イヌときどきネコ

イヌときどきネコ

PR

Profile

Yasichi

Yasichi

Favorite Blog

アニマル通信 アニマル007さん
チワワンにゃん れおにゃんさん
もなかの庭 ゆきもなかさん
maria's room 爬虫… Muchittoさん
カニスキ的楽天 chao-chanさん

Category

カテゴリ未分類

(30)

病院でのできごと

(21)

うちの猫様

(0)

Comments

Yasichi @ Re:数年振りの更新とご連絡(12/04) フレンチブルのハナさん ----- ようこ…
フレンチブルのハナ@ 数年振りの更新とご連絡 いままでありがとうございました。先生の…
Yasichi @ Re:先程はありがとうございました。(12/04) コタロウの父さん ----- 早速の訪問、…

Freepage List

Mar 16, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、イヌやネコも老齢になるとめっきり足腰が弱くなり、歯周病などが悪化して抜け落ちてしまったりします。
では、老年とはどれくらいからでしょう?
個体差もありますしはっきりと○歳からとは決め付けられませんが、私は経験的に心臓病などの老齢疾患が発見されはじめる7~8歳頃から、徐々に老犬・老猫用の食事に変えていってもらうようにお話しています。
前々回、イヌやネコはあまり噛んで食べないというお話をしましたが、これは年を取ってからも変わりません。
例えばきれいさっぱり全ての歯が抜けてしまったネコでも、ドライフードでもさほど不自由なく食べます。
逆に、年を取ってくると粗食で馴らしていても偏食というか、食べ物に対する好みが現れてくる事が多いようです。
たとえば、ネコなら○○のドライフード(カツオ味)しか食べないだとか、カツブシがかかってないと何を与えても食べないだとか。
そういう事が見受けられたなら、特に栄養上の問題がなければ好きなものを与えるようにして構わないと思います。
ただし、イヌもネコも老齢になってからの塩分の取りすぎはそれぞれ心臓病・高血圧・腎臓病などの要因にもなりますし、むやみに負担を増やしてそういった病気の発症をうながしてしまう事にも繋がりますから、食べるからといって何を与えても良いという事ではありません。

最近は老犬用・老猫用のフードも開発されてますから、もしそういったフードを食べてくれるなら言うことはないですね。
もしくは、それまで粗食で飼ってこられたなら、老齢用フードに低塩分の缶詰を少量、まぶすようによくかき混ぜたものを与えると、当然今までよりも格段に美味しくなるのでよく食べてくれるようになったりします。
 ※この場合の粗食とは、あまり味付けの濃くないもの、またはドライフードと思ってください。
また、まぶすための少量の缶詰(小さじ1杯~中さじ1杯程度)を電子レンジで10秒ほど温めてあげると食欲をそそられるのか、よく食べてくれるようにもなります。
他にもイヌ・ネコ用の脱脂粉乳を少量のお湯で溶いたものをまぶしてあげたり、ある程度温かい食事は香りも立ち、普段よりも食べてくれたりします。
また与える量も、活動もずいぶんとおとなしくなっている頃でしょうから、当然、一日に必要とするカロリーがさらに減ってきますので、場合によっては例えば小型犬なら一回にドライフードで大さじ1杯程度しか食べなくなるかも知れません。

歳をとってきて歯周病などがひどくなってきたりすると、食べ物が歯に当たるたびに鋭い痛みがあるので、食べたいけど食べれないという事が起こります。
イヌなら、普段元気で食事を催促するくせに、いざ食べだすとすぐに食べるのをやめてしまったりとか、ネコならごはんの入ったトレイの前でじ~っと、ご飯を食べたそうに眺めていたりとか、食べている時にしきりと涎を出しつつ顔を振ったり、そういった光景が見られるなら、まずその子の口の臭いを嗅いでみてください。
歯周病が進行していくとかなり口が臭くなりますから、実際に悪くなった歯を見つけれなくても、そういう場合はかかりつけの獣医さんに一度診てもらうと良いでしょう。

食事とは直接関係なさそうですが、特にイヌの世界で「痴呆症」という病気が見られつつあるようです。
ほとんどは老齢性の病気で、代表的な症状として

・夜中に起きだして周囲を徘徊したり、しきりに吼えたり鳴いたりするようになる
・やたらと食欲が出てきて、あればあるだけ食べてしまう
・暴食のわりにきれいなウンチをする
・散歩の時にトボトボと元気がなく、まっすぐ歩けなくなる
(本人は歩いているつもりのようだが、だんだん決まって同じ方向へ斜めに進んでいく)

・方向転換ができなくなり、どこか角までいくとそこでじっと立っている
などなど。
このような症状に心当たりがある、または気がつかれている場合は、気になる症状を詳しくメモしておいて、メモを持参で獣医さんに相談されると良いでしょう。
ただ、まだまだ獣医師の間でも治療法が確立された病気ではないので、その治療には根気と忍耐が必要になります。
以前、巷で良く耳にするようになった健康食品のDHAやEPA入りのサプリメントを与える事で、脳の活性化を促進させてイヌの痴呆症の改善に役立つという報告がありました。
今では人用でも「老化防止サプリメント」などとして発売もされていますし、それ以外でもさらに突っ込んだ治療薬の開発もされています。
ただし、そういったサプリメントを与えていれば必ず治るわけではありませんから、与える前に獣医師の診断は必要でしょう。
例えば似たような症状をとる病気に脳内の腫瘍や肝臓の病気など、類似症の可能性もありますから、そういった事も含めてしっかりと診察を受けるようにしましょう。
ま、サプリメントでしたら与えて悪い事はあまりありませんけどね。
それでも、獣医さんに相談される場合は必ず「今何を与えているか」を全てお話するようにして下さい。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Mar 16, 2005 03:44:24 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: