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まる土の残したタロットカードは種類すべてそろっていますがプラスの意味とマイナスの意味があってどうしてもマイナスの意味をいうよししてしまいます思えば怖いことです
2025.12.02
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昨日の日記に戴いたひめようこさんのコメントへの返答に、歌人吉井勇の かにかくに祇園は恋し寝るときも枕の下を水の流るゝの元の詠みは如何だったかな?と谷崎潤一郎の「京乃夢大阪の夢」(昭和25年4月1日、日本交通公社出版450円)を手元で繰りました。「磯田多佳女のこと」という項は46頁も割いて居り、漱石との心の食い違いや当時の作家との交流も詳しく書かれています。多佳女に続く最終項は昭和22年度の潤一郎の日記が掲載されています。その4月27日の辺りから再々登場されるのが奥村富久子さん。 奥村富久子さんは知る人ぞ知る観世音流能の一人者ですが、亡父・亡母新婚時代からの知人で、その繋がりでおりくも年賀状のやりとりをさせて戴く間柄です。また一昨年前、法然院での能・地唄の発表会にはお招き戴きました。今年頂戴した年賀状にはハガキを横向きに、左にご子息南條長柾作の小面(花)の写真、右から左へと迎春の筆致も若々しく、「大福やえにし嬉しき歌の友」(富久女)の句が墨痕瑞々しく書かれてあります。南條秀雄氏との共著「花乃むかし」(中央公論社)も戴いているし、某新聞社に投函された一文に見る、若き日のラブロマンスにある情熱の迸りを思うにつけても、青春を忘れない限り年齢を超えた万年青(オモト)で居られるものなンだと学ばせて戴きました。
2008.02.17
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