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2007/01/15
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カテゴリ: 政治
ニッカン・ゲンダイが山崎拓さんの訪朝について、北朝鮮の地下資源の利権がからんでいると書いています。

いろいろネットを探索してみましたが、北朝鮮には、レア・メタル、マグネシウム、鉄鉱石、黒鉛などの地下資源が豊富にあるのだそうです。
特に、タングステンについては、世界総生産量の85%を中国に握られているために、米国も北朝鮮の有望なタングステン鉱脈に強い関心を持っているのだそうです(劣化ウラン弾は放射能汚染の問題があり世界の批判が強いので、やはり固いタングステンで爆弾を作りたいらしい)。
これらは、日本が朝鮮半島を植民地化している間に既に調査済みなのですが、金政権誕生後、北朝鮮の経済力不足のために開発が止まってしまっています。

鉄鋼石や石炭については、中国企業がどんどん中国国内に運び込んでいて、それに対抗して、韓国企業も金剛山周辺で産出される黒鉛の開発に乗り出している(金剛山観光開発は表向き)そうです。
日朝間で拉致問題を抱え、北朝鮮が核兵器開発を行ってもなお、中国、韓国、米国が今ひとつ煮え切らない態度をとるのも、北朝鮮の地下資源目当てなのかも知れません。

また、日朝間で拉致問題を解決し、日本と北朝鮮が直接経済関係を強めてしまうことに対して、米国は神経を尖らせていて、小泉訪朝にもブーイングを送り、安倍政権には対北朝鮮強硬政策を採らせているのだそうです。
安倍政権成立後、安倍首相が米国よりもむしろ、中国・韓国との関係改善を図り、さらにヨーロッパとの改善を図っている裏には、北朝鮮と直接関係改善を図る根回しの意味があるとも言われているようです。
さらには、安倍政権は、特使を北朝鮮に送って、日朝対話カードを切る方向でも進んでいた、と、ニッカンゲンダイ書いています。


というわけで、安倍政権が直接北朝鮮と交渉を始める前に、妨害に出てきた、というのが、米国高官の仲介によって山崎拓さんが訪朝した目的であり、安倍政権がカンカンに起こっている理由、というのが、ニッカン・ゲンダイの論旨だと思われます。

以上は、元外務官僚の人が言っているに過ぎない話なので、私には合点がいきませんね。
むしろ、北朝鮮の地下資源が狙いなのだとしたら、山崎拓さんを北朝鮮に送り出したのは日本の財界のような気がします。
新日鐵が、省エネ技術の移転と見返りに、京都議定書の地球温室効果ガスの中国排出権を取得する、というニュースが出ています( こちら を参照)。
多分、拉致問題なんてどうでもよいから、安倍政権が北朝鮮に対して強硬政策を採っている間に中韓米に利権を奪われてしまわないように、地下資源だけを確保してこい、というのが、財界の要求なのではないでしょうか?
もっと深読みすると、国民的関心事の拉致問題に前向き(安倍晋三さん、ポーズだけで私はやる気がないと思っていますが)の安倍政権は、拉致問題や核問題では強硬な姿勢をとりつつ、経済面では柔軟路線で行こうという「二元外交」を目指していて、表面的には山崎拓さんに渋い顔をしつつ、実は、山崎拓さんを派遣していたのも安倍政権だった、ということもあり得るような気がします。

山崎拓さん、北朝鮮で誰と会ってきたのかも明かさないので、何にもわかりません。
拉致問題や核問題の話しも当然してきたと思いますが、北朝鮮の経済関係の人、資源開発関係の人と会ってきているのかも知れません。
山崎拓さんが言っていることは、拉致問題では全く進展はない、ということです。
拉致問題では何ら進展はない、北朝鮮はひどい国だ、と、日本国民に思わせて、拉致問題解決を諦めさせる方向に誘導し、実は地下資源確保の裏交渉を行った、というのが、山崎拓さんの訪朝の真相、というのは私の下衆の勘ぐりですかね?



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最終更新日  2007/01/15 10:01:42 AM


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