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【ロン ムラータ 15年】ロン・ムラータ15年キューバのラムです。以前飲んだムラータ7年の上位版で、15年という熟成年数の割には非常に低価格。同じキューバのハバナクラブ15年なんて2万円くらいなのに、こちらはその1/3以下です。どうしてそうなるのかはわかりません。キャップの上部分はウッド、ラベルはブラック&ゴールドでなかなかカッコいいデザインです。香り立ちがとても良く、グラスに注いでいる時から濃厚さと爽やかさが同居するキューバ的芳香が漂ってきます。味はちょっと特徴的です。ミディアムフルボディくらいのベースに、熟したプラムとコクのある黒糖カラメルの風味が溶け合っていて、後味は深い甘さの次にフルーティーな酸味がうっすらと残ります。そのフルーティーさのおかげで、しっかりした味わいがありながら、飲み終わるとさっぱりしている、というところが、キューバ的。前に飲んだハバナクラブ・セレクシオン・マエストロもそんな感じがしました。ただ、そういう全体的なデザイン構成に似たところがあるというだけで、味わいは全然違います。とにかくこのムラータ15年、かなり美味しいラムだと思います。ロン・ムラータ7年の雰囲気は確かにありますが、かなり隔たりが大きいと思います。この15年が完成形で、7年は道半ばという感じでしょうか。【僕の評価】5段階中の4,5ラム ロン ムラータ 15年 アネホ 700ml (73-9)(73859) スピリッツ rum価格:5038円(税込、送料別) (2019/10/5時点)
2020.01.31
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【チェアマンズリザーブ・フォーゴットンカスク】チェアマンズリザーブ・フォゴットンカスクセントルシアのラムです。以前飲んだアドミラルロドニーと同じ蒸留所、セントルシア蒸留所で作られているそうです。現在セントルシアにでラムを作ってるのはセントルシア蒸留所だけらしく、昔は他にもあったようですが、合併したりして一つになったようです。セントルシア蒸留所では20数種類のラムを作っていて、「スーパープレミアム・ラム」カテゴリーでアドミラルロドニーを、「プレミアム・ラム」カテゴリーで、今回のチェアマンズリザーブをリリースしているようです。2007年にセントルシア蒸留所は火事になってしまい、大騒ぎして樽の置き場に困ってヘンな所にチェアマンズリザーブの樽を置いておいたところ、なんとそれを忘れてしまい、後日それを見つけて飲んだら凄く美味しかったのでフォゴットンカスクとして商品化した、とのことです。イギリス系ラムの典型的な製法で作られていて、単式蒸留と連続式蒸留のラムをブレンドしているそうです。熟成には、ジムビームとジャックダニエル、それにバッファロートレースのバーボンカスクを使用していて、それらをブレンドして更に5年熟成させることで、最終的な熟成年数は7~12年、とのことです。香りはごくライトなカラメルに、軽い酸味を思わせるフルーティーさが感じられます。さすがにアドミラルロドニーに似ていますがよりライトな感じで、さらにそこへハバナクラブ7年を薄めたやつを少し混ぜた、というような感じがします。香りの印象ではライトなラムという気がしましたが、飲んでみると実際には適度なコクがあり、控えめな甘さがそれを引き立てていて、なかなかいいバランスの味わいだと思いました。滑らかでハードすぎることがなく、少し爽やかな風味があるので、どんどん飲める感じがします。フォゴットンカスクということは、量的にはそれなりに限りがあるわけなので、フォゴットン分が無くなったら販売終了になるのでしょう。それともワザとフォゴットンして製造・販売を継続するのでしょうか。今後の流通量が気になりますね。【僕の評価】5段階中の3.5ラム チェアマンズ リザーブ フォーゴットン カスク 700ml (73-9)(73967) スピリッツ rum価格:3434円(税込、送料別) (2019/9/24時点)
2020.01.26
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【ロン・バルセロ~Ron Barcelo~】僕の大好きなラム、ロン・バルセロ。ブライトで輪郭の整った、バランスの良い味わいが特徴です。今回はこのロン・バルセロについて掘り下げてみます。【ロン バルセロ社の概要】ロン・バルセロはドミニカ共和国の、アルコールス・フィノス・ドミニカノス(Alcoholes Finos Dominicanos)蒸留所で生産されています。始まりは1930年、スペイン人のジュリアン・バルセロが、ドミニカのサントドミンゴにバルセロ&Co,をスタート。すぐに国内で人気のラムになったそうです。「バルセロ・ドラド」と「ブランコ」によるバルセロブランドは、次に「バルセロ・アネホ」をラインナップに加えて、さらに多くの支持を得、ドミニカを代表する企業の一つとなります。その後、創業者のジュリアンはミゲル・バルセロに事業を遺します。そしてミゲルは1980年に、遂に決定打となる「バルセロ・インペリアル」を誕生させます。バルセロ・インペリアルは大成功し、ドミニカで一番人気のラムになっただけでなく、国際機関からの受賞が最も多いドミニカのラムになりました。あの味だから当然ですよね。1990年代には更なる輸出の拡大のため、スペインのスピリッツ企業に輸出権利を与え、バルセロSRLが設立されます。そして2006年には25か国もの国際市場に進出し、バルセロSRLはバルセロブランドを買収、インペリアル、グランアネホとアネホのボトルデザインを現行のモノに変更したそうです。以前はどんなボトルだったのか興味がわきますが、それはわかりませんでした。そして現在ではバルセロは50か国以上に輸出され、輸出規模は世界第4位だそうです。輸出体制の流れもあって、バルセロはスペインで最も人気が高いそうですが、日本へは有限会社オーケストラという会社が輸入元になっているようです。同社は主にスペインのワインを中心に輸入・販売されているようで、バルセロの海外販売戦略の流れを知ると納得できますね。【バルセロ:AFD蒸留所の取り組み】バルセロの蒸留所であるAFD社は、ドミニカで最初に国際ISO 14001環境管理システムの認証を受けた企業で、蒸留所における環境オペレーションの世界的リーダーとして知られているそうです。サトウキビを絞った後のバガスをバイオマス燃料として使用し、ソーラーパネルと併せて年間の電力消費の96%を自社で賄っているそうです。こういった取り組みには、思い切った先行投資への決断が必要なので、その姿勢と実行力は素晴らしいと思います。【バルセロの味わい】バルセロは糖蜜からではなくサトウキビジュースから作られているそうです。サトウキビジュースから作るラムといえば、真っ先に思い浮かぶのがフランス系ラム:アグリコールラムです。フランス系ラム:アグリコールラムには独特の植物風味があるので、好みがはっきりと分かれます。僕もアグリコールラムは苦手ですが、一方バルセロは凄く美味しいので、バルセロがサトウキビジュースから作られているということを読んだ時は、ただの記述ミスだろうと思っていました。でもバルセロの公式ウェブサイトや複数のソースでも同様の記述がみられるので、間違いないようです。ハイチのバルバンクールもサトウキビジュースが原料ですが、クセのない美味しいラムなので、サトウキビジュースから作るとどうしても草風味になってしまうというわけではないようです。とにかく、バルセロはサトウキビジュースが原料で、それを発酵させ、5コラムスティル(連続式蒸留)で蒸留、基本的にはアメリカンオークのケンタッキーバーボンカスクで熟成されているそうです。その味の特徴は、ヘンなクセが全く無く、バニラとカラメル、オークの風味がバランスよく、しかもそれぞれ明確に感じられる、明るい雰囲気が印象的です。まろやかなオイリーさに包まれてコク深く、それでいて後味にはしつこさがない、とても飲みやすい味わいのラムです。【ロン・バルセロのラインナップ】現行のラインナップは、バルセロ・ブランコ(ホワイトラム)バルセロ・アネホ(日本未輸入)バルセロ・グランアネホバルセロ・クリーム(日本未輸入)バルセロ・グランプラティナム(ホワイトラム)バルセロ・インペリアルバルセロ・インペリアル・オニキス(日本未輸入)←輸入されました!バルセロ・インペリアル・プレミアムブレンド30周年記念となっています。バルセロ・インペリアル・プレミアムブレンド21周年記念は、当時の限定品だったようで、現在では販売されていないようです。以前に飲んだインプレッションは上記から、以下はそれぞれの概要です。【バルセロ・グランアネホ】このグランアネホの熟成期間はわずか約4年とのことですが、他社製品からすると、その味わいは驚異的にマイルドです。アルコール刺激は殆ど感じられず、シリーズ共通の特徴であるクリーミーさもしっかりと備わっています。インペリアルよりは少し淡い味わいですが、インペリアルと比べれば淡いというだけで、他の下手なブランドのラムなら8年熟成以上と思えるほどのコクと、充分な濃度があります。ミキサーにするにはもったいない味わいです。【バルセロ・インペリアル】バルセロブランドの看板商品、バルセロ・インペリアル。全体が柔らかなバタークリームに包まれているような豊かなコクに溢れていて、明るい甘さと、バニラ、カラメル、樽の風味がバランスよく備わっています。その輪郭のはっきりしたキラキラ輝くような素晴らしい味わいは格別で、飲んでいる時はフルボディ的な濃厚さを感じるものの、飲み終わるとさっぱりした印象もある、不思議な魅力に溢れています。このバルセロ・インペリアルは、おおよそ7年熟成されているそうです。僕のイチオシのラムです。【バルセロ・インペリアル・オニキス】オニキスは、8~10年熟成物のブレンドで、ヘビーチャーされたカスク(通常よりも内側をよく焦がした樽)での熟成後、フィニッシュはフレンチオークカスクを使用、オニキス(瑪瑙)の小石で濾過されているとのことです。チャーの具合は通常のインペリアルが#3か#4のところ、オニキスは#5か#6とのことです。数値的にはよくわかりませんが、味わいにはかなりの影響があって、格段に奥深く、濃厚さが増していると思います。マウントゲイのブラックバレルも、同じ手法で同様の効果を得ていますね。ぜひ輸入して国内流通させほしいラムです。*後日追記:日本国内での流通ありました!【バルセロ・インペリアル・プレミアムブレンド 30周年記念】30周年とは会社創業30周年かと思ってましたが、バルセロ・インペリアルの登場から30周年ということのようです。バルセロ・インペリアルがいかにエポックメイキングな存在かがわかりますね。プレミアムブレンドというだけあって、かなり気合の入った工程で作られているようです。チャーの異なる樽で10年以上熟成されたラムからそれぞれイイのを選び、それをブレンド、さらにシャトーデュケームなるソーテルヌワインの樽で2年追熟させた、とのことです。とても滑らかでクリーミーなだけでなく、チョコレートや干し無花果などの風味も加わった、非常に複雑で濃厚な味わいです。【バルセロ・インペリアル・プレミアムブレンド 21周年記念】全く詳細不明ですが、30周年記念モデルと同様、インペリアルの発売から21周年だとすると、発売は2000年くらい。なぜ21周年という半端さなのか、なぜニカラグアのモンバッチョに似た味わいなのかなど、僕にとっては謎が多いラムです。しかし味わいは極上で、ダークチョコレートとカカオ、それにバニラやキャラメル、クリーミーな無塩バターの風味と溶け合っていて、濃厚なコク深さが際立っています。これでロン・バルセロの良さが伝わるかどうかはわかりませんが、まだ飲んだことのない方はぜひバルセロ・インペリアルから飲んでみて下さい。間違いない味だと僕は思います。【あす楽】ロン バルセロ ブランコ 37.5度 700ml価格:1710円(税込、送料別) (2019/10/21時点)【あす楽】ロン バルセロ グランアネホ 37.5度 700ml価格:2220円(税込、送料別) (2019/10/21時点)【あす楽】ロン バルセロ インペリアル 38度 700ml価格:3750円(税込、送料別) (2019/10/21時点)【あす楽】ロン バルセロ 30年 インペリアル プレミアム ブレンド 43度 700ml価格:17600円(税込、送料別) (2019/10/21時点)ロン・バルセロ インペリアル・オニキス 38% ラム 700ml価格:5500円(税込、送料別) (2020/4/2時点)
2020.01.21
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【カルロス1世XO インペリアル ソレラ・グランレゼルヴァ】カルロス1世XO・インペリアルスペインのブランデーです。シェリー酒で有名なアンダルシアのへレスで作られているそうです。パロミノ種というブドウを使って、コニャックと同じように銅製の単式蒸留器で蒸留後、ラム愛好家の我々にはお馴染みの、あのソレラシステムで熟成されているとのことです。ソレラで使用するアメリカンオークの樽は、もちろんシェリーで使われたもの。スペイン産ブランデーの典型的な作り方なのだそうです。15年熟成物とされていますが、ソレラなので20年以上の物も含まれているそうです。ブラックにゴールドの文字が映える立派な外箱と、ガラス製の替え栓付きです。グラスに注いで香りをかいでみると、フルーティーで懐かしいようなシェリー、それに樽の香りが立ち上ってきます。飲んでみると、甘さはそれほど強くなく、それよりも豊かで複雑なフルーティーさと、深いコクが備わっています。蜂蜜やチョコレートなどの風味もあり、マイルドでありながらとても重層的です。樽の風味も強すぎず弱すぎずのちょうどいい感じで、後味のまろやかさからはミルキーさも感じられます。派手な甘さのない上品な雰囲気で、非常に味わい深いブランデーだと思いました。ただ、ここまで製法が違うのであたりまえですが、コニャックやアルマニャックとは全然違う味と風味のブランデーです。もともとコニャックよりも前からブランデーを作っていたスペインのへレスですが、やがてそこでシェリーの熟成のためにソレラシステムが登場し、それは非常に画期的なシステムなので、へレスのブランデーはもちろん、ラムなど他の蒸留酒の熟成にも使われることになったようです。当時は(今もですが)すぐ不作だの凶作だのということになって、シェリーもブランデーも品質が安定しなかったところ、ソレラシステムで一発解決。しかも、ソレラ(一番下の熟成が進んだセクションの樽、ここからボトリングされる)は、全部使い切ってしまうわけではないので、その樽の使用をやめない限り、常に超長熟ものが含まれていることになります。樽は平均でも60年ほど使われるということで、最長はどのくらいかわかりませんが驚異的な超長熟ですね。へレスはシェリーだけでなく、製法的にはスペイン系ラムの生まれ故郷ともいえます。しかし、ビンテージ、熟成年数表記となると、ソレラはそれをはっきり表現することができないので、それが市場価値を持つようになると、一転してソレラは古い手法、果てはソレラの熟成年数表記は偽りだという評価を受けることになったようです。ソレラにおける年数表記は量による平均らしく、例えば「20年」と書いてあれば、それは4~50年物が入っている、ということだそうですが、最低年数表記のコニャックなどからすると「それは4年物、VSOPだ」ということになるようです。しかし、逆に20~25年物で構成されたコニャックは「20年」あるいは「オルダージュ」などと表記されますが、ソレラの側からすると「え、最高がたったの25年物しか入ってないんですか」となるでしょう。片方の尺度で見る、論じることに無理がありますよね・・・とにかく、ソレラシステムは優れた手法であることは間違いないので、今日においてもシェリーはもとより、ブランデー、ラムの熟成にも使われ続けています。そしてソレラシステムによる優れた製品の味は、一部のそしりをはねのけて高く評価され続けています。誰しも、美味しいのが一番、ということですね。スペインのブランデーは年間8千万本ほど生産され、その3/4がスペイン国内消費とのことです。一方コニャックは年間1億9千万本くらい生産され、なんと9/10以上が輸出されるそうです。そもそも出回る量が全然違うし、さすがにコニャックの知名度に打ち勝つのは難しいと思いますが、スペイン産ブランデーの評価・知名度は、その美味しさに比して低すぎるように思えます。【僕の評価】5段階中の5【送料無料】【ギフト品】【代引不可】カルロス1世 インペリアル XO 700ml 40度価格:7538円(税込、送料無料) (2019/9/26時点)
2020.01.17
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【XXX/スリー アルコールス・フィノス・ドミニカノス2010】XXX/スリー・AFD2010ドミニカのラムです。AFD(アルコールス・フィノス・ドミニカノス)社は、あの稀代の名ラム「ロン・バルセロ」の蒸留所です。2010年にサトウキビジュースから蒸留、2015年までバーボンカスクで熟成され、その後スティールタンクと英国でのラムカスクを経て、2019年に240本がボトリングされた、とのことです。多くのラム愛好家などによるブラインド試飲投票を勝ち抜いたものを製品化したという珍しい形態のラムです。キャップを覆う赤いシールが3層にもなっていてとても開け辛いです・・そんなに厳重にしなくてもいいのに、というほどです。度数は62.4%で、ノンチルフィルター・無着色。そのまま飲むにはキツイだろうと思いましたが、先ずは何も加えずにそのまま飲んでみます。色はそれほど濃くはなくて普通な感じ。グラスに注いで香りをかいでみても普通の良い香りです。でも飲んでみると衝撃的な味の濃さ。アルコールの強さもあるのかもしれませんが、もう粉っぽいほど濃厚です。カラメルやハチミツ、バニラやチョコレートなどが溶け合った、ブライトで濃厚な風味です。そして62.4°にしては比較的飲みやすい方だと思います。輪郭のはっきりした明瞭な味という特徴は、やはりバルセロ・インペリアルを思わせます。半端ではないコクと、不思議にもバランスのとれた甘さが印象的です。ちょっと薄めたらいつものバルセロになるかと思いきや、氷や少し水を入れてみても、あまり変化が感じられません。入れすぎるとただ薄くなるだけだし、適正量を見つけることができず、今のところストレートで飲むのがベストだと思っています。さすがにすぐ酔ってきますが・・・バルセロはバルセロでいつも棚にあるんだし、薄めてバルセロにしようなどという愚かな試みはやめて、これは当分ストレートで少しづつ飲んでいこうと思います。【僕の評価】5段階中の5
2020.01.11
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【ロン アブエロ フィニッシュコレクションXVナポレオン】アブエロ・ナポレオンフィニッシュパナマのラムです。オークカスクで14年熟成、その後ナポレオン/コニャックカスクで1年熟成させているそうです。フィニッシュコレクションということで、このナポレオンフィニッシュ以外にも、オロロソ(シェリー)、タウニー(ポートワイン)フィニッシュの各バージョンがあるようです。アブエロといえばパナマの代表選手。最初に飲んだベーシックモデルのアブエロ12年は、僕としては「まあまあ」といったところでしたが、ハイ・エンドモデルのアブエロ・センチュリアは素晴らしい味わいのラムでした。今回のは熟成年数もさることながら、コニャック・フィニッシュというところが大きな違いです。グラスに注いで顔を近づけると、コニャックのフルーティーさが優勢で、その奥にアブエロがあるという感じです。とてもいい香りです。一方、飲んでみると今度はアブエロが優勢。12年とは差が大きく、ハチミツやカカオなど複雑で重層的です。 アブエロの濃厚さはコニャックを跳ね返し、ナントカフィニッシュにありがちなそのラム本来の風味が失われるということがなく、しっかりアブエロが存在しています。アブエロのディープさを、コニャック風味が華やかな香りで包み込んでいて、その効果は後味まで均一です。味としてはアブエロらしく甘めですが、コニャックカスク効果で全体のバランスが取れていて、飲みやすいラムに仕上がっていると思います。【僕の評価】5段階中の5ロンアブエロ フィニッシュコレクション ナポレオン 40度 700ml15年熟成 ナポレオンコニャック樽 パナマ ダークラム RUM ラム酒 スピリッツ 長S価格:9218円(税込、送料別) (2019/10/5時点)
2020.01.04
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