商品レビューが売り込みっぽくて苦しいあなたへ。「一緒に選ぶレビュー」に変える書き方と心の切り替え方

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2025.12.03

商品レビューが売り込みっぽくて苦しいあなたへ。「一緒に選ぶレビュー」に変える書き方と心の切り替え方

テーマ：楽天ブログアクセスアップ(512)

カテゴリ：楽天ブログアクセスアップ

商品レビューを書くたびに、「あれ…なんか広告っぽい…。」「これ、自分でも読みたくないかも…。」と、モヤっとしたことはありませんか。

私は楽天ブログを始めたころ、その感覚がつらすぎて、何度も記事を下書きに戻していました。

せっかく時間をかけて書いたのに、読み返すと 「今すぐ買いましょう！」 の空気がにじみ出ていて、画面の向こうの誰かに押し売りしているような気がしてしまうんです。

「稼ぎたい」と「押し売りはしたくない」の間で揺れて、何度も手が止まりました。

でも今は、同じように商品を紹介していても、

・「すごく参考になりました。」

・「この一言で背中を押してもらえました。」

・「案件じゃないのが伝わって安心しました。」

こんなコメントやメッセージをもらえるようになりました。

何か特別な文章術を身につけたわけではありません。

「売るために書く」のをやめて、「読者と一緒に悩むために書く」に変えた だけです。

ここでは、私が実際に楽天ブログで試行錯誤してきた失敗談もまじえながら、売り込みっぽさを手放して、それでもちゃんと商品が売れていくレビューの書き方をお話しします。

同じように悩んでいるあなたの心が、少しでも軽くなりますように。

■どうして商品レビューはすぐ「売り込み感」まみれになるのか

私が最初に書いたレビューは、とにかく 「いいところを全部並べなきゃ」 という気持ちでいっぱいでした。

メーカーサイトや楽天の商品ページを開いて、特徴・機能・口コミをコピペして、最後に「おすすめです！」とつけ足す。

今思えば、ほとんど公式サイトの縮小版みたいな記事でした。

そんな記事をアップした日の夜。

スマホで自分の記事を読み返しながら、「あ、これは私が書く必要なかったな…。」と、胸のあたりがきゅっとなりました。

だって、読んでも 「私の声」 がほとんど聞こえてこないんです。

私が気づいた、「売り込み感」が出てしまう主な原因はこの4つでした。

最初から最後まで、商品を褒めることだけに必死になっていること。
「失敗した部分」「合わなかった人もいるかもしれない点」を書いていないこと。
自分の生活や感情が入っておらず、スペック説明で終わっていること。
最後の一言が、「今買わないと損！」のような、焦らせる言葉になっていること。

どれも、読者の心より 「クリックされるかどうか」 だけを見ていた時期の書き方でした。

それに気づいてから、私はひとつ決めました。

「商品を売るためにレビューを書く」のではなく、「過去の自分を救うためにレビューを書く」 と。

■売り込みをやめたきっかけは「楽天で失敗した夜」でした

ある日、私は仕事終わりのソファで、ぐったりしながらスマホをいじっていました。

その日は、肩こり用のマッサージ機を買ったばかりの日でした。

「よし、がんばった自分へのごほうびだ。」

そう思って、なんとなく勢いでポチッとしたんです。

ところが翌日。

たまたま楽天のトップページを開いたら、「明日から楽天スーパーセール」の文字がどーんと表示されていました。

しかも、私が買ったマッサージ機が、セール対象になっているではありませんか。

画面を二度見しました。

「え、昨日より2,000円以上安くなってる…。」

胸のあたりがズーンと重くなって、しばらくソファから動けませんでした。

そのとき頭に浮かんだのは、商品そのもののことよりも、 「誰か、もっと早く教えてよ〜…！」 という、なんとも言えない悔しさでした。

「セール前に買うと損するよ。」

「お買い物マラソンのタイミングで買うとポイント全然違うよ。」

そんな一言を、先に知っていたら。

私はこのとき、「自分が書きたいレビューの姿」が少し見えた気がしました。

それは、商品をべた褒めする記事ではなく、 「過去の私みたいに、損して落ち込む人をひとりでも減らす記事」 でした。

■共感されるレビューの基本は「同じスタートラインに立つこと」

それから私は、レビューを書く前に、必ず自分にこう問いかけるようにしました。「この商品を買う前、私は何に悩んでいたっけ。」

例えば、スキンケアなら。

・朝、鏡を見た瞬間のがっかり感。

・ファンデがうまくのらなくて、外出前にため息をついた瞬間。

・インスタのキラキラした肌を見て、そっと画面を閉じた夜。

こういう 「胸の奥がちくっとする瞬間」 を、最初の数行に書くようにしました。

すると不思議なことに、コメント欄に「それ、私も同じです。」という言葉が増えたんです。

共感されるレビューは、すごい成果や完璧な写真から始まるわけではない と、そこでやっと腑に落ちました。

始まりはいつも、ちょっと情けない自分や、うまくいかなかった過去の自分なんだな、と。

①「私はこう悩んでいた」から書き始める

私が意識しているのは、商品名より先に 「人間としての私」 を出すことです。例えば、こんな感じです。

「在宅ワークが増えてから、夕方になると首と肩がカチカチで、子どもと遊ぶ元気も残っていませんでした。」

「マスク生活が長くて、ふと鏡を見るたびに『なんか老けたかも…』と落ち込む日が増えました。」

ここでは、まだ商品名も機能も出てきません。

それでも、「あ、これ私の話かも」と感じてくれた人は、続きを読んでくれます。

②商品は「ヒーロー」ではなく「相棒」として登場させる

以前の私は、商品を 「すべてを解決してくれるヒーロー」 のように書いてしまっていました。でもそれだと、どうしても現実離れした褒め言葉が増えてしまい、売り込み感が強くなります。

今は、商品を 「ちょっと生活を楽にしてくれた相棒」 ぐらいの距離感で紹介します。

「これのおかげで、100％悩みが消えた」とは書きません。
代わりに、

・「夕方の肩こりレベルが、10なら7くらいになった感じです。」

・「すっぴんでゴミ出しに行くときの恥ずかしさが、前より少しマシになりました。」

といった、リアルな変化を書きます。

完璧じゃないからこそ、読者も安心して読めるのだと思います。

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■売り込み感なしで自然に売れるレビュー構成テンプレ

ここからは、私が実際に楽天ブログで使っている構成を、そのままお伝えします。どんなジャンルの商品でも、基本はこの流れで書いています。

①悩みと感情からスタートする

最初の数行は、「事実」よりも 「そのときの気持ち」 を優先します。

「毎日ヘトヘトで、寝る前にスマホを握りしめたまま寝落ちする日が増えました。」

「化粧ポーチを開くたびに、『また同じようなコスメ買ってるな…』と自己嫌悪でした。」

こんなふうに、自分の弱さをきちんと出すと、読者の心もふっとゆるみます。

②なぜその商品を選んだのか“迷った過程”を書く

次に書くのは、商品との出会い方です。ここで大切なのは、 「迷ったこと」 もちゃんと書くことです。

「似たような〇〇が3つあって、正直どれも同じに見えていました。」

「本当はもっと安いものにしようと思っていたけれど、長く使いたくてレビューを読みあさりました。」

この「迷いのプロセス」があると、読者は 「この人も私と同じように悩んだんだ」 と感じてくれます。

③良い点とイマイチな点をセットで書く

実際の使い心地を書くときは、必ず 良い点とイマイチな点をワンセット にします。

「思ったよりコンパクトで、ワンルームの部屋でも邪魔になりませんでした。
その分、パワーは控えめなので、強めの刺激が好きな人には物足りないかもしれません。」

こんなふうに書くと、「全部が最高！」という不自然な感じが消えます。

読者は、「この人、ちゃんと本音で書いているな」と感じてくれます。

④生活のワンシーンを切り取る

私はレビューを書くとき、頭の中で 「1枚の写真」 をイメージしています。

・夜、リビングのソファでマッサージ機を使っている私。

・朝、慌ただしい支度時間の中で、そのコスメだけは必ず手に取っている私。

・子どもが寝た後、やっと自分の時間ができて、紅茶を飲みながら商品レビューを書いている私。

このワンシーンを、文章で丁寧に描きます。

そうすると、読者は商品そのものより 「その商品を使っている自分」 を想像しやすくなります。

⑤「合う人」と「合わない人」を書き分ける

売り込み感をなくしたいなら、ここがいちばん大事かもしれません。

「こんな人には合いそうです。」

「こういう人には正直おすすめしません。」

この両方を書くと、読者は「買わされている」ではなく、「一緒に考えてもらっている」と感じます。

⑥最後は“そっと背中を押す一言”でリンクを添える

最後の一言は、あくまで 「案内役」 に徹します。

「私と同じように〇〇で悩んでいる方は、一度チェックしてみてくださいね。」

「最新の価格や口コミは変わりやすいので、気になる方は楽天の商品ページをのぞいてみてください。」

このくらいの温度感で、商品リンクを添えます。

それだけで、押し付けがましさはかなり薄くなります。

■楽天ブログだからこそ書ける“ちょっとお得な一言”

楽天ブログの良さは、商品そのものだけでなく、 「ポイントのストーリー」 も一緒に書けるところだと私は思っています。

私がよく添えるのは、こんな一言です。

「私は楽天カードをメインにしているので、このときもポイント倍率が高い日に合わせてポチりました。」

「楽天SPU を少しずつ上げていったら、同じ買い物でももらえるポイントが目に見えて増えてきてうれしかったです。」

「日用品は楽天24 でまとめ買いして、お買い物マラソンのときに一気にポチるのが、最近のマイルールです。」

難しい制度の説明を長々と書く必要はありません。

「私はこうしてちょっと得したよ」 という、小さな実感だけで十分です。

旅行のレビューなら、「ホテルは楽天トラベルで予約して、貯まっていたポイントで少しランクの高い部屋にアップグレードしました。」

スマホ代なら、「通信費を見直したくて楽天モバイルにしたら、その分浮いたお金で、前から気になっていた美容家電をお迎えしました。」

セールのレビューなら、「前は何も考えずに買って損したこともあるので、今は 5と0の付く日と楽天スーパーセールだけは、スマホのカレンダーに入れておくようにしています。」

こんなふうに書くと、読者は「この人と同じ買い方をすれば、私も少し得できるかも」と感じてくれます。

それが、あなたのレビューを選んでもらえる理由になります。

■「売り込みレビュー」をやさしく変身させるリライト手順

最後に、すでに書いてしまったレビューを、「共感寄りのレビュー」に変えるための手順をまとめます。

私も実際に、この流れで過去記事を少しずつ書き直しました。

①冒頭3〜5行を“悩みのシーン”に差し替える

まず、記事の一番上を見てみてください。

いきなり商品名や「おすすめです！」から始まっていたら、そこを消して、 当時の自分の悩み を書いてみます。

「仕事から帰ってきたらヘトヘトで、夕飯を作る前にしばらく動けませんでした。」

「クローゼットを開けるたびに、着ない服ばかりで、毎回ため息が出ていました。」

この数行だけで、記事の空気がガラッと変わります。

②メリットだけの段落に“ひと言の弱点”を足す

次に、褒めているだけの段落を探します。

そこに、たった一文でいいので 「人によっては気になるかもしれない点」 を足します。

「香りは少し強めなので、無香料が好きな方は合わないかもしれません。」

「軽くて持ち運びやすい分、高級感を求める方には物足りなく感じるかもしれません。」

これだけで、読者の受け取り方がかなり変わります。

③「こんな人に合う／合わない」を2〜3行で追記する

記事の終わりに近い場所に、 「合う人」「合わない人」 をそれぞれ1〜2行ずつ書き足します。

「忙しくて、ケアにあまり時間をかけられない人にはぴったりだと思います。」

「一方で、“即効で劇的な変化が欲しい”という方には、少し物足りなく感じるかもしれません。」

この数行があるだけで、「押し売り感」はかなりやわらぎます。

④リンク前の一言を“案内役トーン”に変える

最後に、商品リンクの直前の一文をチェックします。

「今すぐチェックしないと損です！」

「在庫がなくなる前に急いでください！」

こういった言葉になっていたら、

「気になった方は、詳細や最新の口コミをチェックしてみてくださいね。」

「私と同じように〇〇で悩んでいる方の参考になればうれしいです。」

のように、トーンをやわらかくします。

それだけで、読者が感じるプレッシャーはぐっと減ります。

■おわりに：あなたの失敗談こそ、最高のレビューになる

私はずっと、「上手に褒めること」が、いいレビューだと思っていました。

でも、楽天で失敗した夜、セール前に買ってしまって落ち込んだ自分を思い出すたびに、考え方が変わっていきました。

本当に読みたいレビューは、

・キラキラした成功だけを書いたものでも、

・プロみたいに完璧な言葉でまとめられたものでもなく、

「同じ失敗をしたことがある、ちょっと先を歩く誰かの言葉」 なのだと思います。

あなたがセールで損した話も、焦ってポチって後悔した話も、全部が読者の心に届く宝物になります。

それを隠してしまうのは、もったいないです。

だからどうか、「売り込みっぽくなってしまう自分」を責めすぎないでください。

それは、 「ちゃんと誰かの役に立ちたい」 と思っているからこその悩みです。

もし今、過去に書いたレビュー記事があって、「うわ、なんか押し売りっぽい…」と感じているなら。

まずはそのうちの1つだけでいいので、

・冒頭を「当時の悩み」に書き換える。

・メリットだけの段落に、小さな弱点をひと言足す。

この2つだけ、今日やってみませんか。

その小さな一歩から、きっと 「読まれて、共感されて、自然にクリックされるレビュー」 が育っていきます。

そしていつか、「前は売り込みっぽくて悩んでいたんだよね」と笑って話せる日が来ます。

その日まで、私も同じ楽天ブロガーとして、あなたと一緒に失敗しながら進んでいきたいです。