ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 7, 2018
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カテゴリ: 映画、テレビ
「煙草の匂いのシャツにそっと寄り添うから」(評価 ★☆☆☆☆ 一つ星)

 公式サイトは http://oh-lucy.com/
 日本人中年女子らがアメリカ西海岸に押しかけ、白人男子とあーだこーだもめる物語。

<感想>
 こうゆう映画、ぼくは苦手。主人公の行動があまりに痛々しく危なっかしいので見てられない。同じ日本人として応援したいというよりかは恥ずかしい。どっと疲れた。
 笑える映画にしたいのか、ほのぼのさせたいのか、何か教訓めいたものを提示したいのか(←「白人男子にご用心」みたいな)、とにかく中途半端。
 ぼくだけぢゃなく海外で暮らしてる人というものは、事情は異なれどみんな(特に最初は)苦労し、ときには寂しさや郷愁に頬を濡らし、さらには身の危険を感じたり人種差別されたり、辛いことも多い。
 なのに、登場するご婦人たちは、みんな自己チューで行き当たりばったりで行動してばかり。見苦しいだけでなく、危険すぎる。白人男子に惚れるのは勝手だけれど、もういい大人なんだし、治安が日本より悪い国にいるときぐらい気を引き締めていただきたい。現地語ができないならなおさら。この映画観て勘違いして、白人イケメンを求めて渡航しようとか思い立っちゃう日本人女子が現れないことを切に願う。
 役者陣はなにげに良かった。脇役の忽那汐里さんとか役所広司さんとかも。ただ、特に演じるのが難しい役どころとも思えず。
 主人公が愛煙家で咳き込んでばかり、という設定も場面によって一貫性がなく、活きてなかった。てか、相手との抱擁(ハグ)というのもこの映画の小ネタのひとつなのに、抱擁時に相手の煙草とか洗髪剤とかの匂いを嗅いで一瞬にして浮気がばれたり、かつての甘い日々を想い出したりするという展開になるかと思いきや、描写がいちいち不完全燃焼。





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最終更新日  Oct 11, 2018 08:08:26 AM
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