PRETTY HEART

PRETTY HEART

2005/12/13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
まだまだ短い人生だけど、

いつの時代の私にも、
「今」の私を想像することなど
まったくできなかった。そう、
予測不可能の中で、迷いながらもがきながら、
自分で切り開いてきた私の人生がここにある。

物心ついたころから、
色々と深く考える傾向があった子供時代。

カタオモイに心が砕けそうだった青春時代。
社会人になって初めて就職した会社では、
残業×残業の日々に神経がおかしくなりそうだったし、
プライベートでは大好きな彼のこと以外何も見えなかった。
会社を辞めてパン屋さんの店長に就任。
商売気などまるでないのに、
お店を切り盛りする重圧が苦しかった。
目の前が真っ暗になって、
生きる希望すらなくなった大失恋。
自分の中を堂堂巡りしながら、
自分を探しに明け暮れた日々。

こんがらがった「腐れ縁」と、
愛する彼がもたらしくてれるひとつひとつが、
たまらなくうれしかった「純愛」。
そしてあの冬に訪れた二つの別れ。
私にはもうコレしかない!!と、

理不尽さな世界とやるせなさに、
ボロボロになりながらも頑張った日々。
そして、今、
一番ベストな方法で「やりたいこと」を仕事とし、
小さな夢のつぼみが少しずつ膨らんできている。

ひとつひとつを断片的に取り出してみると、
「本当に苦しかった」ことがたくさん。
ノイローゼになるくらい残業に終われてた日々も、
あけてもくれても彼のことばかり考えていた日々も、
自分を犠牲にしてまで、
がむしゃらに夢を追いかけていた日々も、
全部全部私にとって必要な時代だった。
そんな風に今、漠然と思う。
だから、今、たとえ、
家族のためにあらゆるものをささげたとしても、
それはそれで私の人生のそういう「時代」なんだと思う。
家族のことが、
これほどまでに私の生活の中心になることなど、
なかったことだし、
これほどまでに家族のことを考えたこともなかった。
こんなことがなかったら、
家族の本当の温かさも大切さも、
知ることはなかっただろう。そう、
家族はどんなときも「味方」なのである。

今日の夕方、
帰宅と同時に電話が鳴った。
父からだった。
「今、近くにいるからちょっと寄る」と。
ご飯を食べに行こうと言われたけど、
「作るから食べて帰って」と言って、
父に手料理をふるまった(←そんな大層なものではないが)。
ふたりで向き合って食事をしながら、
父と私の間に流れる空気はとても自然で穏やかだった。
ひとり暮らしを始めなければ、
父とのこんな時間を持つこともなかったし、
私の母に対する感情のもつれが、
解けることもなかっただろう。

どんなときも、
それを懸命に生きる人の姿は美しい。
だからこそ、人生は美しい。






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Last updated  2005/12/26 02:18:44 PM
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