読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2009.03.12
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カテゴリ: 小説
インターセックスと英語で聞けば、明るく清潔なイメージがあるけれど、

あるいは古い小説、それもあまりおおっぴらに読めないような隠微なイメージ?
オリンピックで、染色体異常として出場を取り消されるって聞いたことがある?

そんなイメージしか持っていなかった私は、ほんとうに無知でした。
皆さんはいかがですか?
この本は、インターセックスを主題にした、医学小説です。
この本で、インターセックスの新生児が、年間1千人弱も生まれているということを、初めて知りました。
障害者は、さまざまな支援を受けて生きているけれど(当事者からすれば異論もあるかもしれませんが)インターセックスの人は、障害を隠し、まるで悪いことをしているかのように、息をひそめて生きています。しかも、何度も手術をくりかえし、苦痛に耐えながら。



この小説は、後半はミステリー仕立てになっていきますが、そっちの方は、最初から見当がついていたので、さほど驚くということもなかったです。
主人公の女医が、34歳独身、熱血漢でクール、女優かモデルかというくらいの美女なんですけど、あまりにもでき過ぎだなあと思いつつ読みました。
けど、最後には・・・・というのは、ネタばれになるので、書きません。

インターセックスの人への偏見をなくすためにも、皆さんにこれを読んでほしいです。


インターセックス





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Last updated  2009.03.12 14:53:21
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