ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 25, 2021
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バイオリンソナタ第1番 D Op12-1
バイオリンソナタ第2番 A Op12-2
バイオリンソナタ第3番 Es Op12-3
バイオリンソナタ第4番 a Op23
バイオリンソナタ第5番 F Op24「春」 その2
バイオリンソナタ第6番 A Op30-1
バイオリンソナタ第7番 c Op 30-2 その2
バイオリンソナタ第8番 G Op30-3
バイオリンソナタ第9番 A Op47「クロイツェル」
バイオリンソナタ第10番 G Op96


 ぼくが春ソナ(5番)と出会ったのは約40年前。何年もかかったけれど、ついにベートーベンのバイオリンソナタ全曲を制覇したので、好き嫌いを勝手に整理することに。

 ただ、ベートーベンのソナタは大半が彼の若い頃に書かれているという印象。よって、全10曲を弾いてみたところで、その変遷ぶりなどを熱く語ろうとしても難しい。例えば、全部で三楽章ある曲(1、2、3、4、6、8、9番)と四楽章ある曲(5、7、10番)が混在してるのだけれど、そこにどのような意図があるのかとか、どうも汲み取れない。

 で、強引にまとめてみると、バイオリン奏者目線で個人的に好きな三曲を選ぶなら、3番、4番、そして7番。
 理由は、ぼくはベートーベンの短調ものは無条件に好きなので4番と7番はほぼ自動的に当確。
 3番は均衡がとれてて非の打ちどころがなく、消去法で入選。(6番も悪くない。)

 有名な二曲、5番「春」と9番「クロイツェル」はまさかの選外。てか、春は1楽章は素晴らしいのだけれどもほかの楽章がどうも苦手だし、クロイツェルは超絶技巧をやたらと誇示してる曲調が好きになれないから。

 あと、ベートーベンの全ソナタに共通しているのは、第1楽章(と終楽章)は必ずかっこよいのに対し、中間のアダージョとかスケルツォ/メヌエット楽章がイマイチ。そうゆう点で全楽章にわたり弾いてて楽しめる曲が少ない。
 遅い楽章でぼくが比較的気に入ってるのは2番。


<おまけ:過去にまとめた「完奏の感想」>
モーツァルトのバイオリンソナタのまとめ
モーツァルトの弦楽四重奏曲のまとめ
モーツァルトのピアノ三重奏曲のまとめ
ベートーベンのピアノ三重奏曲のまとめ
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲のまとめ
ロマン派の弦楽六重奏曲のまとめ





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最終更新日  Aug 25, 2021 08:47:14 PM
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