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ララキャット @ Re:三峡老街へ(11/27) New! 歴史を知って訪問すれば、また感覚が違い…
marnon1104 @ Re:三峡老街へ(11/27) New! 三峡、日本統治時代の建物が残っている そ…
パパゴリラ! @ Re:三峡老街へ(11/27) New! 山峡街は日本統治時代の建物が並ぶとあり…
moto,jc @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! おはようございます ビビアン・スーさん…
Jan 15, 2023
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カテゴリ: カテゴリ未分類
エジプトのピラミッドやアンコールワットの寺院など、フォークリフトや油圧式クレーンがない時代の人々がどのようにして何トンもの石材を運搬したのか不思議ですね。



ピラミッドに関して云えば、エジプトで約20年の研究を続けてる地理考古学者パー・ストレミルによれば、採石場からピラミッド建設現場近くまでは、ナイル川を利用していたと述べてます。
古代エジプトの石切り場は大半がナイル川沿いにあり、輸送距離は比較的短かいからです。
しかし、実際の建設現場はナイル川から数十~数百km も離れていて、木製のコロでは長距離輸送にはまったく役立たないと述べてます。
つまり映画のシーンではダメと云うこと。

パー・ストレミルはある種の「線路」を作ったのではないかと推測してます。
石材を載せた「そり」を引けるように、木材のレールを敷いた可能性が充分考えられると。
ではアンコールワットはどのようにして?


10世紀になると石材が使用されるようになります。
しかし、砂岩台地の石切り場は、建設現場から50~70km も離れていました。
寺院に使われた石材の約95%は、重さ200kg ~300kg と云います。
初期の研究者らは、道路を利用してアンコールまで運搬したと考えていました。

しかし30~40年前、アンコールと石切り場を結ぶ運河が発見され、新たな説が浮上したのです。
雨季の間、いかだに載せてアンコールまで運んだ石材を、建設現場近くまでくると木製のコロで移動させたと推測されてるのですね。
ピラミッドと違って、建設現場までそんなに離れていないので、これが可能だったとか。
それに東南アジアには、ゾウと云う強力なブルトーザーがいたのが幸いしてます。
ここまでは想定の範囲ですよね。
問題はイースター島のモアイ像です。

火山岩から切り出されたモアイ像の重量は、4.5t ~73t にも及びます。

イースター島には大規模な森は存在せず、1,000体分もの石材を運搬するには木材が足りず不可能なんですな。
この地にに住むポリネシアの開拓者の血を引く先住民ラパヌイは2,000人ほど居ます。
その人たちの答えは実にシンプルです。
「われわれは知っている。像が自分で歩いたのだ」と。
数世紀にわたり解明が試みられてきたイースター島のモアイ像の運搬方法。

削り出された石切り場から最大18km の距離を移動しているのですが、モアイはロープと人の力だけで左右に揺らし、直立で移動するように設計されたものだと。
移動には木材のコロに乗せて移動させたとも。
しかし、先程述べたように、イースター島には森は存在しないから、コロを作るのは不可能ですよね。
ところが地質学調査によると、モアイが作られた当時は椰子の木が生い茂っていたのです。
その椰子の木は花粉分析の結果から分かったことですが、島民たちの乱伐によって消失してしまってたのですね。

かつて島民は木材を燃料やカヌーや家屋といったインフラに使い、耕地を広げるために森を切り開いていったのです。
さらに部族の権威を高めるために祭祀に使うモアイを盛んに立てたことが森林の減少に拍車をかけることになったと云うワケです。
このモアイ像は、観光客による落書きや破壊行為が絶えません。
チリ政府は、もし損壊した場合は最高5年の禁固刑または最高1万9,000$の罰金が課せられる法律を作っています。
それはモアイ像だけでなく、たとえタダの岩であっても傷付けることは犯罪としているのですね。

2003年には日本人観光客が「ただの岩」と思い落書きを彫り込んだのが、実は倒れているモアイ像だったため、警察に逮捕されてしまいました。
2008年には、フィンランド人が像の耳部分を破壊し破片を盗んだため、警察に身柄を拘束され、罰金1万7,000$支払らわらせてます。





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Last updated  Jan 15, 2023 05:42:32 AM
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