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2010年07月25日
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作品集見本 001.jpg


いつになく静かな朝
外では今日も
真夏の日差しが照りつけているのに
私が感じるのは 
やさしく清々しい・・・
そう 秋の始まりの空気に包まれ
心安らかに横たわっているのでした

 この頬に触れる風 

  この微かな香り
      何が始まろうとしているの

ぴん、と張りつめた 
美しい白い布のような 私の心
そうです
もうすぐ染まるのです
透明な秋の空気がやがて 甘く芳しい 
金木犀の香りに染まってゆくように
私の胸の裡もやがて
夢の色に染まる時が訪れるのです

  あなたを待っています

   遥かな未来の風に乗って
       懐かしい古の香りと共に・・・

間もなく会えます
真っ白な布の広がりに

古と未来は溶け合い 一つになり
夢のような調べを奏ではじめるのです

金木犀の香りの訪れを待ち望む
秋の朝
はりつめた美しい心で 少女は
恋を予感するのです





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最終更新日  2010年07月25日 15時52分52秒
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