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~木の響き、木の香り~
金木博幸チェロリサイタル
ヴァルト室内楽アンサンブル 津田ホール
バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番 BWV.1007
ハイドン チェロ協奏曲 第1番 ハ長調
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カザルス 鳥の歌
ハイドン チェロ協奏曲 第2番 ニ長調
(アンコール)
山田耕作 からたちの花
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東京フィルハーモニー交響楽団
の首席チェリストをされています。
1月中旬、雑司ヶ谷音楽堂で、チェロの発表会を聴きに行ったときの主催者の先生でもありましたが、そういうきっかけもあり、リサイタルを聴きに行かせていただくことになりました。このときは練習でゲネプロだというもので、それでも感動しましたが、リサイタルとなると、その感動が何倍にも増すくらいの高い境地の音楽であるということを改めて知るにいたりました。
おだやかな音色、あたたかいチェロの音は、このコンサートのタイトルどおりの木の響き、木の香りそのものでした。
おだやかで春になった休日の午後、こんなに幸せな音楽があるのかという感じでした。
協奏曲は普通オーケストラ編成なのでしょうけど、ヴァイオリンx2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスそれぞれx1の究極の室内楽アンサンブルでした。ヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者の華やかな淡い色のドレス姿も華がありました。
お話もプログラムノートにありました文章も「粋」という印象強くありまして、音楽を深いところから楽しむことを教わったような気持ちにもなりました。
ハイドンのチェロ協奏曲は、チェリストにとって超難曲のひとつなのだそうですが、
「技巧」に翻弄されることなく、「艶やか」「美しさ」「品格」を伴えるように・・・
と、そういった文章ありました。
習っている楽器は違いこそすれ、そういう原点はきっと同じなのだろうと、含蓄のある文章は折にふれて、読み返すことにきっとなるでしょう。
アンコールのからたちの花、あまりにもきれいなアンサンブルで涙でてきました。
津田ホールの最寄駅である、千駄ヶ谷駅のホームから。
菜の花がとても見事でした。春爛漫ということばがぴったりです。
アンコールが花の曲だったので、余韻が残りました。
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