10月25日(土)、つくば市沼田にある「わんわん🐶ランド」で開催された犬友祭(学園祭)に参加しました。
午前中は別件の打ち合わせがあり、会場入りは13時前。到着すると、
専門学校の学生や卒業生、来年度の入学希望者を中心に、家族連れや友人グループなど、
10代から20代の若者たちで賑わい、約1,500〜2,000人もの熱気に包まれていました。
入場してすぐ、若い女性が私を見て「あっ、道の駅常総にいるコロッケキッチンカーのおじさんだ!」と声をかけてくれました。さらに、常総市水海道から来られたご家族からは「洋服屋のロコレディさんだ!」との声も。こうした“顔の見える関係”が、
地域とのつながりを実感させてくれる瞬間です。
小雨が降る中、クレープキッチンカーの前には長蛇の列。寒さの中、「皮を温かくして提供しよう」とスタッフが即座に提案し、結果「美味しい!」「ほっとする!」と評判に。わずか100分ほどで完売となりました。雨の中の学園祭、予想以上の反響に驚きと反省の連続です。
売り切れ後、深々と頭を下げてお詫びすると、「おじさん、そんなに頭を下げないで」と優しく声をかけてくださるお客様。その言葉に胸がじんと熱くなりました。
茨城弁で若い女性たちと笑顔のやり取りをしていると、「おじさんみたいな彼氏募集中!」と冗談まじりに声をかけてくれる学生グループも。こうした交流こそが、伎芸(ぎげい)型おもてなしの醍醐味です。
来場者の約7割は茨城県内から。県北の農家ご一家からは「素晴らしい学園祭に来て良かった」と温かい言葉をいただきました。学生たちの模擬店も、低価格での提供やハロウィン衣装による演出など、工夫が光っていました。
しかし何より嬉しかったのは、「あのキッチンカーで温かいクレープを食べたかった」と言ってくださる声。商品だけでなく、人との会話が思い出に残ること。それこそが“伎芸型おもてなし”の真髄です。
笑いとぬくもりが交差したこの学園祭。若い世代と地域の心が触れ合う一日は、私たちスタッフにとっても忘れがたい“笑倍(しょうばい)”の時間となりました。
参考になれば、幸いです。