富士」とも称される秀麗な活火山の山上にかかる(かぶる) 「南十字星」 の風情が重なることから、この地域(旧・吉敷郡の南域で明治以前は「 小郡宰判」 と呼ばれていた)が「小郡」と呼ばれるようになったと類推できます。

おそらく「南十字星」を意味する「かふり」に、これを称える接頭語の「お」を
添えて「おかふり」の発音となり、最終的に「小郡」という漢字が充てられて 「おごおり」という発音が定着していったのだと思います。
夏の夜空を見上げて、ふるさと「小郡」の地名が、かつて南天に見えていた 「南十字星」に由来していたことに、思いを馳せてみませんか。





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最終更新日  2021年08月19日 02時47分27秒


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