ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 8, 2021
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「雨のち晴レヌヤ」

 今日はカラオケに合わせてベト7ハ短調に取り組んでみたのでその感想を。

 このたび久しぶりにこの曲をガン聴きし、練習してみたけれど、やっぱり名曲。爽やかな5番「春ソナ」と対照的な冬ソナ。弾き甲斐あるし、カチッと弾けたら気持ち良いだろうと思われる。特に第1楽章。おそらくピアノのほうがかなり難しいことやってるみたいなので、バイオリン奏者は気軽に弱音を吐いちゃいけない。

 3楽章は、何拍子かわかりにくいつまづき系。 

 4楽章もかっこよい。しかも最後までハ短調のまま。決してハ長調に明転することはない。

 てか、ベートーベンにとっては、ハ短調って勝負調とかよく言われるわけで、ぼくが弾いたことのある曲でぱっと思いつく彼のハ短曲は以下。

交響曲5番「運命」
ピアノ協奏曲3番
ピアノ三重奏曲3番作品1-3

弦楽四重奏曲4番作品18-4
合唱幻想曲

 もしやと思って調べてみたら、やはり上記の曲全て、ハ短調で始まり、最後はハ長調で華やかに晴れ上がる。
 つまりこのバイオリンソナタ7番のように、ハ短調で始まり最後もハ短調のまま暗く険しく終わるのって、ベートーベン的には珍しいということになる。

追記 :そういえばピアノソナタ「悲愴」もハ短調だったことを思い出したので譜面観てみたら、悲愴もハ短調のまま終了している。





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最終更新日  Jul 10, 2021 05:54:37 PM
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