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ララキャット @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! へえ、現地語で話しかけられましたか? …
Nov 8, 2024
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カテゴリ: カテゴリ未分類
みなさんは1998年に上映された2つの衝撃的な映画を覚えてらっしゃるでしょうか?

どちらの作品も地球に最接近して、このままでは衝突する小惑星を宇宙で核爆発により軌道を変えようと云うもの。


「アルマゲドン」では宇宙船乗組員の犠牲と引き換えに、小惑星は大気圏突入前に2つに割れて軌道が変わり、地球滅亡の危機が寸前で回避されます。
それに対して「ディープインパクト」では、核爆発には成功したものの、大きな破片と小さな破片の2つに分裂しただけで、軌道を逸らせずついに地球に落下して大災害を引き起こす内容でした。


どちらの作品も、小惑星を破壊して軌道をそらす切り札として核爆弾を使ってますね。
しかし、これは映画の話で、NASAやJAXA(宇宙航空研究開発機構)によると核爆発くらいでは、細かい破片に分裂して逆に地球に降り注ぐだけで現実性は全く無いとのこと。
むしろ地球から発射した人工衛星を小惑星にぶつけて軌道を変えるほうが現実性があるのだとか。
2022年にNASAは小惑星「ディモルフォス」に探査機「DART」を衝突させて、軌道を変える防衛ミッションを試みました。

全体的に変形し、別の天体のようになってしまったのです。
結果として、ディモルフォスの公転周期は11時間55分から、11時間23分になり、DARTをぶつけた衝撃で軌道を変化させられることが確認されました。
みなさんは地球に接近する軌道を持つ彗星、小惑星、大きい流星体など地球近傍天体ってどれくらい有ると思われます?
下の図をご覧ください。
細い青い線が潜在的に地球に最接近するであろう小惑星の軌道なんです!
これら地球近傍天体は、地球に接近することから衝突の危険性を持つ反面、地球からの宇宙船が容易に到達できるものです。
NASAの発表では地球に衝突すると地球単位の重大な災害を引き起こす天体は既に1,000個以上発見されており、まだ見つけられていない地球近傍天体も多数あるらしい。
こうした地球近傍小惑星の中でも、特に地球に衝突する可能性が大きく、なおかつ衝突時に地球に与える影響が大きいと考えられる小惑星は「潜在的に危険な小惑星(PHA)」と呼ばれています。
PHAに分類される小惑星は、地球軌道との最小交差距離が約748万km 以下、なおかつ絶対等級が22.0以上の小惑星とされており、地球に衝突しようとしても大気との摩擦で燃え尽きてしまって影響がほとんどない小さな小惑星とは別にカウントされてます。
地球近傍天体をシュミレートしたのが下の動画です。
現実問題として地球の脅威となるかもしれない小惑星が地球に衝突する確率は平均で数百万年に一度くらいとのこと。


約6,600万年前、恐竜は小惑星の衝突の影響で絶滅し、衝突からわずか数時間のうちにほとんどの陸上生物が死滅しましたからね。
この恐竜の絶滅につながった小惑星の衝突はメキシコ湾に存在する巨大なクレーター「チクシュルーブ(マヤ語で悪魔の尻尾)」クレーターとして痕跡が残ってます。
この衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍、衝突地点付近で発生した地震の規模はマグニチュード11以上、津波は高さ約300m と云う凄まじいものでした。

1908年に発生したロシアのツングースカ大爆発では空中爆発により、東京都とほぼ同じ面積範囲の樹木がなぎ倒された他、1,000km 離れた家の窓ガラスも割れました。
爆発によって生じたキノコ雲は数百km 離れた場所からも目撃され、地震も観測され、爆発した物質が気化して巨大な夜光雲を形成したため、アジアからヨーロッパにかけて広い範囲で数夜にわたって夜空が明るく輝き、ロンドンでは真夜中にライトなしで新聞を読めるたほどだったとか。
MK は今年6月16日にハワイ大学の開発した小惑星衝突早期警報システムによって発見された地球近傍小惑星です。
今年6月29日地球に最接近ましたが、そのときの距離は約29万km で月の軌道より内側でした。
そして時速3万4,000km でぶっ飛んでいきました。
小惑星2024 ON は今年9月17日、地表から997,799km に接近して、猛スピードで通過しましたが、この小惑星の直径は220~480m で、ニューヨークのワン ワールド トレード センターとほぼ同じ大きさなんです。
地球を通過するときのスピードは8.8km 、これは音速の約25倍です。
NASAは探査機NEOWISE(ネオワイズ)の宇宙望遠鏡を使って、地球に脅威を与える可能性のある小惑星や彗星を探してました。
このミッションは2013年に開始され、地球近傍の天体を迅速に特定して特徴付け、そのサイズやその他の重要な測定値に関するデータを収集してたのですね。
NEOWISEはその主要任務中に158,000個を超える小惑星を検出し、そのうち34,000個はこれまで発見されたことが無かったものでした。

そしてついにNASAはNEOWISEに最終指令を送り、10年以上にわたる小惑星観測に終止符を打ったのです。
NEOWISEがその任務を終わりにしたのは、推進システムがないため軌道を維持できなかったためです。
太陽活動の活発化と相まって、探査機は今年末に大気圏で燃え尽きるまで自然に軌道を下降することになります。





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Last updated  Nov 8, 2024 04:55:45 AM
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