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自分が普段あまり座らないポジションだったのですが、とてもいい場所だということに気づきました。ホルンの後ろ側、指揮者はっきり、木管楽器アンサンブルばっちりの席でした。
ベルリン放送交響楽団 指揮:マレク・ヤノフスキ
<プログラム>
シューベルト 交響曲第7番 ロ短調 D.759 「未完成」
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (ピアノ:ラファウ・ブレハッチ)
(ピアノ アンコール ショパン プレリュード Op.28-4)
ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 「運命」
小学校3年生のときに、両親にプレゼントされたLPレコードが「運命/未完成」のもの。
昔は定番と言われた組み合わせ。レコードならではの表と裏なのですが、
こんな感じで聴ける機会は最近ほとんどなく、それがまたとても新鮮にも感じました。
何度も聴きつくした曲であっても、ここまでオーケストラに近い席で聴くのはとてもうれしいことでした。
未完成交響曲、楽器の使い方がなんて絶妙なのだろうと、クラリネット、オーボエ、フルートとはっきりどの音を吹いているのかがわかる位置にいると、本当に楽しくなりました。
間近でホルンが大きな音をたててちょっとびっくりしたときもありましたが、単独で鳴っているとき、裏の拍をとっているとき、ベースの音と鳴らしているとき、いろんなことがわかって楽しかったです。
1楽章の最後のほうで、だんだんもりあがっていって高音でトッティで演奏されていくところ、ライブはいいですね。シューベルトを聴いていると実感しました。
2楽章はいつまでも終わってほしくないと、同じようなメロディが繰り返されますが、オーボエとフルートをアンサンブルのすばらしい演奏されているところをずっと見ていました。
ベートーヴェン、ピアコン4番、ほとんどショパンしか聴いたことがないブレハッチのベートーヴェン。透明感があって誠実な演奏をしたという印象です。3楽章のオーケストラとピアノの掛け合いのようなところは、見事だったと思います。
オーケストラのテンポがちょっと早いような気もしましたが、ここのオケの特徴なのでしょうか、でもとても楽しめました。
アンコールは、静かなショパンのプレリュード。ブレハッチが弾きたい曲は冷たい雨だれのような曲でしたが、明るい4番のピアコンと対比できてかえってよかったと思います。
べートーヴェンの運命、またホルンが目立つ曲でしたので、近くにいる楽器を中心に聴きました。シューベルトの交響曲に比べ、ファゴットの本数が増え、低音に厚みをまして重心の低いところから推進力のある演奏というものを感じました。とても惹きつけられるものありました。これまでにもいろいろ聴きましたが、本当にブラボーです。聴いていてとても勇気づけられるもので、ベートーヴェンのハ短調の世界へはいりこみ、最後はハ長調で感極まった感じです。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/perform/encore.shtml
アンコールはいっぱい聴きたかったのですが、月曜日の夜はピアノのおけいこがあるので、21:10に4楽章がおわったあと、会場をあとにしました。(先週の紀尾井ホールのときと同じ)
30分後にどうやってピアノを弾けばいいのかというのはありますが、贅沢な時間を作れてよかったと思っています。
アンコールを聴かれたかたで、感想とかありましたら、お聞かせください!!
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