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Ryu-chan6708

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2008.10.27
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カテゴリ: 歴史



昭和天皇・マッカーサー会見

:文庫本だが 、カバーの裏 に次のようにあるように、 衝撃的な研究成果 が書かれているね。

  「 戦後レジーム形成 天皇が極めて能動的に関与した衝撃の事実 を描き出し、 従来の昭和天皇像、戦後史観を根底から覆す

A氏 昭和天皇 がなくなってから、 天皇の側近の侍従などのメモ 日誌 マッカーサーとの会見時の通訳のメモ などが 多数公表 されたりして、実態が明らかになってきたからね。

:ただ、この文庫本には著者が過去に逐次、雑誌などに掲載されたものを収録しているので、 内容的に重複している部分 があってまとめるのに苦労したよ。

A氏 :天皇は、 新憲法 では「 象徴的存在 」なんだから、 政治に直接関与 していないのではないの?
 戦中だって、 立憲君主制 だしね。

:著者の資料では、それは逆で、戦中、戦後も 積極的な政治・外交介入 があるね。
マッカーサーとの会見 も、 6年間の間に実に11回 あったんだね。
  まず、 1945年9月27日に天皇がマッカーサーを初めて訪問 したときの内容だね。

A氏 天皇 は「 戦争の責任はすべて私にあり、一身はどうなってもいい。
  私の運命は貴下の判断にまかせる
」というようなことを言ったということだね。

:実はこれは「 マッカーサー回想録 」に書いてあるものを新聞などが引用したものだという。
   この回想録は 歴史的な事実と照らし合わせると間違いが多く、 それを 1964年 に「文藝春秋」編集部で指摘しているという。
  だから、著者は、「 回顧録 」で、 漏れている重要な天皇発言があることを仮定 する。
  それは「 戦争は天皇の意思に反して、東条が開始した 」という「 東条発言 」だ。

A氏 :どこから、そういう 仮説 が出てくるのかね。

:敗戦後、 天皇の戦争責任を追及 する海外の声は大きく、天皇が何らかのメッセージを出す必要があり、 9月27日のマッカーサーとの会見の2日前 に、「 ニューヨーク・タイムズ」特派員の クルックホーン との会見がセット される。
  これは、あらかじめ出された質問に対する 文書回答 によるものだった。
9月25日付 けの「 ニューヨーク・タイムズ 」の 一面トップ に掲載されたクルックホーンの記事に「 ヒロヒト、インタビューで奇襲の責任を東条におしつける 」という大見出しがついていたという。
  また、 マッカーサーの政治顧問 ジョージ・アチソン が、当日、 マッカーサー本人 が彼に語ったとされる「 東条が私をだました 」という 天皇発言のメモ もあるという。

A氏 :では、何故、「 マッカーサー回顧録 」には「 すべての責任は私にある 」となっていて「 東条発言 」はなかったのかね。

クルックホーン の記事が日本国内紙に掲載されるのを 内務省 は抑えた。
  日本国民は 天皇自身が東条を非難 したと考えたら、 大きな騒動 になるかもしれないことを危惧したという。
  この頃の マッカーサーとの会見内容の報道 は、当時は GHQの検閲 があるから、 政治的な配慮 がされている。
   要するに、マッカーサーは、 占領政策を問題なく行うためには、天皇の利用が必要 だったので、 天皇の責任追及をできるだけ免れるようなキャンペーン をする。
  そのためには、 東条が開戦を天皇におしつけたという説明 が分かりやすいね。
  これが マッカーサー 東京裁判対策の「表舞台 」だね。

  「 裏舞台 」は逆で、 東京裁判のキーナン検事 はマッカーサーから天皇が
、「 責任は全部自分にあるから私だけ処罰してくれと言った 」と言われ、それでは裁判は成立しないから、 天皇を無罪にしたい として、 東京裁判で証人となった 田中隆吉元 陸軍少将 に言ったという。
田中 は、 天皇の全責任ということに感激 して、 天皇無罪 のために証言することを誓ったという。

A氏 マッカーサー との会見における「 天皇発言 」は 政治的な道具 として使い分けられたんだね。

私: この 第1回の天皇・マッカーサー会談の通訳 をしていた 奥村勝蔵 氏の「 手記 」が 1975年 に出る。

 明日はその話からいこう。






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Last updated  2008.10.29 21:52:53
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