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Sep 3, 2023
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カテゴリ: カテゴリ未分類
英語に「abacist(アバスィスト)」と云う単語があります。

では、アバカスは何かと云うと、ほとんど「そろばん」です。


アバカスはもはや西洋では廃れてしまいましたが、アジアやアフリカなどでは今でも商人や事務員がアバカスを使って計算してることがあります。
アバカスは、そろばんと同じように枠に金属の細い棒を張って、穴をあけた玉を通して滑らせるようにしたものです。
アバカスの歴史はとっても古くて、確認されてる最古のアバカスは、紀元前2,700年にバビロニアのシュメールで発明されたものだそうです。
近年になって、まだICやトランジスタが発明される前から計算機は幾種類もありました。
私らの世代だと「計算尺」ですね。
計算尺は、足し算や引き算に使うのではなく、掛け算や割り算、そして三角関数や対数、平方根など物理計算によく使われてました。

今も、もう使いもしないのに計算尺は大切にとってますが、断捨離の原理から行ったらダメですね(笑)
この計算尺と同じ考え方で作られたものが、飛行機のパイロットが使う「フライトコンピューター」です。
こうした計算尺の欠点は電卓なんかと違い"概数(およその数)"だと云うことですね。
目盛りの見方によって計算結果が違ってくると云うこと。
この計算尺が駆逐されるキッカケは1972年に発売された世界初の「ポケットに入る関数電卓」、ヒューレットパッカード(HP)のHP-35です。
これだと数値が絶対値ででるので、そりゃあ計算尺みたいに概数しかでないものは駆逐されるハズです。
関数電卓は私もカシオとキャノンの2台持ってますが、カッコ(括弧)計算なども見たまま入力できるので重宝してます。
計算尺に似た考え方の計算機はかなり古くから有ったようです。
下の画像は「フラー計算機(Fuller Calculator)」と云う、1921年ごろから作られた計算機です。
先端にAのマークが刻印された真鍮製の指針がハンドルに取り付けられていて、シリンダーの目盛りを動かすことによって対数を表示する仕組みらしい。


そろばんは、計算尺みたいに概数を示すのではなく、電卓と同じでそのものズバリの結果を表示しますね。

欧米人は日本人みたいに「珠算式暗算」ができないので、とにかく計算がニガテ。
昔はアメリカなんかに行って買い物すると、店員のお釣り計算にイライラさせられること多かったです。
そんなんで、欧米では電卓普及前からさまざまな計算機が売り出されてました。

下の画像は「アデックス アダー メカニカルポケット計算機」と云うもので、付属のタッチペンで計算する桁の数字を下までスライドさせて、結果が上に表示されるもの。
これは足し算しかできません。

電卓ない時代の事務所では「機械式計算機」が使われてました。
大層な歯車が多数ついた計算機で、初期のものはハンドルまわして計算させ、それの進んだのがハンドル部分をモーターに代えた「電気機械式計算機」です。
この計算機はフランスの物理学者"パスカル"も1640年代に製作しており、「パスカルの計算機」と呼ばれてます。






さて、そろばんにも電卓と合体したものが売られてたの覚えてらっしゃるでしょうか?
電卓が大衆化し、徐々にそろばんから電卓に移行するとき、足し算はそろばんで。
掛け算は電卓で計算する人がいました。
また、電卓の計算結果がいまひとつ信用できない人もいて、電卓で計算してから、そろばんで検算する人もいました。
そんな需要に答えたのが、シャープの「ソロカル」です。
電卓で計算したのを、またわざわざ そろばんで検算するなんて、なんともオカシナ話ですが、電卓が出始めたころは、結構こう云う人がいましたね。
だったら電卓使わず、旧来通り、そろばんで良かろうと思うのですが。
1978年に発売された「EL-8148」をかわきりに、1979年の「EL-8048」、そして1981年の「EL-428」、1984年の「EL-429」とシャープは次々にソロカルを投入していきました。
イチバン最初の「EL-8148」の枠は木製でしたが、それ以降はプラスチック製。
最後の「EL-429」は電源も太陽電池になりました。


私が初めて入社したとき、まだ電動の機械式計算機を使ってました。
今や機械式計算機なんて、ビンテージの最たるものですが、当時は普通に使われてましたね。
それよりもっと多様されてたのは、そろばんです。
なんせ持ち運び簡単だし、電源もいらなくて、ロール紙なんて消耗品もいらない。
考えてみれば、よくできた計算機です。





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Last updated  Sep 3, 2023 04:59:27 AM
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