萌園の闘病日記 いくつもの難病を抱え奮闘中

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☆萌園5539☆

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April 15, 2012
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キキは14年間飼っていて、5年前に天国へ旅立っていきました。

スーパーの駐車場に兄弟3匹と一緒にダンボール箱に入れられて捨てられていたキキ。
キキ1匹だけ飼い主に虐待されたのか傷だらけで、特に左目は潰れていたので
飼い主が見つからず、保健所行きが決まっていました。
余りにもかわいそうで、母に頼み込んで、キキを引き取ることを決意した私。
引き取りに行ったときは保健所に連れていかれ処分される直前でした。

以前からお世話になっていた獣医さんに連れていき、傷の手当てをしてもらい
毎日の通院は大変だということで、私が徹夜で看病する約束をし家に連れて帰りました。
それからは傷の消毒、薬を付ける、ミルクを最初はスポイトで与え、傷も治り
体力がついてきてからは、離乳食をスプーンで与え、徐々に成長していってくれたキキ。
心配していた左目もちゃんと傷が治ったら右目と同じようにぱっちりと開いてくれて
とても嬉しい思いをしました。
猫の生命力と自己治癒力の凄さを目の当たりにした気がします。

1年後、盛りで家出を1週間して帰ってきたときには、体が傷だらけで驚きました。
すぐに獣医さんに連れていったところ
『肝機能、腎機能が低下しているので、ワクチン以外は注射ができなくなっていること。 
 白内障で失明していること。
 骨が弱って骨粗鬆症のようになっていること』
と説明を受けました。私も難病をいくつも抱えているのですが、キキまで…と
とても悲しくなったことを覚えています。
それからは大事に大事に飼ったせいか、とてもわがままな猫になってしまいましたが
それでも私にとっては家族です。とても大切な家族でした。

私は入退院を繰り返し、寂しい思いもたくさんさせてしまいましたが
じっと母が仕事から帰ってくるまでおとなしくお留守番してくれた利口な猫でした。
私が病院から電話をして、キキの名前を呼びかけると、家中探していたそうです。
退院して家に帰ると、玄関で待っていて出迎えてくれたキキです。
私の後をいつもくっついて離れなかったキキ。
私が結婚してからアパートに引っ越してから、私の具合が悪くなると
必ずシンクロしたようにキキも具合が悪くなり、母と『不思議だね』
とよく話していました。『キキを見ていれば○○の体調がわかる』と言われたほど
私の調子の悪さは、すぐにキキにも現れました。
離れていても、心と体は通じ合うものだとしみじみ思いました。

14年も生きてくれたので、まだ生きてくれるねと話していたのに
突然餌を食べなくなり、じっと動かなくなりました。
様子が変だったので獣医さんに電話をして連れていったところ
『肋骨が折れて、肺に刺さっている。気胸が起き肺炎も併発している』
との説明を受けました。
『このまま安楽死という方法もあるけど、家に連れて帰って最期を看取ることもできます』
と言われ、母と私は『家に連れて帰ります』と即答していました。

病院で安楽死をしたほうが、キキも苦しむ時間が短くて楽かもしれないけれど
やっぱり最後は自分たちで看取りたいという気持ちのほうが強かったんです。
この頃私はアパートで主人と二人暮らしをしていたので、夕方実家に行き
徹夜でキキの看病をし、朝アパートに戻り家事をこなしてから
(洗濯、掃除、主人のご飯の支度など)
再び実家にとんぼ返りし、キキの看病をしました。
ただ撫でているだけしか出来なかったけど、それだけでも
安心するのかおとなしくしていてくれるんだけど
『どこにこんな力が残っているの?!』と驚いたことがあります。
それは夜中などに突然立ち上がって外に行こうと裏口に向かって歩き出すんです。
猫は自分の死を人には見られたくないとよく聞きますが、飼い猫でも同じ。
でももう足がふらついているから、数歩歩き出すと、
『ごん』という音と共に『ドタン』と大きな音を立てて
床に倒れ込んでしまいました。それでも前進しようとしているので、
このままどこかに行ってしまわないかと
不安で仕方がありませんでした。ずっと側にいても、必ず外に出ようとするのです。
あの時の床に倒れこんだ時の『ごん』『ドタン』という音は一生忘れられません。
1週間、病気と闘ってくれましたが、病には勝てず、眠るように息を引き取りました。
苦しまずに天国に旅立ってくれたことが唯一の救いでした。
私の腕の中で呼吸が静かになっていき、止まってしまった瞬間
私の腕の中で冷たくなっていった瞬間
私の腕の中で死後硬直が始まり体が固くなっていった瞬間
その一つ一つが走馬灯のように思い出されます。
時間が経つにつれて、悲しみがだんだん強くなっていったこと。
天国に召された瞬間は頭の中が真っ白になってしまいました。
たぶんキキの死をすぐには受け入れられなかったのでしょう。




毎年命日と、盆とお彼岸には、母とキキの好きだった猫缶を持って供養に行っています。
ちゃんと火葬場で弔い、動物の骨を預かって供養してくれているお寺があるのですが、
そこにキキも入っています。


いちごが大好物だったキキ。


キキキキ2キキ3

私のベッドの真ん中が昼寝のお気に入りだったキキ。

キキ4

自分の腕で腕枕をして寝るのが癖だったキキ

キキ5

日向ぼっこが好きだったキキ

キキ5キキ6キキ7


天国でいつまでも幸せに暮らしていると信じています。

キキ7



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Last updated  April 16, 2012 05:26:06 AM
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