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〇10数年前の記事を再現しますと、 昨日5日は大祭のテープ起しを取りまとめ25×23の原稿用紙12枚凡そ7000字に直して出版社へ発送しました。ここでの日記を済ませていた積りが、どうやら忘れていたようなので、取りあえず、11月に詠んだ拙句を拾ってみます。 敗荷(ヤレハス)や一茎武蔵坊弁慶廻りは矢折れ刀突き刺さったような朽ち蓮の中、一茎のみすくっと屹立したものがあって、それを含めた全体像が弁慶の立ち往生を想起させました。 小春日の影踏みごっこセピア色子供の頃に道路で戯れた影踏みっこ。 朝露は観音さまのイヤリング 陸奥の紙漉く女の篤き背ナ 郁子(ウベ)の実や長女古風な顔立ちで 御仏の玉章宿る草の露 綿虫やB型気質見え隠れ 村社へと急く抜け道や雪ばんばこれも綿虫・雪蛍のこと。 三叉路の澱(ヨドミ)も暮るる雪蛍 箒の手休め處に花八手この句は例会での主宰の評を参考に改めて詠んだものです。
2025.12.04
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〇父が古本屋で200円で購入した「新版 おうむ石」という文庫本大の本。これは歌舞伎雑誌「幕間」発刊の和敬書店のもので、昭和25年の初版から8年後の第3版 100円。内容と言えば、歌舞伎名せりふ38集で、私が空で言えそうなものは、弁天小僧「弁天娘女男白波」、お富与三郎の「與話情浮名横櫛」、お嬢吉三「三人吉三廓初買」、助六「助六由縁江戸桜」(三浦屋格子先の場)などですが、今思い返すと自分の結婚式の披露宴の余興として新郎の私が、この助六の声色で啖呵を切った記憶があります。こういうセリフ集は風呂の中で時々口遊んで居れば、忘れないものです。この他、浄瑠璃38、清元7、常盤津6、長唄6、小唄38編が載せられています。長唄:娘道成寺の<花のほかには松ばかり~>で始まる出だしも好きですし、「新口村」の 落人の色香かくせど梅川が凍える手先ふところへ暖められつ暖めつ二十日あまりに四十両つかひ果たして二分のこるしのぶ故郷新口村>や鳥辺山の<たがひに肌は白無垢を生中染めて紫の恋といふじに身を捨小船派手な浮名を鳥辺野に月を宿せし草の露>など心中ものは聴く者の紅涙を促しますね。 〇
2025.12.03
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まる土の残したタロットカードは種類すべてそろっていますがプラスの意味とマイナスの意味があってどうしてもマイナスの意味をいうよししてしまいます思えば怖いことです
2025.12.02
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〇某年某日、家内の実家の押し入れを整理していたところ、数冊の茶道の書物がありました。家内の甥っ子二人の了解を得て、掲題の立派な書物を持ち帰りました。 点心というのは、お茶席を始める前に少し腹ごしらえの膳のことで、利休時代の茶会では 汁菜 ナメススキ(ねずみ茸) 鮭焼き物 黒メ(昆布に似た海藻)など、ごく質素なものだったようです。現在では、三が日、お初釜、十日戎、成人式、松過ぎの蕎麦、節分、初午、涅槃会、夜話、雪見、観梅、雛祭、春鵠、大石忌、卒業式、潮干狩、彼岸会などの春行事。やすらい祭、花見、二軒茶屋、壬生念仏、野あそび、初風炉、端午節句、野点葵祭、卯の花、鵜飼ひらき、若鮎、貴船、時鳥、梅雨、蛍狩り、七夕・・・。美しい膳の一つ一つを、ご披露したいのですが、板前・料理長の凛とした心映えが伝わります。
2025.12.01
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