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明日から世間では3連休と言うのに、私はそのうち2日間は仕事である。代休が平日に取れるのでそれほど苦ではないのだが、束の間華やいだ空気の溢れる街にそぐわない自分の存在に少々疎ましくなる事もある。私の名刺の肩書きには、この4月から(もう去年か。)”副参事”と記されている。リストラ昇進とも思われる名ばかりの肩書きである。この、副参事とやらは、世間一般で言う所の係長職(会社の規模によっては課長職)クラスらしいのだが、実際は単なる全くのイチ平社員にすぎない。この辞令を受けたのは、3名だけだったのだが、あたかも恩着せがましく、”こんな時期に昇格する事は素晴らしく・・・早い昇階で、云々・・・” 神々しさえも感じさせられる?訓示を長々と密室で聞された。責務だけが増す一方であって、女性という今の立場では、うれしくもなんともない、こちらにとっては何とも迷惑千万な話しなだけである。とは言っても今の部署はかなり女性にとっても開けている所で、働きやすいといえばそうなのだが、会社全体で考えると古い体質を根強く残しているのは否めない。きっと日本のどこの企業でも似たり寄ったりであろう。まだ幸せな方である。こんなことなら、学生時代にもっと将来を見据えた選択肢を考えるべきであったと後悔するが、もはや覆水盆に帰らずである。 そんな時、ふと関係の絶対性を考えてしまう。人とは”個”というものは本当はなくて、相手次第で自分がAと言う私になったり、また違う環境ではまるで別人のBと言う私になったりすると言うのだ。人との「関係」がすべて「私」という人物を決めるのだということらしい。きっと関係とやらによって、人は様々な顔を持つ自分がいるのだろう。私も”然り”なのは間違いなさそうである。人と人の間と書いて、”人間”か・・何ともうまく表現している文字ではないか。
2003年01月11日
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