「女性は、読まないでぇ~。」
わが社の失敗例を今だから、公開できます。
実は、今から、16年前に、オフコンを導入しました。
バブルの時代です。
当時の金額で、5,000万円以上
かかりました。
絶対単品管理のシステムを導入したのです。
なんと、全社で3ヶ月で、数千万円の売り上げがダウンしたのです。
その理由は、女性店長や、
スタッフが、
コンピューターシステムに慣れず、
販売に集中
できなかったのです。
いくら、優秀なシステムや、ソフトを入れても、
それを取り扱う人が、
慣れなければ、ムダです。
あの当時の女性店長が言います。
「今だから、言えますが。もう販売に集中できなくて、しかも売れても
レジ打ちが怖くて、悩みました。」
そうです、コンピューター恐怖症で、
優秀な女性スタッフが辞めていったのも、事実です。
悩みました。当時の社長、現会長もこの現象に、ビックリ。
こんな私どもの失敗を今、この日記を読んでいる男性幹部の方に
知ってもらいたいのです。
女性の40歳後半から、60歳代の女性は、
コンピューター(パソコン含む)が、苦手です。
ですから、強引に、導入するのではなく、ゆっくり時間をかけて、やるべきです。
時間軸を優先で、
段取りを組むと、失敗すると言う事例です。
赤ん坊に、モノを教えるつもりで、教えるのです。
いや失礼、指導する。
噛み砕いて、説明する。
・・・・・という目線です。
ある日、40歳代(当時)の女性が、言います。
「なにを~、あの言い方。
自分がITに詳しいのか、
知らないが、生意気よ。
こっちは、お客様よ。」
そうなんです、その担当のIT関係者は、もういません。
そんな高飛車な応対が、通用しません。
年配者の女性は、特に、この高飛車の応対が嫌いです。
その後、いろいろなことが、ありました。
でも、その
やっと、落ち着いたのは、その2年後でした。
この営業マンである部長、課長のフォローは、凄かった。
女性スタッフの操作の悩みを親切に、時間を
かけながら、焦らず、指導してくださりました。
このように、女性相手、しかも、中高年女性相手の仕事では、スピードで、
対応しようとすると、大けがをします。
こんな様な例をわが社は、多く経験してきました。
日経MJで、紹介された「耳をケガした猫の貯金箱」もそうです。
スタッフの不注意で、陶器であるネコの貯金箱の耳の部分が、
破損した。
それを、キズ物であることを、正直にPOPで、描いた。
私は、キズ物を売ろうする姿勢ではなく、
モノを大事にしたい。・・・という素直な気持ちで描きました。
中には、
「なんだ~、おまえ。
キズ物をお客様に売りつけるテクニックを
公開しているのか~」
という指摘をする人もいました。
私も、これを公開するかどうか??? 悩みました。
でも、でも、この物 余りの時代に、
亡くなった父親や、じーさんから「モノを大事しろよ~」という教えが
あったので、もう一度、もう一度、原点に返って、この気持ちを大切にしたいと考えました。
話しを戻します。
ある意味で、コンピューターの導入の仕方が、まずかった。
陶器であるネコの貯金箱を破損させたのは、まずかった。
でも、失敗から、学んだのです。
女性スタッフの活かし方も、出来ない私が、50歳近くなって、
やっと、やっと、コツが見えてきたのです。
女性の活かし方がわかない。女性との仕事は、やりにくい。
女性は、感情的である。・・・・・・そうです、その通りです。
でも、でも、 数多くの体験から学んだのです。
それは、自分自身の考え方を変えない限り、同じ
過ちを犯すということです。
参考になりますか???