ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 27, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「ミライトワ」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 今日観た映画の imdb のサイト(英語)は、 https://www.imdb.com/title/tt11276298/?ref_=fn_al_tt_1
 ペーター・ヴォールレーベンさんというドイツのお方の書いた本をもとに、彼の森林に関する考察を映像化したもの。彼の肩書きは英語でいうところの forester、日本語ではどうやら森林管理官。
 てか、この映画自体は日本未公開のようだけれど、原作本は「樹木たちの知られざる生活、森林管理官が聴いた森の声」という題で日本語で読むことが可能(長谷川圭さん訳)。 

 映画版を観た感想としては、ぶっちゃけ、本で読んだほうが面白そうな気もした。ぼくの観たのは英語圏の視聴者用に再編集されたものらしく、1時間25分の短め版。さくっと観られた。後半はちょっともの足りないぐらいだけど、映像の美しさや編集の素晴らしさは異論の余地なし。近年ユーチューブとかソーシャルメディアに載ってる素人動画ばかり観まくってるぼくにとって、こうゆう職業撮影家によって作られた本格的な映像はかえって新鮮。激しく萌えてしまった。ぱちぱち。

 樹木には「感情」があり、地中や地上で周りのお仲間樹木や小動物や自然界と対話していることを立証する点は興味深く観られた。隣の木にもちゃんと日光が当たるように枝葉の伸び具合を絶妙に調整してあげるほどの気遣い。
 あと、ぼくら人間が野菜(や家畜)をわずか一年で育てて食べるのとは対照的で、樹木はのんびりと何十年何百年かけて育つわけで、長期的な計画のもと国や民間や多くの団体らが対話することが必要というのはごもっとも。未来を語る場合に樹木の周期を用いるのは名案。

 このペーターさん、決して声を荒げるようなキャラではなく、あくまで冷静で知的な学者肌で、そこがまた好感が持てた。てか、ぼくはやたらとプレゼンだけは上手で器用なアメリカンお調子者に囲まれて暮らしている反動なのか、彼のようなドイツ人に真顔で語られるとあっさり信じてしまう。


 ぼくの意見では、中高年声優/俳優がゆっくり語るのがよろしいんじゃないかと。例えば、アメリカだったらモーガン・フリーマンさん、イギリスだったらデイビッド・アッテンボロさん、日本だったら森本レオさんあたり。





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最終更新日  Aug 29, 2021 06:55:59 PM
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