ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 27, 2008
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 月に一度、ニューヨークリンカーンセンターで日曜の朝に催される「モーニングコーヒーコンサート」シリーズ。休憩なしの一時間一本勝負。


www.nicolabenedetti.co.uk nicolabenedetti.JPG

 ブラームス:スケルツォ楽章(FAEソナタより)
 ブラームス:ソナタ3番
 サン=サーンス:序奏とロンドカプリチオーソ
 ラヴェル:ソナタ
 (アンコールは「タイスの瞑想曲」)

 堅実な演奏というのが第一印象。音が硬くて輪郭がハッキリとしていた。特に1曲めのブラームス「ファラミの歌」。
 ラヴェルのソナタも、一音一音、流されずにキチッと弾いてて、ピチカートも痛々しいまでに気合いが入ってた。


 ……なんて偉そうなことを書いてしまったものの、実のところは彼女の美貌に悩殺されてしまい、音楽的なことはあんまり覚えてなかったりするのも事実(笑)。胸元といい背中といい、激しくお肌を露出なさってたし。

 彼女と対照的だったのがピアニストのアレクセイ・グルニュク氏 Alexei Grynyuk。学級に一人はいるタイプ。長髪に眼鏡で、地味な風貌なのは否めない。

 ニコラ嬢って、ビボーを武器に世界を席捲する女王様キャラなのか思いきや、立ち振る舞いは実に謙虚。舞台上から観客に律儀にご挨拶。ぶりぶりブリティッシュな話し方。

 終演後には、隣接するギャラリーで演奏家を囲んで簡単な懇親会が開かれるのもこのシリーズの魅力。僕は午後にオケの本番を控えていたので泣く泣く退散した。

(於: ニューヨーク、リンカーンセンター内ウォールターリードシアター)





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最終更新日  Jan 30, 2008 09:21:13 AM
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