題名「西洋風のお人形をお嫁さんとして、嫁がせたい~。」
わが社は、雑貨、婦人服ブテックのお店です。
ご存知かと思いますが、あの交通事故に遭ったネコの貯金箱、ケガしたひつじの湯のみ、
足を骨折したキリンのマグカップのお店ではありません。
弊社は、今7店舗が、アパレル関係のお店。
コミニティカフェのお店を1店舗構えています。
ドンドンお店の雰囲気が変わっていきます。
新たなお店での出来事です。
またまた発見がありました。
あるわが社のお店の出来事です。
「社長、どうも 死に筋(売れない)商品があるんですよ~。」
「どうやっても、売れません。」
「この店には、雰囲気が合わないような商品です。」と店長が言います。
その商品は、西洋風のお人形なのです。
入荷して、2週間、1ヶ月、2ヶ月が過ぎました。
「どうも、売れない。セールにしよう。でも、その前に、社長に相談しよう~」と
思ったそうです。
そこへ、私が、巡回しにこの店に来ました。
「社長~、どうもこの商品が売れない。人気がない~。
飾っても、売れ筋のコーナーや、場所、お客様の目に付く所へ
持っていっても、売れない。この人形が、格別に、希少価値のあるモノや、
有名な作家の作品の人形でもない。」
私が、「そうですか~、では、この人形に成り切って、POPを描いて見ましょう。」
でも、よいアイデアが浮かびません。
じっくり、じっくり人形の気持ちになって売れない人形の顔を見ました。
すると、その人形の顔。
その人形(2体)の顔が
良く似ているのです。
そこで、
「わたし達は、双子の姉妹です。時折、ケンカもします。
双子の方いませんか???
双子の気持ちが、わかる人とお友達になりた~い。1体1,050円」と描きました。
すると、
「私は、双子です。これ2体ください。」
「私の孫が双子です。これ2体ください。」
「私は、双子の姉です。これ1体ください。」と若い女性から、年配の女性まで、
購入していくようになりました。
仕入先の営業担当女性が言います。
「はとみさん~、どうしてこんなに、この人形が、売れるの???」
「物凄い勢いで、売れていますね~」と言います。
私は、商品を売る前に、その商品に成り切る特技を自然と身につけるように
なりました。
その後、店のスタッフたちも、
「社長、やはり商品をいろいろな角度から
見ることが大切ですね。」
世の中に、そんなに双子がいると思いませんが、双子の子どもに、
孫に、親戚に双子の子どもに、プレゼントします。
・ ・・・・そんなほのぼのとした声が聞こえてくるようになりました。
・ 今、少子高齢化社会です。
でも、こうやって心のあるPOPを描けば、お客様は、反応してくれる。
しかも、まったく通りすがりの女性も、このPOPを読んで、ニッコリ笑ってくれる。
「この店、いつも変わったコメントが描いてあるユニークな店だよ」と常連のお客さまが
お友達にも、語ってくれる。 ありがたいことです。
#「西洋風のお人形をお嫁さんとして、嫁がせたい~。」
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