翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

2025.01.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
道の駅や、テーマーパークで、実践していることをまとめてみました。
石破さんに、通じることを願っています。


題名: 日本が誇る「伎芸(ぎげい)おもてなし」の魅力とは


これは、本や、新聞のネタではありません。
この私が、会社経営をするようになって、約 35 年経験して

感じたことや、失敗したことや、気づいて修正したことをまとめたものです。

では、どうぞ~。技芸ではなく、この「伎芸」です。

わかりやすく言うと、「フーテンの寅さん」や「筑波山のガマの油売りの口上」や「バナナのタタキ売り」などのパフォーマンス型の接客に近いです。似ていますが、少し異なります。

この手法を「伎芸型おもてなし商売道」と名付けて、商標登録もしました。


現代社会では、効率やスピードが重視される一方で、人と人との温かなつながりが求められています。「伎芸おもてなし」は、そんな時代の中で、日本特有の心配りや伝統文化を現代に蘇らせる特別な存在です。その魅力は、単なる接客の枠を超え、訪れる人々に忘れられない場面を提供する点にあります。

昔の紙芝居屋さんの飴売り。飴が欲しいのではなく、紙芝居を観たい。そんな世界観を復活しようと考えました。「おじさんの漫談を聴きながら、コロッケや、クレープを食べたい」と言われることが、多くなってきました。



大切なのは、心を掴む笑顔の力

「伎芸おもてなし」の核となるのは「笑顔」です。しかし、ここで求められる笑顔は単なる形だけのものではありません。真心から湧き出る笑顔には、人の心を解きほぐすパワーがあります。

私は道の駅などの場所で、キッチンカーの前で、パフォーマンス型の販売を行っています。

ご来場者たちに、初めて訪れたこの場所で出迎えられた笑顔が温かければ、それだけでその場が「特別な空間」になるように、丁寧に話しかけます。皆さんは、言葉以上の安心感と歓迎を感じ取り、「ここに来てよかった」と感じて頂けるように配慮します。漫談風に、話しかけていきます。「今日は、どちらから来たのですか?」と軽く声をかけて、「我が町は人口が減っているので、引越ししてくださいヨ」とか、「ふるさと納税よろしくお願いします」とか、「お米の美味しい地域ですので、ぜひぜひお米を購入してください」などなど。自分自身が、販売していない商品も、町の PR の為に、お声掛けします。決して、ヘッドマイクは使わず、地声で笑顔をつけてトークします。



会話で作る「快輪」

伎芸おもてなしでは、「快輪(かいわ)」と呼ばれる双方向のコミュニケーションを重要視します。一方的に話しかけるのではなく、相手の反応を引き出しながら自然な会話を楽しむ技術です。例えば、季節や地元の話題をさりげなく取り入れた会話が展開することで、訪れる人々は心の距離を縮めます。これにより、一瞬の出会いが特別な思い出となり、また訪れたいという気持ちが生まれるのです。

実際に漫談家の毒蝮三太夫さんと会った時に、「そのコツ」を教えて頂きました。「羽富さん、リズムを意識するんだよ」とアドバイスを頂きました。

感謝を伝える一つひとつの所作

「伎芸おもてなし」の根底には、「感謝」の精神があります。商品を手渡す際の細やかな動作や、お見送り時の深いお辞儀など、すべてにおいて「感謝」を表現することを徹底します。例えば、店先で商品を手渡す時に添えられるひと言や、帰り際に送られる温かな笑顔は、小さなことのように思えますが、それが訪れる人々にとっては心に残る大きな出来事となるのです。「気品と礼節」が基本なのです。

販売終了時は、もちろんその場所に感謝の気持ちを伝える為に「一礼」します。周りの掃除もします。

技術を超えた「心」のおもてなし

「伎芸おもてなし」は単なる接客スキルではなく、「心」を込めた行動そのものです。会話の中では、相手のちょっとした言葉や表情を読み取り、それに応じた対応を即座に行う柔軟性で対応します。また、笑顔や言葉を超えて、全身を使った表現によっても感謝の気持ちが伝えられます。これこそが「伎芸」の名にふさわしい、奥深い技術なのです。



未来に繋がる「おもてなし」は、武道に通じます

「伎芸おもてなし」は、ただの商業的な取り組みではありません。それは日本の伝統文化や精神性を未来に伝えていく大切な役割を担っています。この心を次世代に受け継ぐことで、地域全体が活気づき、人々の絆がより深まるでしょう。「伎芸おもてなし」は、訪れる人々に感動を与えるだけでなく、それを提供する側にとっても、自らの価値を見つけ直す機会となります。



実際のエピソードから見る感動

私がお世話になっている道の駅常総で「伎芸おもてなし」を体験した観光客が、出迎えの笑顔と共に常総の名産品の魅力を教えてもらい、その土地ならではの話題を親戚、知人たちにそのことを話しをします。

その観光客は商品を購入するだけでなく、その場を去る際には「また来たい」と深い感謝の言葉を残しました。「また、あなたに愛(あい)たい~」と。   そして、後日再会することが、しばしばあります。

まとめ

「伎芸おもてなし」は、人々に感動と喜びを提供するだけでなく、日本が誇る伝統的な文化や精神を未来に紡ぐ役割を果たしています。一つひとつの所作や会話(快輪)が、訪れる人々の心を豊かにし、忘れられない体験として刻まれるのです。その場に立ち会った誰もが笑顔になり、また次の出会い(出愛)を楽しみにする。このような循環こそ、「伎芸おもてなし」がもたらす真の価値となります。

このような活動が、地方創生に繋がることを確信しています。 







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最終更新日  2025.01.26 09:42:00
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