ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 27, 2008
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 今日はピアノで「トロイメライ」なぞ練習してみた。この曲をさらうのは四半世紀ぶり。当時はただがむしゃらに弾いてて何がなんだかわからなかったけれど、改めて譜面を見てみると、いかにもシューマンのピアノ曲って感じ。感動。

 例えば、この曲を四つの声部に分解して弦楽四重奏に編曲したらどうなるか。考えるだけで頭痛がしてくる。各声部は決して難しくはないはずなのに、感情移入してテンポを揺らそうとすると合わせるのが大変そうだから。

 シューマンって、ピアノを弾く人じゃないかぎり身近に感じにくいのでは。

 僕が過去にバイオリンで挑んでみたシューマンのいくつかの室内楽曲は、どれもスコアなくしては合わせの練習がしにくいものばかり。結局仲間どうしで喧嘩になってしまう。ブラームスのほうがずっと弾きやすい。
 強拍が1拍めに来ない楽章が必ずひとつはある。一拍ずつずらして譜面を書き換えればずっと弾きやすくなるのにといつも思う。今は市販のソフトでそうゆう編曲もできる時代なはず。←こら

 今回久しぶりに楽譜を見てみて、「トロイメライって、四拍子だったんだー」と初めて気がついた。←おい

 どのように記譜されてるか、どこに小節線が来てるかをあんまり意識しすぎないほうがいいのかもしれない。ゆるぅーく分解しちゃって、ジャズ風にすると意外に面白いことを発見。

klazz bros.jpgシューマン「こどもの情景」ほか by Klazz Brothers


 今年は全くと言っていいほどシューマンを練習しなかったけど、来年は是非挑戦してみたい。


追記 : 愛国心あふれるアメリカ人さんたちの間では、シューマンと言えば、ロベルトじゃなく、ましてクララでもなく、現代作曲家のほうの、なんとかシューマンさんを指すことがある。って、それもどうかと。





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最終更新日  Dec 27, 2008 09:45:56 PM
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