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Oct 17, 2024
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カテゴリ: カテゴリ未分類
中国が「台湾独立勢力を震え上がらせる」と勝手な理由をつけて台湾周辺で軍事演習してましたけど、やり方が北朝鮮と同じで頭オカシイとしか云いようないですね。


日本ではあまり報道されてませんが、台湾人が日本に感謝している最大のものはコロナ蔓延期に日本からワクチンを送ったことと、中国が台湾製パイナップルの輸入を差し止めたとき、日本が中国に代わって購入してくれたことです。
台湾の公用語は台湾華語、つまり中国の標準語(北京語)に近い言葉ですね。
なので台湾人と、北京語を喋る中国人の会話は成り立つワケです。
台湾ではこの言葉を「国語」と呼んで、学校教育も主にこの国語が使われています。
しかし台湾のMRT(地下鉄)に乗ると台湾華語(中国語)と英語の他に昔からの台湾語(閩南語とも呼ばれる原住民語)、そして客家(はっか)語(桃園市南部や新竹県と苗栗県の大半などで話されている言語で、台湾に300万人いるとされてる)4つの言語で車内放送があります。
また台湾の東武に行くと阿美(アミ)語が入ってきます。
阿美語は台湾東部の原住民族アミ族の母語です。

しかし台湾人はこうした言語を織り交ぜて使うことができます。
逆に台湾人で1つの言葉しか話せないと云う人は少数派です。

さらにMRTでは台北駅、台北101や世界貿易センター、龍山寺など外国人観光客の利用が多い駅で日本語と韓国語の表示とアラウンスも追加してます。
つまり、こうした駅では台湾華語、英語、台湾語、客家語+日本語、韓国語となるワケです。
台湾華語(中国語)と台湾語では発音が違いますし、文字も微妙に違うことがあります。
台湾華語で「こんにちは」はご存知の「你好(ニーハオ)」ですが、台湾語だと同じ文字でも「リーホゥ」と発音します。
台湾語で「リー→」は高めにのばし、「ホウ↘」は上から下へ下げるのですね。

しかし一般的に台湾人が挨拶するとき、もっともよく使うのは「食飽未(ジアバーボェイ)」です。
直訳すると「お腹いっぱい?」と云う意味ですが、「元気?」くらいの感覚なんですね。
こう聞かれたら「食べたよ」と云う意味の「飽未(ジアバー/元気だよ)」と答えます。
「ジアバーボェイ」の発音は下で低く「ジア↓」、上で高く「バー→」、最後はまた下で低く「ボェイ↓」です。


台湾語では最後を高めに延ばすイメージで「ド(→)シヤー(→)」と発音します。

「ごめんなさい」、台湾華語では「對不起(ドゥイブチー)」ですが、台湾語では「拍謝(パイセ)」と云います。
拍謝は謝るときも、通してほしくて「すみません」と云うときも全て「パイセ」でいけます。

「美味しい」は台湾語で「好食(ホージアー)」。
高めに「ホー(→)」、そこから下げるイメージで「ジア―↘」です。


台湾人は発音がチョット間違ってても、一生懸命理解しようとしてくれる国民なので、こうして台湾華語ではなく、台湾語を話すととても喜んでくれて親近感がマシます。
台湾人が日常的に使用している言葉は台湾語「閩南(ビンナン)語」と述べましたが、この言葉は中国、福建省の方言とほぼ同じです。
台湾人の祖先の多くは、17世紀~19世紀にかけて福建省から移住してきたため、その言葉が基礎になって広まりました。
シンガポールやマレーシア、インドネシア、フィリピンなど東南アジア諸国の地元華人コミュニティにも閩南人が強く影響してますね。
台湾の閩南語には、日本語からの借用語も数多く取り入れられています。
こうした日本語からの借用語には、今でも台湾語の中に定着して若い世代にも使用されている日本語もあれば、消えていった日本語もあります。
また若者たちは、元が日本語と知らずに使ってる度合いが増えてます。

年代を問わずよく使用されている日本語からの借用語には、りんご、刺身、たこ、テンプラ、わさび、看板、寿司、おばさん、おじさん、味噌汁、運ちゃん、畳、休憩、気持ち、予備などがあります。
他に高齢者がよく使う借用語には、沢庵、みかん、にんじん、風呂、油揚げ、おでん、タンス、カバンなんてのが。

ただ台湾で「テンプラ」のことを「甜不辣」と書きますが、中身は日本と全く違う代物です。
台湾のテンプラは日本で云う「さつま揚げ」みたいなものです。
逆に台湾北部の港町「基隆」では「ちくわ」のことを「吉古拉」と書きますが、ここの名物 吉古拉はまんま日本の竹輪です。


さて、この台湾語なんですが、この名称で台湾の与野党が対立してるのです。
2010年から始まった教育省(日本で云う文科省)が全土で実施しているヒアリングと会話の「閩南語能力検定試験」と云うものがあります。

この検定試験の名称を政権与党である民進党が現在の「 閩南語 能力検定試験」から「 台湾語 能力検定試験」に変えようとしてるのです。
台湾社会で「台湾語」として定着している「閩南語」を、正式に名称変更する動きなんですね。
つまり「閩南語」が正式な「台湾の言語だ」と云うイミです。
これに反発したのが中国です。
中国の国営メディアは「民進党政権による 中国離れ の一環だ」と反発してきたのです。
「閩南語」なら「中国福建省の方言」と云う認識で中国も許容できますが、それが正式に「 台湾語 能力検定試験」に変わってしまうと、中国語と完全に袂をわかって台湾独自路線を進めていると受け取ったのですね。

これに呼応したのが台湾野党です。
野党は中国との融和を進める考えなので、名称の変更は「脱・中国」の動きそのものだと反発してるのです。
まさに民進党政権が目指してるのは「中国離れ」ですから、2300万いる台湾の人たちに、「自分たちが日常的に使っている言葉は、中国福建省の言葉ではない。台湾独自の言葉だ」という意識を植え付けたい思いがあるのです。
この問題は台中両国の対立激化に拍車をかけるかも知れませんが、台湾国民の大多数は中国と付かず離れずの現状維持を望んでるので民進党政権もムツカシイ舵取りになりそうです。





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Last updated  Oct 17, 2024 05:10:59 AM
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