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2007.03.02
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新感覚ミステリの旗手・森博嗣の作品の中でも,またヒトキワ不思議な感覚の作品を読んだ。

○ストーリー
ある大学の工学部助教授・水柿君の毎日は,ちょっとのフシギにあふれている。大学の変わった人々と,のんきな奥さんの間で,水柿君はゆっくりと暮らす。

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私小説とミステリとエッセイの中間と言ったところだろうか?長ーいタイトルの逸話が5話収録されているが,ミステリっぽい内容なのは第1話くらいで,残りは淡々とした水柿君の日常が描かれる。

カナダ旅行の話とか,模型飛行機を飛ばしている話とか,三重県の生活とか,クスリと笑ってしまう部分は多いのだけど,とにかく”ヤマなし,オチなし”で淡々と進む。また進むにつれて,語り口がどんどんコミカルになって行き,どうなっちゃうんだろう?と心配させられる。

伏線だったはずの水柿君がミステリ作家になる,という展開に少しも到達しないまま作品は終わってしまう。ちょっとバカにされたような気がするけど,森博嗣の頭の回転の早さは伝わってくる。

これだけ頭脳の切れる人なんだから,この作品の展開は計画的だよな?決して行き当たりバッタリじゃないよな?と,イロイロ心配になる作品だ。








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Last updated  2007.03.03 15:14:20
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