翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

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2009.06.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類

数多くの読者様に、人気の日経MJ 小阪裕司先生のコーナーより。

「はとみさん~、耳をケガした猫の貯金箱を、全解説願います~」

というご要望がありましたので、読者様限定で、公開します。

平成18年2月8日(水曜日)の日経MJに、

紹介されました。

では、その記事に、載っていなかった部分や、

細かないきさつまで、解説します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


不良品でも、モノを大切に取り扱おう!


先ず、第1弾は、あの交通事故に遭ったネコの貯金箱の話しです。


平成17年3月下旬の話です。




社長、キズ物商品売れましたよ~、何故か売れるのですョ。


先日 、店を巡回したら、
男性店長が言います。


「社長、キズ物の商品をわざわざ、売ってください~。・・・と
お客様が言うのですよ。もう、ビックリです。社長のPOPが効いたようですが、・・・。」


内容は、以下の通りです。
それは、平成17年3月3日のことです。

夕方、風が強く、吹いてきて、

わが社の贈り物の用の

陶器(とうき)が一部分 
破損しました。


それは、ネコの貯金箱です。



右の耳が、 欠けてしまいました。





私は、男性店長に
「すぐ、ボンドを購入して、修理するように」言いました。
それでも、店長は、3週間近く、修理もしませんでした。


男性店長は、
「社長、キズ物ですよ。修理しても売れませんよ~。

止めましょう。もう 捨てましょう。」と言いました。


「いやいや、違うよ。心をこの商品に入れるのだ。」と


私は、子供を諭(さと)すようにいいました。


そこで、私は、POPを墨字でスラスラと書きはじめました。





実は、私は、平成13年12月13日に
交通事故に遭いました。信号無視で、相手方の車が、

私の車に突っ込んできたのです。


それをヒントにしました。


「私は、ネコです。3月3日のひな祭りの日に

交通事故に遭いました。


右の耳を少し、ケガをしましたが、

お陰さまで,源氣(げんき)になりました。
こんな私ですが、

可愛がってくれる飼い主さんを

探しています。


おっちょこちょいですが、

冗談のわかるネコです。


私のお友達になって欲しいのです。」


とPOPに書きました。







すると、ある50歳代の女性客が来店されて
「このケガしたネコの貯金箱をください。売ってください」と言われたのです。


男性店長が言います。
「お客様、このネコの貯金箱キズ物です、不良品ですが、よろしいのでしょうか?」


お客様が言います。
「いいのです、この右の耳を破損した

この貯金箱が欲しいのです。
売ってください。お願いします。」



そして、購入されていきました。


男性店長が言います。
「社長、私は、勉強になりました。売ろうと思うより、
商品に愛情を込めて、提案する素晴らしさを知りました。
キズ物や、不良品や、死に筋商品を毛嫌いするのではなく、
どうしたら、その商品が、生き返るか?これを知りました。」と私に言ってきました。
そうです、この生き返らせる。・・・
「生き返らせる」・・・実は、これが、
中小零細のわが社で、必要なことだと知ったのです。


売れないから、処分価格で売るのではなく、
どう生き返らせるか?

これがどうやら、大切な
心の販売の一つではないでしょうか?






そして第2弾は、交通事故で、

長男(せがれ)さんを

亡くしたお母さんと、お姉さんが、


2つの同じネコの貯金箱を

買ってくれた話し。



また、この男性店長がいるお店での出来事です。

あるご婦人と娘さんが、お店に来ました。

「この招き猫の貯金箱を2つください。」と言われたそうです。


またまたあのオッチョコチョイの男性店長が、応対しました。


「ギフトですか?  お包みしましょうか?」と言うと、


ご年配のご婦人が「いいえ、自分達で使うので、結構です。」というのです。



しかも 「このPOPも頂けませんか?」







男性店長が言います。
「えっ~、これですか? いいのですか?
  こんなPOPを入れても、いいのですか?」
お客様が、さらに、言います。


「ハイ、お願いします。

交通事故に遭ったネコの貯金箱の

POPも

是非、頂きたいのです。」


詳しくお聴きすると、





新しく引越しをされて、新しい家に住む予定だったのに、
ひとり息子さんを交通事故で亡くし、その影響か?長女である娘さんが、
ひきごもりになってしまい、
やっと、今日一緒に、久々に、娘の体の調子もよく、買い物に来たら、偶然にも、
この招きネコを見かけたのです。・・・・・と言うのです。


玄関が寂しいので、1個。本来、長男が住む予定であった部屋に1個。
だから、同じ招き猫の貯金箱が2つ欲しかったそうです。


もう、この店長も、涙です。涙です。もう、止まらないくらい、
涙をながしたそうです。
何度も、何度も、お客様が、お店を振り返っては、
頭を何度も、何度も、下げながら、帰られたそうです。


この話しを店長から、涙を浮かべながら、私に語ってくれました。

参考になりますか???






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最終更新日  2009.06.28 21:13:57
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