この時季、わが社の荷受場に、大量の商品が、入荷します。
夏物がいよいよ入荷してきます。
その荷受場の入り口がある場所は、
道幅が狭くて、2トン者が、入ってくると、、
他の車が、通れません。この状況わかりますか?
そうです、はっきり言って、迷惑をかけてしまうのです。
ですから、わたしが、いる時は、ドライバーさんと、ダンボールを運びながら、
しかも、待っている車に、
「ごめんなさい、今、荷物を降ろしますので、
すみません」と声をかけながら、降ろすのを手伝います。
1秒でも、2秒でも、早く降ろせるように、配慮します。
頭を下げながら、商品の入っている荷物を降ろす。
降ろし終わると、
「どうも、ありがとうございました。ご迷惑をお掛けしました。」
・・・・・と私が言うと、
若い男性2人(20代後半から、30歳代前半)が乗っている
待たせてしまった乗用車の窓から
「どうも、お疲れさま、お仕事ガンバッテくださいね~」
・・・・・と声が、かかったのです。
私が、得意の大きな声で言います。
「ありがとうございました。ご迷惑をかけました。」と言うと、
配送にきたドライバーさんが、
「はとみさん~、今のドライバーさん、感じが良いですね~。
礼儀正しく応対すれば、礼儀正しく返ってくる。
・・・・・この見本みたいですね。
そしてね~、はとみさん。
こうやって、社長自らが、荷物を降ろすのを手伝ってくれる。
御社だけですヨ~。その気持ちが、嬉しいのです。」と
ニッコリ笑って、お礼を言ってくれます。
私が言います。
「恐らく、今のドライバーさんも、配送の仕事をした経験があるのかも
しれない。
助手席の人も、慌てなくても、いいよ~。・・・って言ってくださった。
気持ちいいですね~。」と言いました。
ほんのチョットの差
である。
ほんの気持ちのチョットの差である。
その荷受場に、屋根を25年前ぐらいに、作った。
私は、当時、反対だった。
でも、当時の社長(故会長正三)が言います。
「いいか、としあき。荷受場に、屋根を作ることは
、配送する人にとって、
助かる。相手を想う心だぞ。
いいか、どうしたら、相手が、喜ぶか?
相手が、気持ちよく、働けるか?
これが、大切だ。」と教えてくれました。
効率追求の時代に、
人間が、本来もっている優しさと配慮をもって、行動してきたい。
実は、先日クレームが、あった。
深く、深くお詫びに出かけた。
逆に、喫茶店で、お茶まで、ご馳走になってしまった。
ほんの配慮不足が、誤解を受けさせてしまった。
女性店長と2人で、深々と頭を下げると、
「はとみさん~、あなたの会社に期待しているのです。
あなたは、心のわかる経営者の一人でもある。
是非、今後とも、宜しくお願いします。」と逆に、
頭を下げられてしまった。
配慮です、気持ちです。
今回の商品入荷で、他の車を待たせてしまった件と、
クレームの件
すべて、「配慮」。
これを経営で、忘れるな!・・・と言うことを
教えて頂いたこと・・・と感じました。