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Ryu-chan6708

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2010.04.01
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名ばかり大学生

秋田県 文科省の学力テスト 小学校が1位。
著者は、その原因を 教師側が 落ちこぼれ解決 に焦点をあてたことを指摘 している。
福井県 も同様だ。
  問題は、その 秋田県や福井県では大学入試では24位 だということだ。

A氏 :秋田や福井の子供たちが小学校、中学校で培った高い学力は、 高校生になると、急速にしぼむ んだね。

:秋田の成功は 義務教育における成功 だね。

A氏 :高校になると、勉強をしなくなるのかね。

2008年度の高校生の学力をセンター試験の成績 で見ると、 福井は24位、秋田は35位 だ。
  このランキングでは 上位は大都市 、あるいは 大都市への接続のよい都道府県だ。
これらの都道府県は、 小、 中学校の学力テストが悪くても、大学入試になると台頭 してくる。
  興味深いのは、 奈良 大阪 京都 和歌山 兵庫 滋賀 の6つが ベストテン に入っていることだね。

A氏 :近畿は強いというわけか。
  なぜだろう。

私: 著者は、近畿に住んでさえいれば、 そこそこのレベルの私立大学が豊富 にあることをあげているね。
   それが高校になっても 勉強継続の動機 となり得る。
   逆に 地方の高校生 となると、国立大学を諦めた途端に、東京の私大に行くのは金はかかるので選択肢がせばまる。
  地元の私大は勉強しないでも受かる。
勉強意欲は低下する。

A氏 :それに東京では、すでに 私立の小、中学校が親の資金で大学入試の受験勉強を開始 しているね。
  学力向上は地方の高校生には無理なのかね。

:しかし、著者は、難しい大学入試を切り抜けても、かならずしも、 大学に入ってからの成績がよいとは限らない としている。
  むしろ、 大学の初期の教育が重要 だとしているね。
  「 分数ができない大学生 」という本が出て、大学生の学力低下を指摘して問題が大きく扱われたね。
  この中で、 東大教養学部から工学部に進学してくる学生 に同じ数学のテストを1981年、1983年、1990年、1994年の4回、してきたが、 次第に正解率が低下 してきていると、 数学の学力低下を告発 しているという。

A氏 :しかし、難しい試験を通った学生ではないの?

:この学力低下は、各学部に分岐したときの問題だから、すでに 東大では2年間の教育を受けた後 だね。
  著者は、この 工学部の学力低下問題 は、明らかに 東大の初期教育の失敗を露呈 しているという。
  特にこの4回で最低だった 1994年の工学部に進学した学生 は、1992年に東大に合格した学生が対象になるが、この年は最も子供が多い世代で、 最大の難関を突破してきた学生 だ。
  したがって、 1994年の東大3年生 は、 受験エリートの体現者 だが、このエリート学生たちが、 大学入試後、すさまじい勢いで勉強をやめている ことになる。

A氏 :「 ゆとり教育 」のせいではないね。
  難関を突破して目的を果たしたとき、 急に勉強する動機を反動で失った のかね。

私: は、私立中学や難関大学に入ることには機能するが 大学の学びにはたいして貢献しない。
東大の入学式
では、 3200人の入学生 にたいして 6500人の家族 がついてきているという。
子供の自立も大学入学後の生き方 もまったくお構いなしに、とにかく18歳の1月、2月に向けて、 親は子供に必死に密着する。
できる学生は親子密着。
  下位の私立大学は学生として何も得なくても卒業可能。
一発勝負の試験重視の日本型教育システムの姿 だね。

  問題は「 ゆとり教育 」でなく大学側にあると著者は言う。

  明日は、大学側の新しい試みについてもふれよう。






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Last updated  2010.04.01 08:27:19
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