6月29日
日曜日。道の駅常総にて、また一つ、心あたたまる “
出愛 ”
がありました。
「あなた、お笑い番組に出てましたよね?」
と、道の駅常総に立ち寄った
通りすがりのお客様。
いえいえ、 “ お笑い芸人 ” ではなく、 “ 伎芸型おもてなし人 ” でございます(笑)。
テレビ東京の「街録で笑っちゃったよ」に出演したんです、と伝えると ──
「あっ~、知ってる!」「インスタ見てますよ!」
「フェイスブックもフォローしてます!」
SNS
いやはや、まるで “ 道の駅の赤いメガネ芸人 ” 状態。
その日は、 12
人の大家族が 3
世代そろって車 2
台で来場され
、キッチンカーの前が一気に “
お祭り ”
状態に。
「おやつにコロッケ!」と買ってくださり、「美味い!」と大絶賛。
そして
その 15
分後、今度は別のご家族 ──
車椅子の娘さんと
ご一緒の三人連れがいらっしゃいました。
すぐに、食べるわよ~。・・・と。
すると、
「晩御飯にしますね」と、なんとコロッケを 4 個追加でご購入。
娘さんは 20
代半ばくらいでしょうか。にこやかにコロッケを見つめるその笑顔が、
忘れられません。
コロッケは、お腹だけでなく、心も満たしてくれるのだと、しみじみ思いました。
キッチンカーの魅力は、商品そのものだけではありません。
そこには、一期一会の “ 会話 ” があり、 “ 表情 ” があり、思いがけない “ 交流 ” があります。
私は今、そんな場の力を活かした「キッチンカースクール」の開校を目指しています。
その構想を読んでくださった 50 代半ばのある社長様から、
「羽富さん、これは小売サービス業全体に応用できる行動ガイドラインですよ」と言われました。
そうなんです。
商いは “ 笑い ” で倍になる、「笑倍(しょうばい)」の時代。
コロッケを揚げながら、私は今日もこの道の駅を “ 舞台 ” にしています。
テレビに出てなくても、そこに “ 出愛 ” があれば、それで十分。
心とお腹を温める ――
そんな商いを、これからも続けていきたいと思います。