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2020.09.04
ご縁を大切にする法則とは???
カテゴリ:
カテゴリ未分類
すべて、ご縁ですよね。
そのご縁を大切にする。
茨城県にきたのは、必然???
人事異動が、発表されて、
昭和60年ごろ、
東京スタイル勤務時代に
静岡県、山梨県、長野県の担当になりました。
その一週間後に、
「おい、人事異動で、茨城県担当になるぞ。」と同期の営業マンに
異動になりました。
セゾングループの商品部も、担当になりました。
そして、昭和60年の秋ごろに、
故 羽富 正三氏と会いました。
私の義父になるとは、夢にも、思いませんでした。
それまでは、茨城県には、友人、知人もいませんでした。
そして、ロコレディに入社。
平成元年の5月に婿養子になりました。
平成7年に羽富正三が書いたものを私がまとめました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
故会長(羽富正三)の当時のことばより
ここまで育てた会社です。
あの戦争から、かえってきて始めた行商から出発して、
昭和26年に旅館の一画の倉庫のような場所に、
初めての店をかまえて。
一時は、スーパーマケットにまで手を広げて赤字、
そんな長い長い試行錯誤をへて、やっとたどり着いた、
この婦人服販売という事業です。
だから私は、わたしの代でこの会社を終わってしまうのを、
どうしても善しとすることはできませんでした。
そもそも、10年前、ある大手ファッションメーカーから
彼を引き抜いたのは、
後継者を育てたいという思いがあったからです。
当時28歳。社長の私をはじめ他の役員側から見れば、
あの頃の彼は、子供のように若く感じられた
もので
その当時の経営陣はほとんどが
高齢者という組織だったのだから、
当然かもしれません。
私たちの世代には、もう終りがちかづいている。
その危機感が、彼にかけてみようと
私達の心を決めさせたのです。
それは、このままでは経営陣の老齢化に
ともなって衰退していくことは、
目に見えていました。
ならばいっそ、彼(羽富 都史彰)の思うままに
やらせてみることからはじめよう。
彼にとっては大きな重圧だったのでしょうが、
私達(当時の経営陣)も出来る限りのお膳立てを整えて、
たすけてきたつもりです。
そして彼(羽富 都史彰)が
入社して3ヶ月。
驚いたことに売上げは、
対前年比の1.5倍を記録していました。
彼がしたこと事は、社員のためのマニュアルを
整備するという、
今思えば、当たり前のことでした。
電話の取り方や、営業スタイルなどなどを細かく
細かく、分析して見える化していきました。
お客様の挨拶の仕方、
電話の取り方、そんな目にみえるところから、
地味に改善をおこなったのです。
私達には、少なからぬショックでした。
そんな基本的なところに改善の余地を残したまま、
これまでやってきていたとは。
また、若い世代に仕事をまかせることが、これほどが、
これほどの結果を実らせるとは。
ところが、1年が、ふたたび業績の伸びは
止まることになります。
あの当時ほど、彼があせっていた時期かもしれません。
それは、大手のメーカーから移ってきたプライド。
自分にかかる期待の大きさ。
なにが何でも売上げを伸ばさなければならない。
・・・と彼が思ったのも無理はありません。
しかしもちろん、私達、経営者は、
彼を責めるつもりは、少しもありませんでした。
あの頃の彼(わたし)にこんなことを言ったのを
覚えています。
「きみは今までのノウハウをすべて出し尽くして
くれている。
なら、それでいいじゃないか。
出し尽くしてゼロになったら、
そこからまた、一緒にはじめようじゃないか」
その当時の彼(羽富 都史彰)は言います。
「この会社のために、やってみようと、
あの時本当にそう思った」と
私の娘との結婚が決まった日の不思議な気持ちは、
やはり忘れません。
実は、娘は、わたしの長男(本家)の娘でした。
そうです、わたし達夫婦には、
実の子には、恵まれなかったのです。
名前は、京子。
幼い時に、本家より、養女(京子)として、迎えました。
どこへ、行くにしても
「いい婿さんは、いないですか?」
と聞き歩いていました。
実は、今だから、言えますが、一目見て
「この男だ。」と確信しました。
彼が、入社するまで、約1年半かかりました。
昭和60年秋から、昭和62年春ごろまで。
面接、面談は、20回以上行いました。
そして、縁があり、入社しました。
そして、娘に会わせました。
後継者がいないこのわたしに、
こんなかたちでムスコができるとは。
妻(節子)とその晩は、
大泣きしたのを今でも覚えています。
都史彰(としあき)は、名古屋生まれ。
わたしも70歳を過ぎ、
他の経営者も相次いで引退していくでしょう。
これまでのような経営手法は、
わたしとともに姿を消すでしょう。
終戦直後から、リヤカーを引きながら、自転車に荷物を乗せて
グイグイひっぱってきたやり方から、
従業員の立場から考える婿のせがれと一緒
になって次の世代をつくるあなたを採用すること。
・・・これが。私の最後の、最後のおおきな、おおきな仕事です。
ありがとうございました。
ロコレディ 故会長 羽富正三
平成7年の会長のことばを私が、文章にしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
婿養子に入って、
商店街では、最初はいじめられました。
ここでは、公開できませんが、
悔しくて、悔しくて、
眠れない日々も続きました。
子どもにも、恵まれて
会社に入社してきました。
少しづつ、少しづつ
引き継いでいく。
新しい時代です。
お客様のことを失礼ながらも、
家族の一員として考えております。
ありがとうございます、お客様。
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最終更新日 2020.09.04 10:21:06
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