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2009年1月発行 文藝春秋 266p【内容情報】(「BOOK」データベースより)矢を射た男と、扇をかざした女。男は女を欲し、女は海に囚われた。落日の平家をめぐる女人たちを華麗な筆致で綴る第87回オール讀物新人賞受賞作収録の処女短編集。 【目次】(「BOOK」データベースより)常緑樹/啼く声に/平家蟹異聞/二人静/冥きより/後れ子 評価 ★★★ 源平の戦いの中に生きた女性6人の物語でした。 常緑樹・・・常盤御前 啼く声に・・・千鳥(流された俊寛の世話をした女性) 平家蟹異聞・・・松虫(那須与一の矢の的を持っていた女房) 二人静・・・静御前 冥きより・・・相模(熊谷直実の妻) 後れ子・・・建礼門院
2009年01月31日
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2008年8月発行 双葉社 268p【内容情報】(「BOOK」データベースより)愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。第29回小説推理新人賞受賞。 (出版社HPより)我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。 評価 ★★★★ 9月に予約していたのが ようやく届きました。 評判どおり 凄かったです。 女性教師の娘の死亡についての 関係者の告白が続きます。 一つの事象でも 人によって 違う意味を持っているのが じわじわと恐ろしく感じられました。 結末で 女性教師が犯人の一人の少年に語りかける内容に とても共感できました。 現実に起きている 昨今の理不尽な殺人事件に対する 怒りが感じられます。 また もう一人の犯人の少年と母のすれ違いが 悲しいです。 母親も良かれと思って いろいろ対応をしているのですけれど それが どれも少年にとって的外れで さらなる悲劇へとつながりました。 女性教師のしたことも 冷静に考えると許されることではないですが (そう考えると 結末の彼女の少年に対する糾弾も 身勝手ともいえますね。) 一種爽快感を感じた私です。
2009年01月30日
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2008年11月発行 新潮社 218p【内容情報】(「BOOK」データベースより)パラレルワールドからやってきた男に、「君は、すごいんだ」って言われた。私には、気付いていない可能性があるんだってさ。金メダルが狙えるくらいの―だから、走ってくれないかって。「私」の影武者として、あっちの世界で。信じてみよう、この人の言葉を。素人だけど、走ってみる。42.195km。2016年、東京オリンピックを目指して。本気を出しもせずに、生きているつもりでいるのはもうやめた。並行世界の「私」のために、私自身のために―。第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。 評価 ★★★ パラレルワールドに行って もう一人の私を助けるというお話ですが それが 素人の「私」がたった4ヶ月のトレーニングで 名古屋女子マラソンで優勝するという ものすごい課題でした。 もう一人の私と同じく もともと走る才能はあった「私」ですけれど トレーニングをするうちに 順調に才能を開花させていきます。 トレーニング中や レース中には 苦しいこともあるわけですが いつしか もう一人の私のためにではなく 自分のために走り続けていきます。 最後 2回「えっ?!」と思いましたが いい結末でよかったです~。 パラレルワールドへの行き方が なんだか笑えました。
2009年01月29日
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2008年11月発行 PHP研究所 418p【内容情報】(「BOOK」データベースより)おのれの美学だけで天下人・秀吉と対峙した男・千利休の鮮烈なる恋、そして死。 評価 ★★★ 第140回直木賞受賞作。 前回候補となった「千両花嫁」は ほのぼのとしていましたが こちらは 著者お得意の 「何か」にとりつかれた男を描いて 凄みを感じさせる作品でした。 全24章で 利休切腹の当日から 利休の生涯の恋がはじまった日まで さかのぼりつつ いろいろな人から見た利休が描かれていきます。 それぞれに 利休にたずねる場面があるのが タイトルにつながるのでしょうか。
2009年01月28日
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2009年1月発行 白泉社 【内容情報】(楽天ブックスHPより)演劇史上不朽の名作と謳われる「紅天女」の試演に向け、自らの天女像を求める北島マヤと姫川亜由弓。そんな中、亜弓の特別稽古が報道されるのを見て、焦るマヤ…。しかしマヤは、速水真澄の「おれに紅天女のリアリティを感じさせてくれ」という言葉に、演技のヒントを掴んで…!?演劇にすべてを賭ける少女・北島マヤ。その激しく一途な生き方が、熱い感動を呼び続ける!少女まんが界に輝く、超人気大河ロマン最新刊が数十年ぶりに復活!!評価 なし 帯にある蜷川幸雄さんの言葉通り「いつまでも待たせないで!」ですね。 相変わらず 亜弓はきらびやかな演技を見せつけ マヤは泥臭い方法でしか 役をつかめない・・・。 でも 月影先生はマヤのほうを高く評価する。 そして 速水さんが影となって支え 桜小路君がストレートに愛を語る・・と 散々繰り返されてきた展開で。 ともかくそろそろ決着をお願いいたします。
2009年01月27日
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2008年11月発行 講談社 517p【内容情報】(「BOOK」データベースより)あなたとは、この世の果てまでいっしょよ。呪いのように。親子、だもの。ママの名前は、マコ。マコの娘は、コマコ。『赤朽葉家の伝説』『私の男』―集大成となる家族の肖像。 評価 ★★★ 第1部は 母・マコにがんじがらめにされ 14歳で母が死んだ後の第2部では 物語にがんじがらめにされた コマコのお話。 第1部で 母に連れられてあちこちを転々とし 学校に行けず 話も出来ず 母を強く求めながら 母を失うことにおびえていたコマコが 救われたのが 物語の世界。 第2部では これまでの体験や 読んできたことを血や肉として 自ら物語を紡いでいきます。 相変わらず定位置を定めない夜の生活の中で・・・。 大きな賞(直木賞をほうふつとさせます)を受賞した後の 苦しみは 桜庭さんの心の叫びのようでもあり・・・。 また 桜庭さんは大変な読書家でもいらっしゃるそうで コマコが本を渇望する思いは 桜庭さん自身のものかもしれません。 少女の気持ちを書かせたら絶品の桜庭さん。 今作も行き場のない少女の苦しみが 胸に迫ってきました。 大変な迫力でした。
2009年01月26日
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2008年12月発行 小学館 316p【内容情報】(「BOOK」データベースより)トトロみたいな野山じゃなく、こんな寂れていく都市の光景が、俺の美しい故郷だ。僕たちは、たぶん、この団地に囚われてしまったんだ。『東京バンドワゴン』シリーズの著者による、“消された記憶”のミステリー。 評価 ★★ う~~ん。 小路さんにとっては 「死」と「超常現象」が書きたいことなんだろうなぁ。 でも 私は 「東京バンドワゴン」シリーズや「うたうひと」のような 小路さんのお話が読みたいです。
2009年01月25日
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2008年11月発行 文藝春秋 221p【内容情報】(「BOOK」データベースより)幸せの魔女が、復讐の旅にでた。どこまでも暗く、哀しみに満ちた世界を最後に救ったものとは―大きな愛に包まれる、ばななワールドの新境地。評価 ★★★ 最初の方は 「魔女」ってなに~と思いながら読んでいましたが あまりそういうことを気にせず読んだ方がいいみたいです。 両親を亡くした由美子が 失われた記憶を いとこの昇一とたどる旅。 昇一のやさしさに癒されながら 由美子が最後にたどりついた場所に 驚愕・・・。 でも 心地よいラストで 私もなんだか救われたような心持がしました。
2009年01月24日
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2008年11月発行 文藝春秋 285p【内容情報】(「BOOK」データベースより)女は待ち、男は孤独を知る。清和、陽成、宇多天皇、いつの時代も女に生まれれば同じこと。平安王朝にまつわる男女の尽きせぬ狂おしい想い。 【目次】(「BOOK」データベースより)泥ぞつもりて/凍れる涙/東風吹かば 評価 ★★★ 平安時代前期の三代の天皇の時代に生きた女性のお話。 多くの後宮の女性が出てきて 天皇との関わり方も様々ですが 藤原良房の姪にして 養女となって入内した 清和天皇の女御で 陽成天皇の母である 藤原高子が中心なのかな。 (伊勢物語で 在原業平と芥川へ逃避行する姫ですね) 彼女と 清和天皇の女御で身分の低い源氏出身の暄子との 対比が考えさせられます。 どの女性も そして男性も 満たされぬ思いでうつうつと 日々をすごしているのが 哀しいですね。 これまでの宮木さんの作品に比べて 官能的表現は抑え目でしたが 平安朝の後宮の美と醜を感じさせてくれる作品でした。
2009年01月23日
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2008年11月発行 角川書店 213p【内容情報】(「BOOK」データベースより)恋を拒んで、愛を乞うた―。櫻田哲生の生涯から切り出された、10の物語。 【目次】(「BOOK」データベースより)砂/飴/桜/窓/石/南/祭/海/声/骨 評価 ★ 櫻田哲生の一生のうち(死後もあるけど) 10のシーンを切り取った連作短編集。 時系列は ばらばらに並んでいます。 仕事も続かない 存在感の薄い ダメ男なのに なぜか女に不自由しない人生。 「切羽へ」の石和と同様 ぜんぜん魅力的にみえません。 井上さんと男性の趣味が合わないのかしらん~~。
2009年01月22日
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2008年11月発行 集英社 297p【内容情報】(「BOOK」データベースより)天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた―。 評価 ★★★ 重くて暗いお話でした。 すごい迫力。 三浦さんって こんなお話も書くんですね。 圧倒的な筆力でした。 南海子はこれからどうするんでしょう。 信之はこのまま 仮面をかぶって生きていくんでしょうか。 「光」はどこにあるのか。 読後に なんだか いろいろと考えさせられました。
2009年01月21日
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2008年12月発行 文藝春秋 289p【内容情報】(「BOOK」データベースより)鈴の音ひびく冬が、いとおしい人の温もりを伝えてくれる。ものがたりの歳時記―「冬」の巻、12編。 【目次】(「BOOK」データベースより)あっつあつの、ほっくほく/コーヒーもう一杯/冬の散歩道/サンタ・エクスプレス/ネコはコタツで/ごまめ/火の用心/その年の初雪/一陽来復/じゅんちゃんの北斗七星/バレンタイン・デビュー/サクラ、イツカ、サク 評価 ★★★★ 季節風シリーズもこれで終了。 どれを読んでも 心が洗われるようなきれいなお話ばかり。 日常にくさくさしたときに読んで 何か忘れていた大切なことを 思い出す手助けにしたいような本でした。 この本を読んでいて 文章の中での「、」の使い方がうまいなぁと思いました。 「、」があることによって 言いたい事がストレートにこちらに 伝わってくることが多かったです。
2009年01月20日
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単行本版 1999年6月発行 講談社 273p文庫本版 2002年6月発行 講談社 294p【内容情報】(「BOOK」データベースより)舞台は鎌倉の東慶寺。別名駈込寺。男に愛想の尽きた女が一目散に逃げ込んでくる。寺役人の市助と門前にある菓子屋の和三郎が協力し、駈込みの子細を辿っていくと、女の性をめぐる凄まじいドラマと巧妙な悪企みが浮かびあがってくる。和三郎は忍びの裔。影十手を躍らせ江戸の闇に挑む。痛快な時代ミステリー。 【目次】(「BOOK」データベースより)血煙因縁坂/白浪反魂丹/冬霞妻敵討/忠臣徒名草/入聟菊之丞評価 ★★★ 「おねだり女房」より先に出た シリーズ第1作です。 市助と和三郎についての説明があり すんなり入り込めた・・・と 思ったら 紀乃についてはもう「尼首二十万石」で 描かれていたのですね。また 読まなくては・・・。 和三郎は粋で強く 市助は茫洋としているようですが意外と鋭く 二人とも人情を解するいい男でした。 「冬霞妻敵討」が哀しくて美しく 「忠臣徒名草」は 思わぬ展開に驚きました。 表紙絵は 文庫版のほうが好きです。
2009年01月19日
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2008年11月発行 新潮社 312p【内容情報】(「BOOK」データベースより)時は明治・大正の御世。孤独な建築家・笠井泉二は、依頼者が望んだ以上の建物を造る不思議な力を持っていた。老子爵夫人には亡き夫と過ごせる部屋を、へんくつな探偵作家には永遠に住める家を。そこに一歩足を踏み入れた者はみな、建物がまとう異様な空気に戸惑いながら酔いしれていく…。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。評価 ★★★ 異能のン天才建築家・笠井泉二が設計する家は 依頼者を満足させてくれます。 たとえそれが 第三者の目には奇異に映る家であったとしても。 笠井の夢の中に登場する天使が なんらかの力を与えてくれているようです。 そのあたりが ファンタジーなんでしょうが 特にその部分がなくても 充分成立するお話だと思いました。
2009年01月17日
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2008年11月発行 講談社 166p【内容情報】(「BOOK」データベースより)栃木県の公社職員・片桐は、タイのバンコクを訪れる。そこで武志という若い男に出会い、ミントと名乗る美しい娼婦を紹介される。ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは。 評価 ★★ タイのバンコクで 一人遊びまわる片桐の様子を描写しながら なぜ彼がそういう風に豪遊しているのか 何におびえているのか 過去の様子が次第に挟み込まれていきます。 文章は読みやすく さらさらさらっと 一観光客の 暑いバンコクでの様子が読めていきますが 実は暗いものを含んでいる片桐の内面が重苦しいです。 最後はなんともはや・・・ 後味は悪いです。
2009年01月16日
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リリーが今朝からおう吐しました。胃液を少しくらいなら 結構頻繁におう吐する方なのですが今日は1時間の間に5回もおう吐したので病院に連れて行きました。病院まで徒歩で10分くらいですが 元気に歩いていけました。血液検査までしたのですけれど 特に悪い数値はなかったのでなんらかのストレスか 食べすぎかによるものでしょう~という診断でお薬をもらって終わりました。帰って来て 呆然としているところ。今はぐっすり寝ています。早くよくなってね。でも 仕事が午後からの日でよかった~。犬が病気のときに 仕事って休んでいいのかなぁ。
2009年01月14日
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2009年1月発行 新潮社 420p【内容情報】(「BOOK」データベースより)「すてき!」に目がない弱小藩のうら若き正室めだか姫。いま江戸で評判の変わり菊競べを見たくてなりません。姉君三姉妹の失踪騒ぎに乗じ屋敷を抜けだすと、そこには名菊「雪見桜」を踏みにじり、選考に不満をわめく、天下のボンボン田沼意知の姿が。めだかの正義に火が点り、やがて将軍さまも巻き込んだ未曾有の大騒動が始まるのでした。文庫書き下ろし「退屈姫君」シリーズ完結篇。 評価 ★★★ ちょっと品はないけれど 楽しく読めました。 これでおしまいで めだか姫を中心とする登場人物たちの 元気一杯の活躍がもう読めなくなるのは 寂しいです。 でも 他のシリーズと登場人物がかぶっているので そちらでまた逢えることを期待しています。 本書の中に「しゃばけ」シリーズの若旦那について言及されていたのは 新潮社つながりのサービスでしょうか。 <この作品に出てくる人物についての覚書> 退屈姫君シリーズ(主人公=めだか姫)・・・ 「退屈姫君伝」「退屈姫君海を渡る」「退屈姫君恋に燃える」 「退屈姫君これでおしまい」 風流冷飯伝シリーズ(主人公=飛旗数馬)・・・ 「風流冷飯伝」 面影小町伝シリーズ(主人公=笠森お仙)・・・ 「面影小町伝」
2009年01月14日
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2008年9月発行 講談社 478p【内容情報】(「BOOK」データベースより)塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。一年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?誰も予想できない結末が待っている!!恩田陸が紡ぐ、静かで驚きに満ちた世界。 評価 ★★★ ラスト前までは 「かなり好き」だったんですけれど・・・ 確かに「予想できない結末」でした。 なんだか 残念です。 複数の視点で語られ 時系列もいったりきたりですし 「あなたは・・・」と語りかけられる章もあり 緊張感を持って読んでいたのですけれど 最後が「あれあれ~?」という感じでした。
2009年01月13日
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単行本版 2006年5月発行 新潮社 293p文庫版 2009年1月発行 新潮社 377p【内容情報】(「BOOK」データベースより)失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。 【目次】(「BOOK」データベースより)お母さまのロシアのスープ/コール/押入れのちよ/老猫/殺意のレシピ/介護の鬼/予期せぬ訪問者/木下闇/しんちゃんの自転車 評価 ★ すいません・・・怖すぎて。
2009年01月12日
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2008年11月発行 宝島社 373p【内容情報】(楽天ブックスより)海堂尊の原点でもある「田口・白鳥シリーズ」の最新刊がいよいよ登場!!映画化、テレビドラマ化もされた第4回『このミス』大賞受賞作の『チーム・バチスタの栄光』は累計320万部突破、続編の『ナイチンゲールの沈黙』も140万部を突破し、驚異の新人と謳われる海堂尊。彼の原点でもある「田口・白鳥シリーズ」の最新刊がいよいよ登場です。今回の舞台は厚生労働省。なんと、窓際医師の田口が、ロジカルモンスター白鳥の本丸・医療事故調査委員会に殴り込み!?グズグズな医療行政を田口・白鳥コンビは変えることができるのか・・・。1年半ぶりに帰ってきた彼らの活躍にご期待ください。評価 ★★ う~~ん、お話としてはあまり好きではないです。 場面はほとんど厚労省の会議室の中で 作者の言いたいことを 登場人物の口を借りて言っているだけの様な気がします。 丁々発止のやりとりは 迫力があるんですけれど・・・。 それにしても 厚労省の実態がこの本のようだとしたら 心配です。
2009年01月10日
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2008年10月発行 集英社 264p【内容情報】(楽天ブックスより)感情に溺れられない性分が隠れたコンプレックス。これまで3人ほど付き合ったが記憶に残るのは相手への気持ちが色あせていく終盤ばかり。そんな29歳の喜世美は初体験の相手と10年ぶりに偶然再会する。「恋が苦手で…」猫と同居し、週末は家で映画鑑賞。人付き合いが苦手で自分を開放できるのはブログの中だけという26歳の翔子は、ある時ブログのコメントを通じてある男性と会うことに…。「一人で生きちゃ、ダメですか」生きるために働いて、気づけば勤続12年。結婚せずにずっと働いていると仕事に生きるキャリアウーマンだと思われるが本当は違う。「前向き」が性に合わない鈴枝35歳は、だからJーPOPの歌詞のような恋愛にも馴染めず、そんなつもりはないのに独り者だ。「前向き嫌い」それぞれに“アンチ恋愛”道を行く3人の女性たちが、痛烈な女子の本音を繰り広げ、最後はちょっとほろっとする、痛いほどリアルでじんわり勇気をくれる連作短編【目次】(「BOOK」データベースより)恋が苦手で…/一人で生きちゃ、ダメですか/前向き嫌い/あきらめ上手/キャント・バイ・ミー・ラブ/相利共生、希望します/恋より愛を 評価 ★★★ テンポ良く読めました。 恋愛嫌いな三人の言い分も良くわかります~。 恋愛・・・もう縁遠くなってだいぶたちますが めんどくさいですものねぇ。 女一人でも楽しくやっていける時代だから 結婚できない男の子がどんどん 増えているようで ちょっと心配かも。 でも 昨日図書館でチョコレートの作り方の本を借りていった 女の子もいました。 年が明けたばっかりですけど 早くもバレンタインの 準備でしょうか。
2009年01月08日
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2007年3月発行 講談社 237p【内容情報】(「BOOK」データベースより)縁切り寺・鎌倉東慶寺門前の餅平父子が探る人の世の不実と不幸。時代小説に新風を吹き込む新雑誌「KENZAN!」から生まれた異色捕り物作品集。 【目次】(「BOOK」データベースより)助六小僧/おねだり女房/長命水と桜餅/雨の離れ山 評価 ★★★ 東慶寺門前の菓子屋の長男が 忍びの末裔で捕物を影の仕事をしているという 面白い設定でした。 縁切り寺に駆け込んでくる女性の嘘・ホントを見極めて 悪は懲らしめ 弱いものは助けていきます。 主な登場人物の関係が 既知のものとして書かれているので ちょっと??でしたが シリーズ1作目として 「影十手活殺帖」がすでに出版されていたのですね。 これも読んでみたいと思います。
2009年01月07日
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〔芥川賞〕鹿島田真希『女の庭』(文藝秋号)墨谷 歩 『潰玉』(文學界12月号)田中 慎也『神様のいない日本シリーズ』(文學界10月号)津村記久子『ポトスライムの舟』(群像11月号)山崎ナオコーラ『手』(文學界12月号)吉原 清隆『不正な処理』(すばる12月号)〔直木賞〕恩田 陸 『きのうの世界』(講談社)・・・予約中北 重人 『汐のなごり』(徳間書店)・・・既読天童 荒太『悼む人』(文藝春秋)・・・予約中葉室 麟 『いのちなりけり』(文藝春秋)・・・既読道尾 秀介『カラスの親指』(講談社)・・・既読山本 兼一『利休にたずねよ』(PHP研究所)・・・今日予約しよう(汗)選考会は15日夕です。芥川賞候補作の作家さんの中では津村記久子さんだけ読んだことがあります。
2009年01月06日
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2008年7月発行 幻冬舎 382p【内容情報】(出版社HPより)いじめも貧乏もケンカもスゴかった。初恋や友情や青春なんて言葉も知らなかった30年前の夏。あの頃も子供たちは泣いていた。けれど、いっぱい笑ってた。笑いと深い感動をくれる本格青春小説! 評価 ★★★ 祖母の死で 故郷をおとずれた柿崎伸朗が 少年時代の思い出を たどるというお話。 現在の話と少年時代の話を 交互にすすめていきます。 現在は10歳の息子の不登校を抱えて うつうつとし 30年前は鉱山をめぐる 大人社会のいざこざに 子供たちはまきこまれ傷つきながらも やんちゃの限りを尽くします。 昔の話も からっとした子供らしい話ではなく 暗いトーンの話なんですけれど きれいごとで終わらなくて それも良かったと思います。
2009年01月05日
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