ようやく「虐殺器官」を読了。興奮し面白かったが体力を消耗した。
伊藤計劃 本名伊藤 聡 2009-03-22没 行年32歳
SFが読みたい 2008年版ベスト1に選ばれたデヴュー長編作で近未来軍事SF小説とでも言うのか、内容は思弁的で論理的、時には倫理的宗教的で言語学 文学と多岐にわたる。
錆付いた灰色の脳細胞ではなかなか理解しにくいところが多かったが、重厚な読み応えのある小説であった。続編と言うか この作品を受けて「ハーモニー」が書かれている。
2007年6月「虐殺器官」でデヴュー。小松左京賞最終選考に残る
2009年 第40回星雲賞 第30回日本SF大賞受賞。しかし著者の死後の受賞は初めてのことと 新聞に載り それで私は知った。
この作品は第1回PLAY BOYミステリー大賞第1位にも選ばれている。
惜しい逸材であった。
彼のブログは「伊藤計劃:第弐位相」 とても面白い。映画をよく見ていたようだ。 一読お薦めする。