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2007.02.15
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西澤保彦を読み始めるはるか前から,このオシャレな題名は耳にしていて,気になっていた作品を読んだ。

○ストーリー
マモルは,小学校5年の後,人里離れた学園の生活を始める。仲間の生徒6人と先生・寮母の3人は,勉強と推理ゲームをしながら暮らしていた。生徒たちは皆,学園に来る直前の記憶が無く,それぞれこの学園生活に隠された秘密を推理する。そんな中,学園に新入生が訪れることとなり,ウワサされていたように学園の悪魔が目を覚ます。

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うーん,見事にだまされた!物語全体の背景となる謎はかなり仰天モノで,「あり得るの?」という疑問が残らないでもないが,一応きちんとロジカルな説明があったので,ナットクしておく。

マモルたち在校生の数日を描き,彼自身に学園生活に対する疑問と推理をさせるのは,なかなかうまいテクニックだ。読者がそれに刺激を受けて,いろいろ想像している中,クライマックスへと持っていける。

そうした日々は,子どもじみた派閥争いとか,お菓子の盗難事件とか,寮の食事のまずさへの不満などはあるものの,そこそこ平和に描写されている。ところが新入生の到着の前から,在校生たちは緊張を始め,新入生が現れた瞬間から混乱はピークを迎える。そこからは,事件の展開の早さもあり,読みながら作者の西澤保彦にいいように操られているのを感じたが,それがまた心地よかった。

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変化を嫌って目を覚ますという「学園の悪魔」が何なのか?というミステリに対しては,当初は特撮モンスターでも現れるのかと思ってしまった。



在校生たちが,学園の秘密を論じているあたりが一番ワクワクしたなあ。







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Last updated  2007.02.17 17:13:52
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