わが社にも、
年々女性の営業担当さんが、
増えています。
男性には、ない雰囲気をもっています。
ただ、女性だから、という目線では、私は、商談をしません。
プロという目線で、わたしは、応対します。
具体的に言うと、ツメが甘い女性セールス・レディーが比較的
多いです。
細かな気配りがあるようですが、どうもツメが甘いようです。
先日も、打ち合わせがあり、
上司の男性立ち合いで、お互いに、課題を持ち帰って
検討しましょう。・・・ということになったにも、
関わらず、女性担当者が 先走り(さきばしり)をして、
現場が、混乱してしまいました。
女性の特有の自分の世界で、モノ事を想像してしまうという
ことのマイナス面が出てしまいました。
もちろん、この私にも、責任があります。
「私が悪かったね~。誤解を受ける表現をしたかもしれない。
今後、どのように対応するか?
教えていただけませんか?」と答えました。
先方の女性も
「いいえ、わたしが、先走りしたことが、マズかったです。」と
女性担当が言います。
私が、女性の特有の感情や、自分の世界をもっと、もっと
研究していれば、このようなことは、
なかったと思います。
私が、反省するべきです。
こんな失敗は、今回だけでは、ありません。
例えば、
上司の男性と部下の女性が、感情と言う面で、
おかしくなると、修復に時間がかかります。
あくまで、1対1で、話し合う。
しかも、立ち話しでは、
ダメです。
落ち着いて、
出来るだけ、静かな場所で、
照明の明るい場所で、お茶を飲みながら、
話し合いをするのです。
ツイツイ、立ち話しをしてしまいますね。
会長正三が言います。
「いいか、としあき。女性だから、男性だからの配慮は
必要だ。
でもな~、同じ人間だから、理解できるような話し方をするんだぞ」
今から、もう約24年ぐらい前の出来事です。
当時の社長(現会長)に
まだ、当時は、独身で、従業員だった私に
「いいか、店長。
指導とは、
気付かせることだ。
教えることと、
気付かせるとは、
少し違うな~。
気付かせるということは、
相手に考えさせて、
考え方のヒントを
与えるのだぞ」
今でも、その光景を覚えています。
当時の私は、女性をアゴで使っていました。
女性との仕事を苦手としていました。
スグ、感情的になる?
女性に仕事を頼むと、「もう、手が一杯です。何故、私に頼むの~。
他のスタッフに頼んでください。」とよく、言われたものでした。
悩み、苦しみました。
女性は、保守的な方が多いです。
自分の仕事上のテリトリーを守ろうとします。
新しい仕事は、嫌うことも知りました。
自分で、仕事を抱え込むのが、女性の特有ということも知りました。
だったら、その女性の特有を理解して、「もっと、もっと
女性が、働き易い環境をこの私が作ったら、どうか?」・・・と
私は、考えました。
まず、段取りは、この私が組む。
仕事を頼む動機付けを理解してもらう。
何故、あなたにこの仕事を頼むのか?
何故、今この仕事をやらねば、ならないのか?
失敗しながらも、少しずつ慣れてきました。
すると、現場の女性スタッフだけでなく、事務所の女性たちも
「この時期だから、この資料が必要になるはずだ。
社長、死に筋在庫のチェックリストをそろそろ
作りはじめましょうか?」という意見が出てきたのです。
ある日、突然です。
今でも、この状況を覚えています。
自分は管理職だから、指示を出す。・・・これは、間違いではない。
でも、自分達で仕事を探し出す。・・・この環境作りは、
社長の仕事だと感じました。
時間はかかります。
正直、胃が痛くなったこともあります。
でも、女性特有の考え方を受け入れることに
よって、男性にはない仕事の取り組みの姿勢を発見できたのです。
どれくらいの時間がかかりますか?・・・この質問が出そうですね。
そうですね、早ければ、3ヶ月、遅くても、6ヶ月、10ヶ月でしょうか???
1年は、かかりません。
兎に角、集中して、女性スタッフと意見交換するのです。
参考になりますか???