白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

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January 10, 2008
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カテゴリ: 起立性調節障害
息子が昨日から勉強をしだした。

学校の教科書はやりたくないけど、詳しく説明がしてあるからチャレンジがやりたいと言う。勉強のために鉛筆を持ったのは去年の7月以来だ。半年間いっさい何もやってなかった。

夏は息子にとって、ほんとに大敵だった。暑くて血管が開くため、ますます血流が悪くなってめまい、倦怠感がない日はなかった。それまで毎日少しはやれてた勉強もいっさいできなくなってしまった。

秋になり、涼しくなってきて体調も楽そうな日も見られるようになってきたけど、なかなか復活はできなかった。でもだるいといいながら、ゲームをやっててもパソコンをやってても私は開き直り、「息子の人生、息子が選ぶ」とずっと三つの言葉(余計な事は言わない法則)を守ってきた。

田中先生はODが治っていく過程で、勉強ができるようになるのは最後の最後だよって言われていた。きっとたぶん、その前に適応教室やら、保健室登校やら、週一登校がある場合が多いのかもしれない。うちはまだそのうちのどれもしていないから、順番が逆かなって思う。でも治っていく過程もみんながみんな同じではないのかもしれない。

昨日夫が帰宅したとき、息子の勉強のことを伝えたら、「今日できたからといって毎日できるとか、明日もできると期待しちゃだめだよ。」と言う。一年前の私だったらそうだったかもしれない。でも今は違うよ、息子が自らやりだしたこと。私は関わってないよ。体調が悪くなったら、やらなくたっていいって思う。私自身がずいぶん変わったなって思う。今は熟成期間なんだってnakkoさんのブログで教わったしね。

田中先生がいつも口をすっぱくして言っている言葉。「親子関係」を大事にすること。私も最近、これが大事だなって思う。体が楽になってきたときにそこにいい関係があれば、いろんなことへの復帰もスムーズにできるような気がする。息子はどんなに体調が悪いときも自分の部屋にとじこもってることはなかった。必ず着替えて犬のいるリビングルームで毎日過ごしてる。(自分の部屋は寒いし、ゲームもPCもないからだけど)

健康な私から見ると「よくもこう家にばかりいてあきないな」って思う。「ひまだ」と昼間言い出したら、治っていく一つのサインだと田中先生に言われた。まだそれはない息子。昔元気な時はよく言う言葉だったのにな。焦ることなく、大きな包容力を持って待てる母に少しずつ近づいていきたいな。














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最終更新日  January 10, 2008 10:31:00 PM
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