ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jun 29, 2019
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奏者:ぼく(バイオリン)、E氏(チェロ)

新婦ご入場曲:Can't Help Falling In Love With You
新郎新婦ご退場曲:L.O.V.E.

 今まで何十組、何百組もの結婚式で演奏させていただきましたが、今回の式に関しては、事前に事務所から送信されてきた要綱を見た瞬間に確信しました。依頼主様は明らかにセレブでご裕福。随所にこだわりが感じられます。我々はいつも平常心で、かつ完ぺきを求めて臨んでるつもりですが、今回のような本番で失敗しようものなら二度とこの業界には戻れないというぐらいの覚悟が必要です。
 実際、会場入りしたら、ぼくら演奏家だけぢゃなく、演出家や写真家、音響技師、生け花職人さんほか、みんなしてテンパっていらっしゃるのがすぐにわかりました。しかも、裏方とは言え、きちんとおめかしして正装。
 例えば、介添え人は花嫁花婿それぞれ11人ずつ。親や祖父母や子役も含め、実に30人近くの方々が花道を闊歩なさったあとで、やっとのことで主役の花嫁さんがご登場という演出。それだけで10分以上かかったのでありました。
 結局、挙式は滞りなく進行、なんとか無事に終わったのですが、ぼくらはかなり精神的に疲れてしまいました。冷や汗かきました。
 そしたら、恐縮なことに、新郎のお母様から「たいへんよくできましたざますわよ」と多額のお心づけを頂戴してしまいました。





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最終更新日  Jul 3, 2019 08:18:38 AM
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