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marnon1104 @ Re:三峡老街へ(11/27) New! 三峡、日本統治時代の建物が残っている そ…
パパゴリラ! @ Re:三峡老街へ(11/27) New! 山峡街は日本統治時代の建物が並ぶとあり…
moto,jc @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! おはようございます ビビアン・スーさん…
あきても @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! 外国に行っても行きたい場所 一人で行け…
May 11, 2023
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日本では、戦前から戦後一時期にかけて高速道路のことを「弾丸道路」と呼んでた時期がありました。

1940年(昭和15年)から調査を始め、1943年(昭和18年/広島と長崎に原爆が投下された年)に全国自動車国道網が計画されました。
結局、この計画は東京-御殿場の一部である戸塚道路のみ開通して頓挫しました。


その弾丸道路計画はドイツのアウトバーンに刺激されたものだったのです。
ドイツのアウトバーンと云うと「速度無制限道路」として有名ですが、無制限区域は全区域ではなく、実際は制限ある区域も存在するのですね。
総延長は約13,000km 。
東京~大阪の直線距離が400km 、新幹線や自動車利用で約500km くらいですから、アウトバーンの規模に比べたらお話しになりません。




アウトバーンを考案したのはナチス・ドイツだと誤解してる方もありますが、実際に自動車専用道路の構想はドイツ帝国時代やワイマール共和国時代に行われていました。

「アウトバーン」の名称は1929年にこの団体が作成したものなんですな。

しかしアヴスは9km 、ケルン=ボン間は35km しかありませんでした。
これは当時の自動車の普及がはかばかしくなかったことと、政治家が鉄道網や既存の道路網拡張で充分だと考えていたためです。
アヴスは現在も存在しており、アウトバーン555号線の一部になってます。


ヒトラーは1933年に権力を握って以降、アウトバーンを政治的利益のために利用しました。
軍需大臣フリッツ・トートをドイツ道路建設の監察長官に任命し、アウトバーンの道路網を拡張する仕事を担わせたのです。
トートが作った雇用創出プログラムは、ドイツから失業者を一掃するためと云うお題目でした。
労働者たちは自発的にやって来たのではなく、強制的な「国家労働奉仕団」を通じて集められました。
それによって彼らは失業者リストから外されたのです。
労働者たちは建設地近くの作業キャンプで生活させられました。

この工事では、あえて機械化を抑制し、失業者を雇用して人力施工部分を多くすることによって、失業対策効果を狙ったのですね。

1939年(昭和14年)、第2次大戦が勃発すると建設は強制収容所の囚人に依存するようになっていきます。
そして戦況がナチスにとって不利に転じた1942年までに建設が完了したのは、全計画2万kmのうち、わずか3,800km にとどまりました。
第2次大戦後、東西ドイツのアウトバーン扱いには大きな隔たりがありました。
西ドイツでは、アウトバーンの大部分が修復され、再び使われるようになったばかりか、50年代には拡張計画も始まりました。
ソ連が侵攻して来た場合に、アウトバーンを飛行場として航空機の離発着ができるよう、舗装の厚みを平均75cm とアメリカの高速道路に比べて約2倍厚くされてます。



こうしたアウトバーンに対する取り組みの影響は現在にも及んでいます。
ドイツの一部の地域では今でも滑らかな旧西ドイツの路面から、旧東ドイツのアウトバーンを作るのに使われた古いコンクリートブロックへ移るとき、車が段々とがたつき始めるのを感じるのです。
アウトバーンは今では1万3,000km にも延伸し、世界で最も長く、最も密度の高い道路網の1つとなっています。
大部分の区間がそれぞれの方向に2車線か3車線、あるいは4車線あり、さらに緊急用の車線も用意されているのです。







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Last updated  May 11, 2023 04:48:01 AM
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