ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 16, 2021
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「ことの終わり」

 今日は月に一度のカルテットの練習。お久しぶりのベートーベン18の4。ぼく(バイオリン1)、マイケル(バイオリン2)、ナンシー(ビオラ)、エレン(チェロ)という面子。

 ベートーベンは大好きな作曲家だし弾いてて楽しいとは(一瞬)思うのだけれど、ぼく自身が年をとってきたからか、弾くと息苦しく、どっと疲れる。びっくりフォルテとかびっくりピアノといった唐突な強弱変化がそもそも心臓に悪いし、心拍数も血圧も急上昇。音量だけじゃなくて音域的にも無理のある跳躍に、今さらながらちょっとうんざり気味。たまには胃に優しい音楽も弾いてみたい。
 例えばモーツァルトの音楽だと、室内楽だとしても何だかんだ言ってオペラ的な旋律美が感じられ、それなりには歌いやすいのに対し、ベートーベンのそれは歌いにくい。常にテンパってて、呼吸法的に歌うようには書かれていない。
 今日も激しく疲労困憊。

 あと、余談としては、最後の最後の空っぽの小節、そして休符に付いてるフェルマータ。


 こうゆう譜面見るといろいろウンチク垂れはじめる人が四人の中に必ず一人はいる。終楽章がプレストとかプレスティッシモで終わる曲でたまに見るような気がするけど、作曲家のクセなのか、編者の仕業なのか、はたまた一般的な記譜法なのか、ぼくらお仲間のあいだでも見解の分かれるところ。





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最終更新日  Nov 22, 2021 09:00:19 AM
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