リメイクでコスプレ・ゴスロリ

レースマニア

レースマニアのブログへようこそ。宇都宮で何回か無料の場所をお借りして、ゴスロリ風の服や雑貨を、展示したレースマニアです。手芸店から買った、材料をプラスして、古着の、デザインを変えたものをつくっています。ぱるてぃ１Fで毛糸とともに出店しているので、のぞいてみてください。

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ゴスロリに興味があるからこそ、ファッション誌よりも手芸の本を見て、自然に勝るデザイナーはいないと思っているので、景色を見て、ボタンホール刺繍で裾にフリルやスカラップを作っている。
子供の時の自分は対人スキルに頭が働かないので、風俗や売春は難しい仕事だと思っていた。それに、こんなに安全で金離れのいい客を見抜く能力がなければ、手元にお金が残らないし、病気や逆恨みから殺されたり、口封じされたりする仕事を、馬鹿でなくてはできないと考えている人に対しても違和感を感じていた。あと、ブランドは自分の解釈では、手工芸技術の積み重ねを、高いお金を払って買うものだと思っているので、技術者や、肉体労働ありきで存在していると思っていた。
自分は変わり者の中の変わり者でなくてはいけないから、自分にとっての普通や、当たり前を貫かなくてはならない。妄想や幻想や、昔の迷信の世界や、何か周波数のずれたなにかを形にしていくのがゴシックで、一昔前の古風な少女を表現するのが自分にとってのロリータだ。だから、風俗も性癖も、売春も、異性への接待も関係ないし、裏オプも関係ない。ピンクと茶色の組み合わせや、黒と赤の組み合わせでワンピースやブラウスを作りたい。地の色が茶色や黒で、挿し色でピンクや赤があるような感じだ。昔の世界に工房はあっても工場はないと思うので、何度も手直しして完成させてもいいと思っている。
反社会ではなくて反時代。はじめから欧州の古着のような感じで作りたい。
手芸店や、アンティックレースの店を見てそう思った。高価なものが多かったが、下手なカウンセリングやセミナーよりも、総レースのブラウスに一万円を使えばよかった。ハンガリーやトランシルバニアの刺繍の本を図書館で借りた。黒地に赤で刺繍されているものが、吸血鬼感があった。また、パッチワークの本にノルマンディレースという、レースのパッチワークが載っていた。
電話番号や住所は数字の羅列。家族になることは単なる書類の提出で、お金も今では通帳に並んだ数字の記録だ。学校も会社も、自宅も、公民館やホテルも、灰色の建物で、その前には灰色の道があるだけだ。その中を往復するだけ。その中で内面や夢や感情や、いろいろなものが型にはまったように反射的に反応しなくてはならない。
妄想幻想オカルト。血なまぐさい歴史があるところに雅な工芸品がある。