「はとみさん~、
売上げが、伸びているんですよ。
この不景気に、売上げが
もう、3年以上伸びているんですよ。」
「はとみさん~、この不景気にも関わらず、
本当に、本当に、ありがたいのです。
もう、くたくたですが、お客さまに感謝です。
借金も、3年早く、返すことが、できそうです。」
・・・・・・と教えてくれます。
業種は、ココで、公開できませんが、
私と同じアパレル業界でも、飲食関係でもありません。
サービス業です。
その男性社長(50歳)が言います。
「私ね~、大手がやる手法ではなく、中小零細しかできない
手法で、お客さまを集めていたんですよ。
でも、近頃、
集めるのではなく、
集まってくるですよ。
もう、昼ごはんは、2,3時ごろになる場合が、多いです。
妻も心配してくれるんですよ。」と語ります。
私の得意な質問を繰り返しながら、
その極意を聞き出します。
「へぇ~、そう
なんだ。 わが社でも、やっているお店があるわぁ~」
・・・・・・と答えました。
すると、
「はとみさんのお店でも、やっているじゃないですか???
実はね、私。
お客さまの話題より、 お客さまの家族の話題
を話しをするように
しているんですよ。
例えば、お孫さんの話しとか、ペットの話しとか、
ばぁ~さんは、源氣(げんき)ですか???とか、
OOOさんの子供さん、就職決まっていなようですが、
OOOという情報が、あったんで、紹介したんですよ。・・・・とか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう、頭の中が、クラクラになるぐらい
熱く語ってくれました。
口数は、少ない方です。
決して、その社長様の方から、
ベラベラしゃべるタイプではありません。
この私が、
モノ静かなしゃべり方で、
質問を繰り返していきます。
「はとみさん~、私ね ゼロからのスタートなんですよ。
生まれも、育ちも、茨城県では、ないんですよ。
はとみさんと同じ 婿養子なんですよ。
親戚もいない、友達もいない。
でも、はとみさんと知り合えた。
友達もいないし、自ら友達を 作るタイプではない。
では、どうしようか???????
相手が、しゃべりたくなる雰囲気を
作ろうと考えた。
お茶を飲めるスペースを作った。
お客さま同士が、友達になれるように、配慮した。
お茶菓子も、置いた。
うちのお店が、談話室のようになった。
そこから、自然に、情報が入るようになった。
選挙運動が、はじまると、 誰が、当選しそうか????
大体 わかるようになった。」と語ります。
もう、これらの情報は、凄い。
地域の情報が、
集まってくる仕組みが出来ているようです。
売上げを伸ばそうとか、客数を伸ばそうではなく、
お店を談話室と
とらえた。
「はとみさん~、うちのお店の憲法があるんですよ。
実は、30分以上は、談話室で、語らない。
それは、他のお客さまの迷惑になるから。
談話室が、悪口を言う場所に変わるのが、嫌なの。
お客さまは、親戚以上のお付き合いをしますが、
あまりにも、無理なことを言う場合は、ほどほどに。
・・・・・・・
と言いながら、お客さまをさりげなく、 さりげなく
教育します。
言い方は、アドリブです。
お茶菓子も、3種類しか置きません。
もちろん、お茶も、お茶菓子も無料ですが、
それ以上、置くと
ぐちのこぼし合いの場
になるのが、怖いのです。
すべて、セルフサービスにしています。
以前は、お客さまのお茶を入れていましたが、
それをやりすぎると、返ってマイナスだと言うことに
気付いたのです。・・・・・と語ります。
もう、目から鱗状態です。
もう、感動して、私も、30分居座っていたら、
「はとみさん~、また次回ね」
とさりげなく、さりげなく、笑顔で言われました。
最後に一言言われました。
「はとみさん~、不景気だよ。
でもね~、不景気だということを忘れさせるお店作りをするんですよ。
おそらく、人口も少ない。歩いている人もいない。
こんな場所で、よく商売が成り立つね~。
・・・・・とコンサルタントの先生は、言うかも。
でもね~、はとみさん~。
お客さまは、大型店に出来ないサービスを小さなお店でサービスして
欲しいですよね。・・・・・・と思っている人が、多いことに気付いたのです。
一切、セールなどの値引きは、しません。
でも、ひとり、ひとりに合うように、物事を考え、 対応しています。
値段も、市場価格とほぼ同じ。
でも、違うことをやっているんですよ~。
それは、OOOOOOOOOOOです。
声がけは、いつも、笑顔で、お気をつけて~。
お体大切にしてくださいね。
声がけも、ひとり、一人 変えて挨拶をしています。
ん~、凄い。
参考になりますか???