イヌときどきネコ

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Mar 13, 2005
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さて、先日フードのお話を少ししましたが、今日はその続きを書きましょう。
今日は、イヌやネコの年齢のステージをいくつかの段階に分けて、ステージ毎のおおまかな食事の与え方について書いてみます。

まずは、離乳期~生後半年頃までの間。
なぜ生後半年なのかというと、イヌもネコもちょうどその頃に体格がほぼ決まり、一日の必要カロリーが大人並みに変化してくる頃だからです。
でも、きっかり半年で、という事ではなく、ちょうど同じ頃にほとんどの乳歯が永久歯に生え変わりますが、犬歯以外全て生え変わった頃から犬歯も生え変わってしまうまでの、生後5ヶ月頃~7・8ヶ月頃の間です。

余談ですが、シー・ズーやチワワ等の小型犬・超小型犬などで、もしも生後10ヶ月を過ぎても乳歯が残っている場合は、それは「乳歯遺残」の可能性がありますから、かかりつけの獣医さんに相談したほうが良いでしょう。

生後半年頃までは仔犬・仔猫の成長は著しく、毎日目に見えて大きくなっていく時期でもありますし、その分とてもたくさんの栄養を必要とする時期でもあります。
まず、大人用のフードでは、ほとんどの場合カルシウムなどが不足してしまいますので、必ず仔犬・仔猫用のフードを与えるようにしましょう。
そして与え方ですが、生後3週間~1ヶ月の頃のいわゆる離乳時期には、たいていはお母さんと一緒でしょうから、子供達がお母さんの食事に興味を持ち始めたらひとつまみのドライフードをお湯でふやかして、ドロドロにしてから与えてみてください。

完全に離乳してしまい、フードだけを食べるようになったら、そのフードの一日に与える量を目安に(だいたいは袋の裏に書いてありますね)一日量を3~5回に分けて与えるようにするといいでしょう。
何故ならこの時期、とても良く食べるのでドライフードだとあっという間に食べ終わってしまいますが、このドライフード、一旦おなかに入ってから水分を吸収して急にかさが増えるために、食べた後で食べたものを吐き出してしまったりするからです。
吐かないまでも、まだこの時期の胃腸の機能は十分ではありませんから、一度にたくさん食べてしまうと消化不良から下痢を起こす事もあります。
もしも一人暮らしの方など、お昼に与えるのが不可能な場合は、ちょっと頭を捻ってもらって、朝起きてから1回、2時間後くらいに仕事に出かける直前に1回、帰ってきてから1回、10時頃にさらに1回と、これでも4回は与える事ができます。
まぁ、理想で言えば、できれば食事の間隔は最低3~4時間は空けたいところですけどね。

生後半年を越える頃には体つきや顔の表情なども、よりネコらしく、よりイヌらしくなってくるでしょう。
だいたいはこの時期になると、あの爆発的な成長もとまり、身体のサイズもほぼ決まってきます。
そうなると、これまでのように大量の栄養を必要としなくなるため、急に食欲が落ちたようにみえるかもしれません。
その時に、食欲が今までの半分程度になったように感じられても、それ以外は普段どおり元気なら、そのまま1回に食べ切る量を、イヌの場合は1日2回、ネコの場合は1日2~3回与えるようにするといいでしょう。
この頃にフードの種類も大人のフードに切り替えていきます。
一番やってはいけない事は、食べないからといって無闇やたらに様々な食べ物を与えてしまう事です。

そしてその偏った食事、偏った栄養バランスが、後々に重大な老齢病の引き金になってしまう事もあるんです。
食事の量は、確かに最もわかりやすいバロメーターのひとつですが、決して「食べてるから平気」でも「食べないと不安」でもないんです。
動物は、ほとんどの病気で一番最後に、症状が悪化しきった頃に食欲がなくなる事が多いです。
当然その頃になると、元気がなくなったり吐いたりと他の症状も出ていますから、急に食欲がなくなった場合、まず他に異常はないかよく観察して、何か気になることがあれば、かかりつけの獣医さんに相談されるのが賢明でしょう。
食事の量だけを頼りにご自分で判断するのはとても危険ですし、なにより「本当に病気だった場合」やはり異常を感じたらすぐに診察を受けたほうが、病気の治り方も違ってきますからね。


しかし、その子の生活習慣や活発な性格かどうかなどで、一日に要求されるカロリーや食事の量は日々変化すると思っていて下さい。
よく遊び、動き回る子や、何か特別な運動をさせている子などは普通よりもたくさん食べますし、おしとやかな子やぐうたらな子は逆に、一日に必要なカロリーは減っていきます。
また、その日その日で、人間と同じく特にどこか悪いわけじゃないけど今ひとつ食欲がない、なんて日も出てくるのが成年期です。
きちんと定期的に健康診断を受けているなら、そのような時も慌てず「今欲しがる量」だけを与えて1日様子を見てみるのも良いでしょう。

良く、病院に来られる、特に室内犬を飼っている飼い主さんから「ごはんをほとんど食べない。どうすれば良いか」と尋ねられます。
でも、よくよくお話を伺ってみると「おやつは喜んで食べてくれるんですけどねぇ」と。
ペット達にとっては「おやつ」と「ごはん」の分別はありませんから、美味しい「おやつ」という名のエサを毎日もらえる環境なら、不味い「ごはん」には手をつけなくなってしまいがちです。
でも、何かご褒美をあげたいという気持ちは良くわかりますし、私達が食事をしている時に愛くるしい表情でじっと見つめられると堪らなくなるのも判りますから、そういう時用に、小瓶に普段のフードを小分けしたものを食卓等、特別な場所においてみてはどうでしょう?
多少、犬猫用の脱脂粉乳などをまぶしたりして「特別」を演出するのも良いでしょう。
で、普段の食事以外に何かを与えたくなった時にその「特別な小瓶」から2~3粒取り出して与えてみるのも、良いかもしれません。
今まで普通におやつを与えていた人は、おやつを与えた日はその分、普段の食事の量を減らしてカロリーの調節をするように心がけましょう。

また、食事は食べ終わるまで出しっぱなしにしておかない事です。
イヌにしろネコにしろ、1回の食事にかかる時間は遅くても10分から20分程度ですから、毎回食事を出して遅くても30分後には飲み水を残して食べ物は片付けるようにすると良いでしょう。
特に雄のネコに顕著ですが、いつでも食べれる環境にあると、一回の食事の量が極端に減り、食べる以外はずっと寝ていたりしますから、どうしても太りやすくなります。
いわゆる「食っちゃ寝」ですね。
よくテレビで見かけませんか?
同じネコの仲間のライオンが、狩りの時間以外はだらだらと寝そべっているのを。
あれは、常に食事にありつけるわけではない自然環境の中で、エネルギーを効率よく使うために本能的に取られる行動なのですが、ネコにもそれが当てはまります。
ネコもライオンも、基本的に狩りをする時は単独で行動しますし、普段から集団行動をしませんから、イヌ科の動物に比べるとどうしても食事にありつけない日も多くなりますし、集団の中でのスキンシップもさほど必要としないため、食べ終わったら次の狩りに備えて寝てしまうんでしょうね。
自分中心とでも言うのでしょうか。
なので、いつも食事にありつける家猫の場合は、常に食べれる状況に育つと、小腹が空いたらちょっと食べては寝る、の繰り返しになりがちです。

毎度の事ながら文章が下手で、読みにくくてすみません。
随分とはしょって書いたつもりですが、それでも長くなりすぎたようですので、老年期と病気の時の食事についてはまた次回に。





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Last updated  Mar 13, 2005 02:23:35 PM
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