その会社の受付の女性は、私の顔を見るなりニッコリ笑って
「羽富様、お待ちしていました!」と迎えてくれました。
美人かどうかなんて関係ない。
温かい笑顔と気配りがあるかどうか、それがすべてです。
「どうして私の顔と名前を覚えているんですか?」と尋ねると、「特徴があるからです。気に障ったらごめんなさい!」とまたニッコリ。
いやいや、そんな風に言われたら嫌味にならないんですよね。
この会社、業界 No.1
の会社です。やはりトップに立つ企業は違うなと感じました。
仕事に向き合う姿勢
昔、亡き父と近所のお寿司屋に行った時のこと。
父は、そこで働く若い職人さんに尋ねました。
「なぜ、お寿司屋さんで働こうと思ったの?」
一人は「生活のためです。給料のいい仕事があれば辞めます。」
もう一人は「将来、自分の店を持ちたいんです!」
父は二人の答えを聞くと、そっとチップを 2 人に渡して店を出ました。
「同じ年でも、考え方がまったく違うだろう?」
「ただお金のために働く人に、仕事の喜びのヒントを
教えるのが先輩や年長者の使命なんだよ。」
それから 15 年後。一人は自分の店を持ち、立派にお寿司屋さんをやっていました。
きっと父は、天国で喜んでいることでしょう。
