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クラッシックの第一人者がプログレをカバーした! そんな演奏を耳にする機会は珍しくないが、久々に鳥肌の立つアヴァンギャルドな演奏だ。 プログレもクラッシックも好きな方、必聴。
2012年06月23日
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2007年にバレエ音楽の宝庫と言われているデッカのカタログの中から 厳選された作品群が廉価盤として発売になったもの。 たまたま、佐々木大さん出演のMarcher-前へ!-を観に行った時のこと。 使われている曲の一部が、ミンクスのパキータからだった。 バレエのお稽古で耳にはしていたが、大ホールでオケでの曲を聴いて すっかり魅せられてしまった。 そして、すぐに注文したのが、このデッカコレクション。音質もまずまず。 演奏は、リチャードボニング指揮 ロンドン交響楽団だった。 ゆったりと抒情的で、これぞバレエ音楽と言う印象。 さすがは、バレエを知り尽くしているボニングの演奏だ。 そして次に購入したのが、EMIからのもの。 ジョン・ランチベリー指揮 シドニー交響楽団。 アダージョ部分がボニングに比べ少しテンポが早く、音が粗い感じを受けたが 凝った(原作とは離れた?不思議な?)演出で かわいらしい華やかさが感じられるものだった。 しかし実際には、この演奏でアダージョを踊るのはちょっと難しそうである。 最後は、ボリススパコフ指揮 ソフィア国立歌劇場管弦楽団 APPRICCIOから。 ボニングに聴きなれると、少し華やかさに欠ける感じだが 非常に丁寧な演奏で、踊りやすいように思う。 上にも述べている大好きなアダージョ部分は、テンポが他の2枚に比べてかなりゆったりめ。 これも、踊り手の事を考えて計算された演奏スピードなのかもしれない。 バレエを踊るためにはこのCDが一番お勧めかも。 パキータが縁でこのコレクションを一揃い注文してしまったが バレエ音楽入門には非常にお勧めのシリーズだと思う。 私の”ロミジュリ”もはや6枚目に突入・・・だ。
2012年06月23日
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6~7年前のこと。 タワーレコードで、私はある一枚のCDに出会った。 それは、確かヒーリングコーナーだった、と記憶する。 バリ島らしき美しい写真に惹かれ、思わず手にとって見る。 すると、PACIFIC MOONの帯に小さな文字が 行儀よく並んでいた。 ”幻想的なサウンドが奏でる滑らかな水の世界。 地から強い大地の香り。そこは輝くアジアのオアシス” これが私とUBUDとを繋ぐきっかけとなった。 バークリー音大出身の吉田潔と河越重義の二人による ガムランテイストのアジアン・アンビエントアルバム。 これはテイストと書いたように完全なバリのガムランではない。 それは無国籍でありながら、アジアの懐かしい香り。 南国の穏やかなリゾート、まさに楽園に身を委ねているような・・・ 静かに目を閉じて潮騒を感じてほしい。
2008年10月25日
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イスラエルのジャズロックバンド。 イスラエルの”HATFIELD&NORTH”との異名をとるらしい。 リリカルなフルートに柔かな品のあるピアノで、アラブ色は全く無い。 一言で”さわやかな甘いハットフィールド”といった感じ。 曲ごとに印象が異なり、統一性が無いと言えばそれまでだが カンタベリー、シンフォニック、はたまた女性ヴォーカルをフューチャーしたボサノバ調と 非常に盛りだくさんで、飽きず楽しめる。 あくまで明るくとても気持ちがいいアルバムだ。
2008年09月07日
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元アルティ・エ・メスティエリマルコ・ガレシ(b)と、元エラータ・コリージュのマルコ・チミノ(key)が結成したジャズ・ロック・バンド。 実質、アルティ・エ・メスティエリのリニューアル、進化バンドとでも言おうか。 イタリアンジャズロックと言うよりも、ZAOにも通ずるフレンチジャズロックの音に近いように思う。 確か、フリオキリコの弟子たっだか?ジョルジオ・ディアフェリアの超絶ドラミングを軸としたスリリングなアルバムだ。 スペシャル・ゲストは、ジジ・ヴェネゴーニ(g)、ジョヴァンニ・ヴィグリエール(vln) アルトゥーロ・ヴィターレ(sax) ヴァイオリンとサックスが入っているジャズロックが特に私は好きなのかもしれない。 超お気に入りの一枚である。
2008年09月07日
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英国ジャズ界の重鎮、ジョンテイラーの新作が出た。 早速購入したのだが、私の好きなジョンテイラーと・・・ 今までのアルバムとは何故か雰囲気が違うではないか。 ”ソリッドでシャープでタイト、刺激的なジャズ!” と私の中では分類されていたのだが あたたかさと、アイスワインのような深い芳醇な甘さを感じるのだ。 数枚所持する彼のアルバム(以前この日記で紹介したはず)とは 全く趣を異にしているのには驚いた。 (ジョンのオリジナル曲が3曲だと言うこともあるだろうが) しかし、スリリングに迫りくるソロプレイは今までと同じ。 違った魅力にノックダウンされた私。やっぱり、ジョンテイラーはすごい。 ベタだが、海の見える明るいオープンカフェで アンニュイな気分を楽しみながら聴いてみたくなった一枚。
2008年08月15日
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ノルウエーのピアニスト。 近年のアルバムでは「ポスト・キース・ジャレット」とも言われているらしい。 これはトリオとして3作目となるアルバム。 1作目は未聴だが、2作目はタンゴのような、演歌ちっくのような・・・ なんとも言い難いウエットでマイナーな感じが私にはイマイチだったのだが この3作目ではこのような傾向が薄れ、美しさを前面に押し出し 洗練された曲調に変化している。 私には秋よりも、この夏の方がなぜかしっくりくるメロディだ。 秋に聴くと、もの哀しさや寂しさが余計に募ってしまうから・・・ かもしれないが。
2008年08月15日
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ポーランド生まれのトランペッター、Tomasz Stanko のカルテットアルバム。 元々トランペットジャズは好みではなく、Mark Ishamや父の好きなニニロッソ以外は 実はまともに聴いた事が無い。 ピアノにMarcin Wasilewskiが参加していたので、たまたま購入したものだが これがなかなか私好みだった。 静かで美しいだけでなく渋くて非常にクール。 一言で、この真夏に涼感を感じさせるJAZZとでも言おうか。 エアコンをかけず、窓を全開にし、セミの声と、流れる風を感じ、このCDをセットする。 我ながら、なかなか粋な真夏の過ごし方だと思う。
2008年08月15日
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ポーランド出身の若手トリオ たまたま、アマゾンのリストマニアで見つけて購入した。 ジャズには精通していない私ごときが感想など述べるなど おこがましくてアップするかどうか大いに悩んだのだが あまりにも美しく上質なので、どうしてもご紹介したく。。。 13曲のうちオリジナル曲が8曲。 トリオだが、いわゆる4ビートで素人の私が”JAZZ!”と感じる曲がほとんど入っておらず ティエリーラングにも通ずるヨーロッパの叙情的で繊細なメロディが殆どを占めている。 どの曲もピアノが主役で、ベースやドラムは静かにゆったりと流れ、優しく包み込む。 まさにヒーリングのジャズとても言いたくなるくらい。 ピアノ曲の好きな人、またJAZZを全く知らない人にもお勧めしたいアルバムだ。 ☆彡ECM第2作のJANUARYも素敵!
2008年08月14日
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久々の日記だ・・・ 日記は書かずとも、音楽は殆ど毎日聴いているのだが。 私にとって音楽にも季節感がある。 例年では、秋はジャズ、そして12月に入るとクラッシックが中心になるのだが ここ最近は、瞑想系や民俗音楽が何故か多い。 今日は、民族音楽、日本古典音楽、シンセサイザー パーカッション そして、自然音が取り入れられたきわめてプログレッシヴな音楽を聴いている。 ダンスで言えばコンテポラリーに属するような、そんな感覚を覚える音だ。 この芸能山城組は、プロではなくアマチュアの集団らしい。 音楽だけでなく、さまざまなパフォーマンス、そして調査研究まで手がける シンクタンクでもある。組頭は山城祥二さん。 1976年がデビュー作発表と言うから、かなり歴史のあるグループである。 10作目は劇場版アニメ「AKIRA」の為に作られた組曲で有名。 このアルバムは第11作にあたり、1990年「国際花と緑の博覧会」の ランドスケープ・オペラ”ガイア”のために作られた大作。 地球”ガイア”の黎明から未来へを壮大に描くECOPHONY。 山城組のユニークな”芸能”を一度お試しあれ!
2007年12月02日
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このアルバムは7年ほど前にアメリカの友人に紹介された。 BARAKAと言う映画のサウンドトラックである。 当時、日本で上映されたのかどうかも知らなかった。 この映画は台詞のない、音と映像の世界だけで創られている。 このアルバムは、MICHAELS STEARNSが 世界のエスニック音楽をサンプリングして作ったオリジナルミュージックと Various Artistsの作品から構成されている。 アンビエントと言うよりも抒情詩的なサウンドトリップの世界。 私はこの-BARAKA-で、ANUGAMA、佐藤聡明、DAVID HYKES、 L. SUBRAMANIAMと出逢うことになる。
2007年10月21日
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「Cathedral Oceans」のリニューアルとも言える、前作&新作の2CD。 グレゴリアンの響きと鳥のさえずり・・・ 古代遺跡か、大自然の中でひっそりとそびえる廃墟と化した大聖堂 まさにジャケット、タイトルどおりのイメージだ 果てしない広大な空間に溶け込むよう美しく響き渡る 何故かタイムマシーンやAIの映像が脳裏に浮んだ
2007年10月09日
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「グラミー賞に2度ノミネートされているアブジェリーノスは アンビエント音楽界の巨匠だ」- このアルバムは、DAWN OF THE GODとNIGHT OF THE GODDESSの2部構成となっている。 前半は、川のせせらぎや鳥の声などが入った曲、BARAKA風の曲もあり聴きやすく、ヒーリング効果も期待できる。 後半は、プログレの要素も強くアンビエントとは言い難いかもしれない。 まさに夜、真っ暗なウシュマル遺跡の「尼僧院」の中に ぽつんと独り立ちすくんでいるような、そんな錯覚に陥てしまう。 夜の帳が降り、全てが透明な静寂のしじまにおおわれると しばし古代文明の幻影のきらめきと回想の旅へと飛び立つのだ・・・
2007年09月30日
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最近は瞑想系ばかり聴いている。 かなりストレスが溜まっているのか・・・ 音楽で紛らわすしかないのかもしれない。 このアルバムは、瞑想やヨガ、癒しの目的のために作られたアルバム。 低くゆったりとしたチェロの音とマントラの詠唱のような、 ホーミーのようなヴォイスが美しく調和し その響きはしばし心を穏やかに静めてくれる。 夜うまく眠れない方にもおすすめの一枚。
2007年09月26日
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賛否両論の多いアルバムらしいが、環境音楽だとか、アンビエントだとか・・・ 全くそんなカテゴリー等超越している作品だと思う。 眼という”唯一の外界との接点、覗き窓”から外の現実世界を眺めているのではなく その仮想映像を直接精神に投影し、感ずることを”音”というもので表現している。 ”無の境地” ”空の世界” ”輪郭を伴わない精神のうねり”とでも言おうか・・・ いや、そんな言葉など全く無意味なものだ。 私にとってこのアルバムの静寂とは・・・ 衰弱していく精神が一歩ずつ・・・確実に死へと近づいていく だが、それは涅槃の境地のようにあくまでも安らかなもの。 Davidにとって”静寂”とは一体なんなのだろう?
2007年09月17日
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瞑想、環境音楽は以前から聴いていたが ここまで傾倒したのは数年前から。 そこには音楽に逃避している自分がいた。 未だそこから抜け出せずもがいているけれど でも今を生きている、これは確かな事実。 深い響きが美しい。
2007年09月09日
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ボーダーレスサウンドクリエイター ビル・ラズウェル あらゆるジャンルの音楽活動を続ける鬼才ベーシストで、近藤等則さんなど日本のミュージシャンともコラボ。 本作はバリ島のモンキーフォレストとインドネシアのボロブドウールで録音されたスピリチュアルな民俗音楽に BILL LASWELLのミステリアスでディープなアンビエントダブの融合したもの。 敢えてジャンルを言うのならば、BILL LASWELL”環境音楽”になるのではないだろうか。 HAROLD BUDD BRIAN ENOにも通じるものがある、最高のメディテーションサウンド。 今まさにお香を焚いて聴いている・・・
2007年08月26日
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トルコのパーカッション・グループ。 数年前のことになるが、イスタンブールのCD SHOPへ行った時のこと。 ”ベリーダンスをしているので、その為のCDを探している”と言ったところこれを薦められる。 ハレムは1999年に結成された4人組で、海外経験を持つヤシャール・アクペンチェを中心にした一流歌手たちのバッキングを務める若手のセッション・ミュージシャン。 トルコの伝統的なパーカッション・アンサンブルが中心。 ネイ(たて笛)等を用いて、エキゾティック作品も多く ベリーダンス以外にも、瞑想・トランス系として楽しむのも良い。 意外に録音状態も良かった。 セカンド以降はクラブ系音楽の要素が強く、ファーストのシンプルなパーカッションミュージックからエレクトロニカルサウンドに変貌している。 私個人的にはこの本作品が一番のお気に入りだ。
2007年08月18日
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くつろぎのひとときに・・・ ★Rachel's★ ~The Sea and the Bells~ タイトルとジャケットに魅かれ、何かに導かれたかのように購入したアルバム。 ピアノがRachel Grimesと言う以外何も分からない。 アンビエント?ニューエイジ?トランス?それともイージーリスニングか室内楽なのか? 私にはジャンルを限定することの出来ないアルバム。 退屈と言えば退屈なのかもしれないけれど、静か過ぎるわけでも深すぎるわけでもない。 鋭い意志がアルバム全体から漂っている。そんなメロディーにただゆったりと身を任す。 果てしない波間を漂っているような不思議な感覚を楽しんで欲しい。 ★Sigur Ros★ ~gtis Byrjun~ アイスランドのバンド、シガーロスのアルバム、。 詳しくは知らないのだが、★Rachel's★と同じくジャケットに魅かれ同じ時に購入したもの。 胎児の絵が気味が悪い・・・一体どんな音楽なのか?と気になった。 やはり、私には退屈でけだるい。でも、こんな暑い真夏の夜には何も考えず浸るのもいい。 今は活動を停止しているようだが、SUGAR PLANTの”TRANCE MELLOW”を思い出した。
2007年08月15日
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夕食後のひとときに・・・ Two Worlds / Grusin & Ritenour 両巨頭によるクラッシック音楽。 クラシックが苦手な方にも聴きやすいお勧めの一枚。 バレエのレッスン曲に使用できそうだなぁ・・・と独り言 眠れない夜に・・・ The Pearl/HAROLD BUDD BRIAN ENO THE PAVILION OF DREAMS/HAROLD BUDD THE ROOM/HAROLD BUDD 言葉という手段で表現する事が出来ません。 それは、あなたの心の全てを映す一枚のアートです。 天上界からの・・・神の啓示
2007年08月14日
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★BELLA BAND/BELLA BAND 一言で、地中海ジャズロックバンドとでも評したい。 明るくて、爽やかだけでなく、微妙にリリカル。 サックスが超カッコいい!! 私のベスト5に入らなかった最大の理由は、ただひとつ。 このアルバムしか無いということ。惜しい!非常に残念だ! ★~DEUS EX MACHINA / EQUILIBRISMO DA INSOFFERENZA イタリアのジャズ・ロックバンド(?) そのサウンドはAREA + BANCO ÷2と称されている 私は、フリージャズロック+暗黒系プログレ+へヴィメタルと言う感を受けた。 メロディは恐ろしく男性的でアクがあり、今の私には少し難解・・・ 比べると、アレアやバンコの方が一般受けするのは間違いない。 しかしながら、テクニックは凄まじいものがあるので 一見の、百聞の、いやいや(^^;)試聴の価値あり! ★THE TRIP/TIME OF CHANCE フリオ・キリコが居たことで有名なバンド。 3枚CDを所有するが、このアルバムが一番カッコよくてお気に入りだ! ドラムだけでなく、マシンガンのような高速ピアノもかなり凄い。 イタリア的地中海テイストは然程感じられないが、やはり明るい。夏になると無性に聴きたくなってしまう。 すっかりTRIPを忘れていた。彼らはやはりはずせない。 ”マイベスト6 ITALIAN”にしよう
2007年08月14日
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USからの10年ぶりのアルバム。2CD。 私個人としては、89年にリリースされた、PASSION以来のアルバム。 これは、キリストの生涯を描いた映画「最後の誘惑」のサントラであった為、本アルバムとは全くイメージが異なった。 1曲目よりいきなりアヴァンギャルドな展開に面食らう。 セカンドCDはかなりのエレクトロニック音楽で私には少し付いていけない作品だった。 このアルバムを最高傑作とし、評価がかなり高いようだが(だから購入したのだが・・・) 数曲を除いて、今の私にはまだ手に負えるアルバムでは無いように思う。
2007年08月13日
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★ha★ インド系2世の美青年 タルヴィン シンは、タブラ奏者でもありプロデューサーでもある。 このアルバムは、マーキュリーミュージックプライズを獲得した『OK』に続く民族色あふれるクラブ系ミュージック。 テクノ、プログレの要素も感じられる。 モダンバレエのレッスンの時に先生が使用していたアルバム。 思わず”これ何ですか?”と尋ね購入したもの(^^;) ★rakesh chaurasia★ Talvin Singh がタブラ、Rakesh Chaurasia がバーンスリ(笛)で、インドの古典音楽に挑戦したデュオ・アルバム。 ヨガや瞑想、ベリーダンスにも使えそうな、エキゾチックで妖しいメロディーが美しい。
2007年08月13日
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★LE ORME★ ~フェローナとソローナの伝説~ キーボード主体のトリオという形態は、当初イタリア版ELPと言われていたらしいが このアルバムは全く違う作風である。 幻想的で叙情的なサウンドはもちろん、少し陰鬱なロマンティシズムが溢れている。 そして作品のタイトル通りスペーシーさを感じる作品もあっておもしろい。
2007年08月13日
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★MAXPHONE★~生命の故郷~一言でとにかく”不思議な”アルバム。クラシカルな音、管楽器を中心としたイージーリスニング系であったりまたある時はメロディアスで美しいコーラスでカンツォーネロック風。そして時折ハードな音色と、ポップなジェネシスチックであったり・・・ミッドナイト?スィングジャスからモダンジャズ、フュージョンやスパニッシュまで飛び出す。絶妙なこのアンサンブルは、果たして次はどんな展開になるのか?と最後までとてもドキドキ、ワクワクさせる面白いアルバムだ!★LOCANDA DELLE FATE★~妖精~77年発表の「Force Le Lucciole Non Si Amano Piu」リアルタイムでは全く知らないアーティスト。シンフォニック系のイタリアンプログレの中ではベスト5に入るほど大好きな作品である。情感豊かなシンフォニックだけではとどまらず、フュージョン、ジャズロックの要素もそこかしこにちりばめられている。イタリアンらしく明るく爽やかだが、まさにアルバムジャケットイメージどおりの緻密で甘美なアルバムだ。★IL VOLO★~IL VOLO2~フォルムラ・トレのメンバーを中心に結成されたバンド。ここまで書き進んでくると、イタリアンロックにはやはり叙情性という共通点があることが分かる。でもそれは、あくまでも底抜けに明るくたおやか。気持ちを元気にさせてくれる、そんな魔法にかかってしまう。少しへヴィーでハードな面も感じさせるこのアルバムは甘いだけのイタリアンでは満足出来ない方にもお勧めの一枚。5曲目の”朝の目覚め”は超カッコいい!
2007年08月13日
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イタリアンで一番好きなのはプログレと言うよりもジャズロック系。 アルティ・エ・メスティエリ、エトナ、アレア、バンコ、PFMが私のベスト5。 ジャズロック系は近年のマイブームである。 それ以外のイタリアンプログレは学生の頃から親しんでいたが、概してポップ明るくて聴きやすいものが多い。 また、ファイナルファンタジー等のゲーム音楽チックなものもあるので、プログレにあまり興味のない人にもぜひ一度聴いてほしい。 ★I POOH★ ~ロマン組曲~~オペラプリマ~~ミラノの騎士~ 殆どの人が薦めるであろう、この3アルバムを現在CDで持っている。 プログレと言うよりも、カンツォーネロック等とも呼ばれていた記憶がある。 イプーとの出会いは中学生の頃。こんなプログレもあるのか? と衝撃的だった。 あまりにも甘くせつなくて、叙情的なメロティが 初恋のほろ苦い思い出のように胸を締め付けたのを覚えている。 ★CATERINA CASELLI★ ~組曲 春~ PRIMAVERAと言うタイトルの方がしっくりくる方も多いと思う。 私的にはイプーと一番近いものを感じるアーティスト。 ★COBLIN★ ~マークの幻想の旅~ ゴブリンと言えばサスペリア。 サスペリアやゾンビのサントラを手がけたアーティスト。 中世の黒魔術を思い起こさせるあの美しくも怖ろしいメロディは、今もなお私の頭の中に残っている。 ~マークの幻想の旅~はこのサントラとは全く違う彼らのオリジナルアルバム。 キャッチでポップな曲もあるが、これぞイタリアンプログレと言うアルバムなので、サスペリア=ゴブリンと思われていた方に一度ぜひ!聴いていただきたい。 ゴブリンのアルバムの中では一番のお気に入り。
2007年08月13日
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アメリカンプログレの代表格。後にCAMELに加入するキーボード・プレイヤー キット・ワトキンスが在籍する。 甘すぎないファンタジー性とフュージョンタッチを併せ持つシンフォニックプログレ。 繊細でありながらダイナミック、そこはかとなく漂う官能的な香り。 同じような曲調で少し淡々とした感もあるけれど・・・ 3rdにはキャメルの代表作”Eye of The Storm”もほんの少しアレンジを加えて収録されている。 大方の意見ではセカンドが名盤と言われているが、私はどちらかと言えばジャジーなファーストの方が好みかもしれない。何度聴いても全く飽きないからだ。
2007年07月07日
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"Rhapsody in Blue~クラシック・ジャズ・バレエ~symphonic ballet ~大阪センチュリー交響楽団~ 演目 ~ドビュッシー「月の光」~メンデルスゾーン~「イタリア」~バーバー~「アダージョ」~シェーンベルク~「浄夜」~ガーシュウィン~「ラプソディ・イン・ブルー」 ・・・ところが・・・オーケストラだけではないのだ! その舞台の前面では、ダンサーが宙を舞い、そしてジャズピアニストが即興を奏でる。 クラッシック音楽とジャズ、そして多彩なジャンルのダンスが一つの空間を共有し共鳴する。 実にユニークなコンテンポラリー芸術、コラボレートの起承転結だった。 ダンサーは、服部有吉(祖父は服部良一)、ラスタ・トーマスを初め、クラシック、コンテンポラリー、ストリートダンス、パントマイムなど、その道の達人達が共演。 プログレッシヴなダンスもさることながら、アクロバティックなまでの身体能力の高さにも感心した。 ジャズピアニストは松永貴志。 力強く自由に鍵盤を操り、オーケストラと抜群のコンビネーションでジャズとクラシックを華麗に融合させていた。 オーケストラの指揮者は、金 聖響。 この舞台全てのバンマスのような存在だった。 舞台照明もなかなか凝っていて、効果的は演出は、舞台アンサンブルを引き立てていたように思う。 とにかく一口で言い表すことの出来ない芸術、エンターテイメント。 クラシック、ジャズ、バレエと私の嗜好全てを満たしてくれる、それが今日の "Rhapsody in Blue"だった。
2007年06月30日
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ずっと昔のこと・・・楽しくて、嬉しくて胸が躍る日、切なくて苦しくて、ひりひりと胸が痛む時。 そんな時には決まってこのアルバムを聴いていた気がする。 何十回となくリピートをかけ、ゆっくりと目を閉じていると いつのまにか涙が滲んでいるのだ。 柔らかな音の波間に包まれ、そして優しく愛撫をされているような、 そんな安らぎに満たされ、いつの間にか深い眠りへと落ちていく。 一体私はそんな夜を幾晩繰り返したであろう。
2007年06月12日
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1992年作。KIT WATKINSは、'70年代米国を代表する名バンドHAPPY THE MAN、そしてCAMELに在籍したkey奏者である。しかし、意外にもこのアルバムは、そういったフュージョン系、シンフォニック系のプログレアルバムではなかった。どちらかと言えば、環境音楽的要素の溢れるワールド系アルバムだ。鳥の鳴き声、小川のせせらぎや雨音、雷鳴など自然音を多く取り入れまた民族色ある楽曲もあり、非常に面白い作品だと思う。寛ぎのひと時に・・・
2007年05月20日
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1.ヴァンゲリス・・・天国と地獄 2.ヨシコセファー・・・YOG2 3.ヨシコセファー・・・YOG3 4.ジョンテイラー・・・PAUSE,AND THINK AGAIN 5.リッチーバイラーク・・・NARDIS 6.エルガー・・・行進曲「威風堂々」第1 7.ドビュッシー・・・交響詩「海」
2006年12月31日
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パット・メセニー84年の作品で、ECMにおけるラスト・レコーディング作となる。 ドラマーにポール・ワーティコ、そしてボイスにペドロ・アズナールが参加。 1曲目で思わず不安になってしまう! 奇妙な外しのヘタウマ?マーチ。絶妙に計算し尽されているのだろうが、全曲このままだったらどうしよう?! 2曲目も微妙にハズレた所から始まるが、粋でリズミカルなフュージョンへと変化していく。 そして3曲目のアルバムタイトル曲、FIRST CIRCLEへと続く。 まず、ハンドクラップとヴォイスから始まり、思わず聴き耳をたてる。 ギターのアルペジオ、ピアノの可憐な響き、色気の漂うヴォイス、のコンビネーションにいつしか魅せられてしまう。 ラスト近くよりシンセサイザーも前面にフューチャーされ音の洪水となって迫ってくる。 素晴らしいのひとこと。 確か私はフュージョンは苦手だったはず・・・なのだが。 次の曲は、アコースティックギターが美しいバラード。深い哀しみをにわかに誘うような・・・しっとりとした響きが心地よい。 7曲目のMAS ALLAもペドロ・アズナールのヴォイスをフューチャーした美しいメロディの作品。 これはもう、お気に入りの一枚となるのは間違いない。
2006年12月16日
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バイラークとムラーツ、ディジョネットのトリオアルバム。 美しく研ぎ澄まされたフュージョン ジャズでのオープニング。 爽やかなピアノがとても気持ちがいい・・・と思いきや いきなり不意打ちをくらうのだ! 2曲目のPENDULIM、なんとスリリングでタイト! ベースとの絡みがあまりにもカッコいい! そしてSNOW LEOPARD。バイラークの大いなる意志に魅せられ、 再び激しい金縛りにあってしまう。 私の求めていたモダンジャズはこれだ! そして最後のELMではあたかもその金縛りをリリースするかのように、 哀愁を秘めたリリカルなタッチでしめくくられている。 ロマンティシズムだけにはとどまらない、クールで硬質な煌きがそこかしこに息づいている。 端正なピアノタッチに彩られた眩惑的なバイラークの世界へと今日も誘われていく・・・
2006年12月01日
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EMPATHYとA SIMPLE OF CONVICTIONを一枚のCDにしたもの。このような作品が、私にとって”ジャズらしいジャズ”という感覚なのだ。EMPATHYのDANNY BOY・・・これこそホテルやジャズバーでしばしば演奏されている、私の中でラウンジジャズミュージックとして代表される楽曲のひとつ。しかしなぜだろう?不思議とエヴァンスの演奏だとちっとも、単なるラウンジ音楽に感じないのだ。同じ曲でも演奏者が違うと、こうまでも感じ方が変わるものなのだろうか?特にEMPATHYは、今までの私のイメージには無いエヴァンスの世界である。
2006年12月01日
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ブラジルの天才音楽家、EGBERTO GISMONTIの一枚。 一言でブラジリアン フュージョンとでも言うのだろうか。 ジャズやプログレ、それにポップス、民族音楽がクロスオーバーしているアルバム。 ブラジルサンバ色の強いアルバムはあまり好きではないのだが このアルバムはリリカルなジャズ、またプログレ色も垣間見える作品が多く、なかなか聴き応えがあると思う。 今現在所持する彼のアルバムの中では一番のお気に入りである。
2006年11月26日
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このアルバムは私の大好きなティエリーラングと同じ、スイス出身のトランペッターであるフランコ・アンブロゼッティを含む、カルテットによるライブ作品である。 Autumn LeavesやMy Foolish Heartなどスタンダード曲ばかりなのだが 今までに聴いた事の無いシャープでタイト、ハイセンスな作風になっている。 トランペットが入るとこんなに華やぐものになるのか・・・と感嘆!するばかり。 トリオラングとはまた違った魅力のある、軽快で心地よいアルバムだ。 ぜひ一度、ひと味違ったスタンダードに浸ってみてほしい。
2006年11月26日
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エヴァンスのピアノソロアルバム。 「Here's That Rainy Day」のタイトルどおり雨の日に聴くのもよし またミッドナイトにもぴったりな一枚だと思う。 「Never Let Me Go」は14分以上の作品であるが、軽やかに語りかけてくれる。 何度聴いても・・・昔で言うなら擦り切れるほど聴き込んでも、と言うのか 全く飽きのこないアルバムである。 ジャズにあまり興味の無い方にもぜひ一度手にとって頂きたい名盤。 どうも私はリリカルで内省的なジャズピアノが好みのようだ。
2006年11月25日
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洗練されたロマンティシズム溢れるアルバム ジャケットもシンプルで美しい ティエリーラングとはまた違った感性のジャズピアノ 現代のピアノの詩人と呼ばれているのには納得してしまう 甘いだけでなくクールで研ぎ澄まされた音が 非常に心地よく私の鼓膜を刺激する 単なるラウンジ音楽には全く心惹かれないのだが このアルバムを聴いていると・・・ そう、NYかどこかの高層ホテルがいい そのバーかラウンジの片隅でアイスワインを片手に マンハッタンの夜景を独り静かに楽しんでみたくなる
2006年11月12日
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友人にイスラム音楽を聴きにいこうと突如誘われた。 それが、このメルジャン・デデ&シークレット・トライブの公演だった。 彼女とは以前にトルコを一緒に旅したことがある。 当時、私はベリーダンスにかなりはまっており トルコで本場のベリーダンスショーを観る!ダンス衣装を買いたい! そんな理由から、半ば強引に彼女を誘い出かけたのだった。 ところが、現地で私はベリーダンスよりあるものに魅せられた。 それはイスラム密教とかイスラム神秘主義教団とか言われる”メブラナ”である。 訪ねたイスラム寺院(博物館?)で流れていたそのメブラナ音楽の、その妖しくも美しい旋律に、私は激しく感応してしまったのだった。 この音楽には”ネイ”と呼ばれる日本の尺八に似た楽器が用いられており 優雅で妖艶な音色にすっかり魅了された。 この音楽にあわせて、僧侶達が長い円筒形の帽子の下に白いスカートという出で立ちでくるくると旋廻しながら舞う。 これがメブラナ教の法悦の形だそうだが、現在では観光行事と化してるとのこと。 この舞踊を現地で見ることが出来ず残念に思っていた・・・ そして今回、この心斎橋クワトロでのライブである。 デデは、イスラムスーフィー(イスラム神秘主義)の宗教音楽家であり エレクトロニック音楽のプロデューサー、DJ、と言うふれこみだった。 そのスーフィーとは、ひょっとすると私の求めているメブラナなのではないだろうか?いったいスーフィーとメブラナとは主義と宗派を指す言葉なのか?全く違うものなのか?一体どういう意味をもつ言葉なのか?音楽に違いがあるのか、ないのか? 踊りは??疑問が限りなく頭の中を錯綜する中、知識は全くないままにそのライブは始まった・・・ まず初めは、トルコのヒーリングミュージックとでも言えそうな穏やかな楽曲。 編成は、たて笛(クラリネット?)、大正琴のようなもの(カーヌーン?)、パーカッションだ。 メルジャン・デデは元々ネイ奏者らしいのだが、今回のライブではアレンジャー&DJとでも言うのだろうか? 楽器としてはベリーダンスで使用するようなカスタネット等を用いたりして演奏に参加していたように思う。 残念ながら横端の席の為ほとんどデデが見えなかった。馴染みやすいトルコ音楽が数曲、そしてパーカッションだけの楽曲やベリーダンス風ミュージックもあり だんだん盛り上がってきた所で、ずっと座っていたターバンを巻きつけた僧侶らしき人が立ち上がる。 ひょっとして?・・・もしかすると・・・?ホントに?いや、きっとこれだ!これに違いない!ずっと私の一番観たかったもの!そして聴きたかったものは!!それは、現代風エレクトロニック音楽にアレンジされていたが、私の持っているメブラナCDの音楽と多分同じ曲だったと思う。 僧侶達は、その音楽に溶け込むようにかなりの長い時間見事な旋舞を披露してくれたのだった。 ずっと観たいと思い続けていた旋回舞踊を、思いがけずここで観ることができて感激した。しかしながら、最後までスーフィーとメブラナの違いは分からずじまいであった。被っている帽子はメブラナのものとも違うし、衣装もよく似ているが全く違うものである。けれども同じ根底を持つ宗教舞踊に間違いないのではないだろうか?音楽を聴くだけでも陶酔するが、実際に目の当たりにすると観ているこちらまでトランスしそうになる。 その証拠に、知らずのうちに思わず立ち上がり手だけ真似して動かしていたのだから。。。(汗) 今回は本当に足を運んだ甲斐があった!というものだ。「このコンサートは、東洋と西洋、伝統と現代、過去と未来が交わる場所というだけではなく、もっと大切な事は、耳からだけではなく、音楽の力により、心と心が繋がる場所だという事なのです。」 -メルジャン・デデ-
2006年10月07日
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初期ゴードンの最高傑作とされる一枚。 かなりハイテンションでソリッドなモダンジャズ 超カッコいい! Reflectionsが私にとって非常に刺激的で 一番のお気に入りだったのだが それを超えてしまうかもしれない程の アグレッシヴでパワーに満ち溢れたアルバム
2006年10月01日
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北欧を代表するジャズピアニスト。 これは5枚のアルバムからバラードナンバーばかりを選曲した 完成度の高いベスト盤で、偶然見つけて購入したもの。 全18曲はすべてヤンソンのオリジナル作品となっている。 叙情的で繊細な美旋律が非常に印象的で、甘さの中にもしなやかな躍動を感じる。 これからの秋の夜長に聴くのもいいが、真夏の夜にも聴いてみたくなりそうなアルバムだ。
2006年09月30日
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ティエリーラング・オリジナル・コンポジション三部作の完結編。 私がラングの世界に引き込まれたきっかけである名曲、 A Star My Fatherがハーモニカ+トリオ演奏で再演! 途中原曲の旋律も奏でられ、更に濃密でドラマティックなものになっている。 他にPrivate Gardenから、Nunzi、Boulevard Perollesをカルテット編成で演奏。 繊細にして緊張感のある魅惑的な楽曲となっている。 これはもはや、ティーリーラングワールドの集結作品と言っても 過言ではないかもしれない。
2006年09月18日
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テナーサックス、トランペットをフューチャーしたクインテットアルバム。ピアノソロでのTender Awakening、Tango De Rioをクインテットにアレンジした曲が含まれている。Tender…は、ゆったりしたピアノトリオから始まり、途中サックス、トランペットが途中加わり、華やかでムーディーな彩りあるものになっている。Tango…はモダンジャズの中にボサノバの香りが漂い南米を髣髴させる。スィング、ブラジル風サンバにシャンソンと全く飽きさせない曲構成だ。クィンテットのラングは、ますます優雅で素晴らしい!3部作の中では一番のお気に入り。
2006年09月18日
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超名曲Private gardenをトリオヴァージョンにアレンジYour notesも軽快に味付けしなおした曲を含む傑作アルバム。耽美で詩的な空間にしばし包まれ、満ち足りた至福の時・・・私にとってそんな上質なひとときを過ごすことが出来るアーティストのひとり。エヴァンス、キューン、キースジャレットそしてピエラヌンツィが好みの方にはぜひお薦めしたい。
2006年09月18日
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ティエリー・ラングの本邦デビュー・アルバム pianoだけでは眠くなる・・・と言う方にはお薦めのトリオアルバム リリカルでロマンティックな、ラング独特の優美な世界は健在 Evansの奏でるMy foolish heartとはかなり印象が違う Comrade Conradも入っているのだが、これもラングの味付けでエレガントでソフトな楽曲となっている そしてAngels fly 深い森をイメージさせるような、民族色溢れるドラマティックな出だしより、ワールド系、フュージョン系へと移り、そしてまた鳥のさえずりがピアノと同化するワールド系へと まさに天使が自由に飛んでいるように、次々に曲調が変化してく。 気が付けば、すっかりラングの世界に惹き込まれていた。
2006年07月29日
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ハリウッド映画やディズニー・アニメなどのサウンドトラックを多く手がけているマーク・マンシーナとハンス・ジマーのプロデュースにより生まれた作品。 土6アニメのサウンドトラックなのだが 壮大な音絵巻と言っても過言で無いほど素晴らしい作品の数々 アニメのサントラとは思えない重厚な音の作りで プログレファン、特にシンフォファンにはぜひ聴いてほしいアルバムだ。 登場人物の”ハジ”が弾くバッハの無伴奏チェロ組曲第5番は 古川展生さんが演奏しており、 BLOOD+hajiの作品として別アルバムに収められている。 カザルスの無伴奏チェロしか聴いたことの無かった私であったが 情感たっぷりな古川さん”haji”の演奏にしばし陶酔した。 録音状態も非常に良い。 ところで、私はdivaの歌声に魅せられて購入したのだが このdivaは一体誰が歌っているのだろう? 残念ながらアーティストが分からないのだ。 彼女の他のアルバムがあるのなら、ぜひ聴いてみたいのだが・・・
2006年07月26日
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スイスのピアニスト、ティエリー・ラング 初めて聴いた彼のアルバムはあまりにも美しく 叙情的で物憂げなその旋律に一瞬にして心を奪われてしまった そして、2枚目・・・このアルバムも同じく期待を裏切らず 特にオリジナルは優美でどこまでもエレガント アンビエントジャズとでも呼べそうなヨーロッパ的なアルバム そして特筆すべきは フレディ・マーキュリーのガイドミーホームが本編に また、クィーンの曲がボーナスナンバーで4曲収録! 私の大好きな"TAKE MY BREATH AWAY"から "BOHEMIAN RHAPSODY" "LOVE OF MY LIFE"と続き "THE MUSR BE MORE TO LIFE THAN THIS"で締めくくられる クィーンファンも必聴! なぜクィーン? ラングのマネージメントを務めるジョン・ビーチは クイーンのマネージャーとのこと なるほど、と思わず頷いた
2006年07月03日
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チャーリー・ヘイデンとエグベルト・ジスモンチとのデュオ・ライヴ。 ジスモンチはブラジル出身のギタリスト&ピアニストで ヘイデンはベーシストであるが、 ベーシストが前面にフューチャーされているジャズアルバムを聴くのは、私にとって初めてのこと。 このアルバムはパットメセニー繋がりから見つけたもの。 民族音楽的な要素も感じさせるナチュラルで暖かなサウンドもあり とてもおもしろいアルバムである。 アップテンポな曲も多いのだが、美しく不思議な魅力のある作品。 最後のDon Quixoteが特に素晴らしい。 気が付けば・・・ 毎日ジャズばかり聴いている(^^;)
2006年06月24日
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ジャズと言うよりフュージョンアルバム フュージョンはあまり好きではないし、詳しくはないが この2枚のアルバムは私にとっては特別なもの BRIGHT SIZE LIFEは ゲイリー・バートン・バンドに在籍していた75年に、ジャコ・パストリアス(B)と、ボブ・モーゼス(D)との共演デビュー作。 WATERCOLORSは 1977年2月オスロ、タレント・スタジオで録音。パット・メセニーのリーダー第2作。ライルメイズ(P)との初共演も聴きどころ。 少し物悲しい透明感のある艶やかな音色が とても穏やかに心をしばし休めてくれる こんな雨の日にじっくり聴くのもよいし 太陽の燦燦と輝く夏の朝、目覚めのBGMにもよい
2006年06月18日
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ドイツ人ピアニスト、ベルンハルト・シューラーを中心とするトリオの2004年録音作。 ロマンティックでリリカルなメロディライン、少しイスラムの香りが漂う曲もあり。 ニューエイジ、ワールド系やヒーリングのアルバムのコーナーにあっても違和感のない、淡いイメージの非常に心地の良いアルバム。 ジャズというジャンルに馴染みの無い人にも入りやすく、分かりやすいものだと思う。 ここ最近では、Thierry Lang Enrico Pieranunzについで、お気に入りのアーティストのひとり。
2006年06月11日
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